柔道の小学生全国大会が廃止されることが話題になってますね。


我が家は柔道ではないけれど、

娘が競技として水泳をしています。


全国大会にも出場しました。

決まった時は、親子で喜んだし、

試合当日も楽しかった〜音譜と、嬉しそうでした。


なので、もし水泳の全国大会がなくなったら…

と考えると、

全国出場は子どもたちの夢

それを奪っていいのか?

と思います。



ですが…、

その一方で…、

かわいそうだな

と感じる子どもがいるのも事実。


先日の試合で、

全国大会に行けなかった娘の友達。

同じく、行けなかった娘に、

「今日はママに口聞いてもらえないな〜。」

と言ったそうで…滝汗


我が家はどんなタイムでも、

絶対に怒らない、責めない、

とにかく笑顔で「お疲れ様。」と言うことに決めています。


だから、娘はビックリして、

「◯◯ちゃんのママ、

怖いんだね。」

と、返してしまったそうです。


すると、

うん。絶対怒られる。

でも、△△ちゃんのところは、

目標タイム切れなかったら、

試合の後、特訓に連れていかれるんだって。」

と、さらにビックリする返答がありました。


△△ちゃんは、同じクラブではないけど、

系列校で、全国大会常連の子。

全国大会でも、決勝に残れるくらいの実力があります。


すごいな〜、羨ましいな〜と思っていたけど、

試合の後に特訓するほど、

スパルタだったんだびっくり

と思ったし、そこまでしないと、

やっぱり全国では戦えないんだなぁと思いました。



我が家が絶対に怒らない、責めないことに決めたのは、娘のある一言からなんです。


「水泳辞めたい。

だって、水泳やってるから

怒られるんだもん…。」


小学2年生の時でした。

ちょうど娘が学校の登校しぶりをしていた時期です。


体力に難ありの娘は、練習についていけないことが多くて、見ているとついついイライラしてしまう私。

しかも、頑張ってるけど、ついていけないというより、

手を抜いているように見えるんです。

なので、帰りの車の中で、「もっと頑張れるでしょ。」と言ってしまった時のことでした。


学校のみんなが遊んでいる中、

自分は毎日練習に通っている。

それだけで頑張ってると思う。

だけど、コーチに怒られ、ママにも怒られて…。

水泳を辞めたら、怒られずに済むのかな…。

そう言ったのです。


ハッとさせられました。


元々娘は負けず嫌いではないので、

泳ぐことは大好きだけど、

1番になりたい!とか、

◯◯ちゃんより速くなりたい!とか、

そういうのが全くない子ショック


そんな娘からしたら、

ただでさえ、遊ぶ時間を犠牲にしてるのに、

どうしてこんな苦しい思いをしないといけないの?

なぜもっと、もっと、とコーチや親に怒られるの?

私はただ好きな水泳をしたいだけなのに。

と思ってしまうのでしょう。


もちろん、もっと速くなりたいという

向上心はあるし、

全国大会も目指してるけど…

自分なりに頑張って

全国出れたらいいなラブラブ

くらいな気持ちなんです。



コロナ前は試合会場で、

親に怒られて泣いてる子をよく見たし、

うちのクラブにも、

「こんなタイム出すなら、

辞めてしまえ!!」

と怒鳴られてる子がいます。


楽しいだけじゃ速くは(強くは)なれない。

どのスポーツもそうでしょう。

才能があればあるほど、

親やコーチは期待するし、

より高い目標に向かって努力させると思います。


ですが、

怒られたくないから頑張る。


子どもが頑張る理由が、こんなことだとしたら、

それは悲しいなぁと思うのです。


怒られたくないから頑張って、

そうして掴んだ全国大会出場は

本当に子どもの夢

なのか…。


もちろん、子ども自身が全国出場を目標にして、

サポートに徹してる親御さんも

たくさん知っています。

むしろ、そっちの方が多いです。


ただ、少数でも、そういった辛い状況でスポーツをしているお子さんがいることを思うと、

こういった決断がなされるのも

致し方ないのかなぁと。


普通に、楽しく頑張って、

全国大会で力試し音譜と思ってる

子どもたちにとっては、迷惑な話ですがね汗


娘は水泳が大好き。練習は嫌いだけど。

だから、大好きな水泳を長く続けられるよう、

「楽しい」っていう気持ちが

なくならないように、

サポートしていきたいと思います。