妊娠中を健康に過ごすための

栄養について

助産院の院長さんが書かれた本です。

 

【妊娠中は肉を食べなさい!】 

           椎野まりこ








 

私自身トラブルなく

元気な妊婦で

いられるのも

栄養のおかげが

大きいと思います。

 

 

 

 

糖質過多と鉄タンパク質欠乏症

 

多くの妊婦さんが

糖質過多で鉄分・タンパク質不足です。

 

妊婦さんだけでなく

日本女性の多くが慢性的に貧血で、

世界では女性の鉄分不足対策に

乗り出す国も増えているそうです。

 

多くの妊婦さんが

「貧血」と気づかないまま

妊娠期を過ごしている可能性があります。

 

 

 

 

鉄不足になると

 

妊娠するとお腹の赤ちゃんに

必要な血液を送り届け

出産の出血でも血を失います。

赤ちゃんのおっぱいも、原料は血液。

 

鉄分が不足すると

酸素を運ぶ働きを持つヘモグロビンが

作られなくなり、貧血を起こします。

元から貧血の妊婦さんは

更に鉄分不足に陥る可能性があります。

 

 

 

 

タンパク質不足になると

 

タンパク質は肌や髪の毛、爪、臓器、

筋肉、血管、血液、ホルモンや酵素、

免疫物質を作り出すだけでなく、

エネルギー源の一つでもあります。

 

赤ちゃんを作る大事な栄養素の一つ。

妊娠中は鉄分と同じように必要量が

アップしますが、不足していると

髪が抜けやすくなったり、

爪がもろくなったりもします。

 

 

 

 

高タンパク妊婦さんの妊娠中・出産

 

栄養がしっかりと摂れているため

以下のような効果があるようです。

 

・低体温の改善

・貧血の改善

・順調な体重増加

・腰痛予防

・良い陣痛が起きる

・安産

 

 

 

 

高タンパク妊婦さんの産後

 

また、産後にも良い効果が。

 

・会陰の傷の治りが早い

・母乳がよく出て、乳腺炎になりづらい

・産後うつになりづらい

・体力があって動ける

・赤ちゃんの体調がいい

・赤ちゃんの夜泣きが少ない

・赤ちゃんが落ち着いている

 

これらも、栄養がたりているからの

ようです。

 

 

 

 

産後うつの予防にもなる

 

栄養をしっかり摂ることが

産後うつを防ぐということは

臨床でも解明されているそうです。

 

マタニティブルーも防げるようで

気持ちが前向きになったり

家事や仕事の集中力が増したり

嬉しい相乗効果も期待できるようです。

 

私自身も大きな精神的ダメージを

感じることなく、臨月まで

安定したメンタルで過ごせました。

 

 

 

太りやすくなるんじゃ…?

 

お肉ばかり食べると

高カロリーなんじゃないかと思うけれど

パンやパスタに比べたら

栄養はあるし太りにくいようです。

ご飯やパンは栄養の多くが糖質で

血液を作るために必要な栄養が

ほとんど入っていません。

そのために、栄養がもっと欲しくて

たくさん食べる=太る、ことに

繋がってしまう恐れもあるようなので

栄養をきちんと摂ることが

大事とのこと。

 

 

 

 

読んでみて…

 

私はこの本を読んで参考にしたおかげで

貧血の数値が改善し、

病院の鉄剤が処方されなくなりました。

体力や筋力も落ちず

大きなトラブルやメンタルの不調もなく

今のところ元気な妊婦生活です。

栄養についての知識も増えました。

タイトルには「肉」とありますが

魚や野菜を使ったレシピもたくさん

載っているのでオススメしいます。

読んでよかった一冊です。