僕を変える手始めの1冊 ■書評■ 『世界一わかりやすい4コマビジネス書ガイド』 | 知磨き倶楽部 ~ビジネス書で「知」のトレーニングを!~

僕を変える手始めの1冊 ■書評■ 『世界一わかりやすい4コマビジネス書ガイド』


数多ある書評ブログの中でもひときわ特異な魅力を放つブログの一つである「女子勉」。
ビジネス書の力で女性を元気にする!をコンセプトに、普段ビジネス書をあまり読まない女性をターゲットにしているのだが、最大の特徴はビジネス書のエッセンスを「4コマ漫画」で伝えてくれるという点だ。
分かりやすさが際立つその書評には、ターゲットとは異なる僕らのような層にも絶大な人気を誇っているし、同じ書評ブロガーとしては「差別化」のよいお手本として学ばせていただくべき書評ブロガーでもある。
※そのあたり、昨年の7月頃に学ばせていただいた機会があったはずなんだけどね……活かせてないよねorz

さて、本書はそんな女子勉の管理人である勉子さんが、厳選した50冊のビジネス書のエッセンスを、女子勉と同じく4コマ漫画を主軸にしてまとめた一冊。
厳選50冊の掲載されたもくじは女子勉さんのところで確認して欲しいが、僕は50冊中19冊が既読で、そのうちの12冊については当ブログで書評を掲載している。
冒頭で紹介されている「女子勉流」付箋読書術を読んでも「それほど大きく違わないなあ」という内容なのに(もちろん、読んだ内容を絵でまとめる、というのは大きく違っているけれど)、今ここに存在する大きな差とは一体何なのか!?
僕にとって(そして多くのビジネス書読書家にとって)その疑問を解き明かすという視点で本書を読み解いていくのがいいだろう。

というわけで、自分の書評記事を簡単に振り返りながら考えてみたい。


1. チーズはどこへ消えた?

勉子さんの書評記事: 【書評】一瞬で読める、一生役立つ本 (2008年9月4日)
当ブログの書評記事: 【書評】チーズはどこへ消えた? (2009年11月26日)

この頃、まだ女子勉さんは4コマではなくマインドマップスタイルだったんだなあ…というのは置いておいて(4コマは本書で読もう)。

響いたポイントは大きく違っていないように思われるが、勉子さんは同書の教訓を活かして、「興味のある仕事の本を買う、気になるセミナーに参加する、ブログを始めるなど、自分にできる小さなことからちょっとずつ変えていきました(p.33)」と明確に意識して行動に移している。
僕はどうだったかな…と振り返ると、変化の大切さを学んだだけで、具体的なアクションを起こした記憶がないのはやはり問題だ。


2. 自己プロデュース力

勉子さんの書評記事: 【DVD】島田紳助に学ぶ超成功哲学!- 紳竜の研究
当ブログの書評記事: 【書評】自己プロデュース力 (2009年9月14日)

勉子さんの方は本書の元ネタ講義のDVD(これが注目されて本書も注目された)の記事で。
忠実に「X+Yの法則」を実行し、ブログを人気ブログに育て上げていった勉子さんに比べ、本書でも、そして勉子さん自身からも教わりながら、いまだにこの法則を活かせていない自分に気がつくことに。
そうか、あれからもう1年以上が経つのか…(遠い目)


3. 考具

勉子さんの書評記事: 【書評】アイデアを生み出す道具、持ってますか?ー考具
当ブログの書評記事: 【書評】考具 (2009年8月3日)

勉子さんは「今ではアイデアに詰まったら、「考具」のなかの道具を片っ端から試すことにしています。(p.77)」と、正しく考具箱として本書を活用しているようだ。
学校の勉強じゃないんだから、全部覚えておく必要はなくて、アイデアに詰まったときに活用できるように常備しておくことが正解だろう。
そういう意味では、僕も会社の机に常備して、読んだ直後は色々試してみたものの、いつの間にか以前の習慣に戻ってしまい、本書を手にすることもなくなっていた。
オズボーンのチェックリストもどこかにいってしまって見つからない。
カラーバスなど覚えているものもあるので何も身についていないわけじゃないけれど、せっかく読んだ本を活用しきれずに、何度も同じような本を読む羽目に陥っていることは間違いないなと。


4. 減らす技術

勉子さんの書評記事: 【書評】減らすと人生はうまく行く!- 減らす技術 (2009年8月19日)
当ブログの書評記事: 【書評】減らす技術 (2009年8月21日)

勉子さんは「読了後、さっそく自分の本質に迫ることを紙に書き出してみました。そして、時間がとられている割には、本質とは遠いものを、減らすことにしたのです。たとえば、いくつか会員になっていたSNSのサービスを、続けるものとやめるものに分けました。それまで10分ごとに行っていたメーラーの自動チェック機能をやめ、メールチェック回数を減らしました。(p.124)」と、読了して即実践の流れが出来上がっていることがうかがえる。
僕は何を減らしたっけ…? と記録していないことがそもそも大きな問題であることにはたと気がつく羽目に(汗)
減らすどころか、まずは記録することを増やさないといけないんじゃ……


5. 奇跡のリンゴ

勉子さんの書評記事: 【書評】勉子号泣! 奇跡を成し遂げた男の壮絶人生 (2009年7月5日)
当ブログの書評記事: 【書評】奇跡のリンゴ (2009年7月20日)

本書はそもそも勉子さんの記事を読んだことがきっかけで読んだ本なのだが、「この本を読んでから、怖くても小さな「挑戦」をくり返すようになりました。(p.141)」と勉子さんが活用されている一方で、僕はただ感動して終わりという……。
感動の中からも自らの糧を見出す読み方を心がけないと娯楽小説を読むのと変わらなくなってしまうわけで。
周りの人まで巻き込んで取り組みたいほどの自分の夢って何だろう…と思うようにはなったけど。


こうしてざっと見ただけでも、(書いていて多少辛くなる部分もあったが)僕はアクションへの結びつけが弱いんだよなあ…ということを認めざるを得ない。
もちろん、僕自身の行動に変化を与えた本が紹介されていなかったということはあるにせよ、自分が「思っただけ、感じただけ」だった本からアクションを起こし、変化を起こしている人を目にすることは非常に良い刺激となった。

本書を読んだ僕のアクションは「「自分を変えた本」という視点での記録をしてみよう」というものに設定する。
今後のために(って、そんなことを聞かれるようなレベルになりたい!という願望があるということも併せて浮き彫りになったわけだが)、そうした視点での記録を始めてみようと思う。
ツールはもちろん、今が旬(?)のEVERNOTEとモレスキンを活用して。

ビジネス書をあまり読んだことのない人は、もちろんそもそもの女子勉のターゲットに該当する方なので、本書でエッセンスを吸収しつつ、興味をもった本を実際に手にとってみるという、ブックガイドとして活用していただきたい。
(その他の本についても女子勉を読んでみることをお薦めしておく)
そうではない、例えば僕のようにある程度はビジネス書を読んでいると自認しているような人は、自分自身の読み方と比較し、ビジネス書の読み方・活かし方を再考するための刺激として活用されるといいだろう。
僕にとっては「自分を変える1冊」としての最初の記録になりそうだ!


■ 関連リンク

著者ブログ: 女子勉
著者Twitter: @joshiben_ko


■ 基礎データ

著者: 山田玲子
出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン 2010年9月
ページ数:248頁
紹介文:
ベストセラーの読みどころが一瞬でわかる!
2009年アルファブロガー・アワードノミネート!
「女子勉」の4コマ読書ノートが本になりました!

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