芸能関係、そして音楽業界のトップ層までがつぶやいてしまった、と言うより嘆きにちかいものであった。



『今はよほどの天才か特徴がある以外、本格派アーティストを出すタイミングではない…』



『モノマネはブームのうち最初は食いついてもドンドン淘汰され、本物だけが残りますが、マネではなく質の高いオリジナリティーのあるユニットを手がけ基盤を作り上げて下さい。そしていつか本格派をヤリましょう』…と。



『本格派でも意欲と気構えが本気なら投資チャレンジはいつでもします』と回答したら笑われてしまった。



確かに今、手がけているユニットはキー局でのテレビ番組タイアップを全曲入れ込んでいるし、次回発売の曲は他局のタイアップも入り、関係者の支援もトップクラスだ。



関係者がついてくれるのは、まずは『支援をしたい』と思わせる本人たちの努力と意気込みありきで、クオリティーを高め、そしてライブやイベントで少しずつでも結果を残すことからはじまる。



どんなにいいモノでも結果がともなわなければ『なかなかいいのにねぇ』と言われるだけで終わりになる。



結果を出せば関係者は振り向いてくれる。



趣味や遊びではないからビジネスとしての可能性がなければ見向きもされない厳しい世界だ。




今、様々な関係者上層部が入ったユニット…。



『虚構から虚像を描かせ、そして真実にする』。



最初は創りあげたような話しでイメージをわかせ、相手の頭の中に素晴らしいユニットを思わせることからはじめる。




結果を出していれば実際に見ていただいた時に恥ずかしくなるような事はなく、支援体制を確定的なものにできる。




逆に結果を出していないのに無理矢理、関係者に見せた場合は、購入してみたら予想外に作業が大変で使い物にならず物置にいってしまうことが多い三流の通販にちかくなり、二度と購買意欲をかきたてることはない。




今や虚像が大きくなり過ぎた印象があるが、もうすぐその結果が出る。



大事なのは結果が出た後にさらなる努力をどれだけ出来るかで次の階段をのぼるチャンスが与えられるのだから、仮に良い結果が出たならば今まで以上に自分に厳しくやっていってほしいものだ。



一度、言い訳や甘えで逃げたら未来への道は狭まり、他の道筋をさがしたところで、ランクダウンしていき夢は振り返ってくれることない。



強がったところで他人は同情してなぐさめの言葉をかけてくれたにせよ、自分の心や記憶はごまかせないのだから…。