吹けの悪いスーパーカブ90のキャブレター再調整です.
アクセルを急に開けた時にエンジンが止まってしまう症状はなくなりましたが,アクセルを開けた時に「モゥモゥモゥモゥ」となり,回転数が上がりません.ぼこつきです.「燃料が濃い」ことが原因です.
メインジェットを交換したかったのですが,交換のしかたがわからず換えられずにいましたが,調べてみるとジェットニードルホルダーに組み込まれていることがわかりました.一体化していたのでわかりませんでした.
ついでなので,交換できる部品はすべて交換しました.
交換した部品は以下の通りです.
メインジェット
パイロットジェット
フロート
フロートバルブ
ニードルジェット
パイロットスクリュー
エアスクリュー
パッキン類
交換しなかった部品は以下の通りです.
ジェットニードル(径が太く,ジェットブロックの穴に入らない)
ジェットニードルホルダー(セット品になかった)
すべてを組み直してエンジン始動です.
2サイクルエンジンのようにパンパンと音がし,黒煙を出しています.
アイドリング,エアスクリューを回しても変化がありません.
あらー.
良くなるどころか悪くなる一方なので,メインジェット,パイロットジェット以外の部品は元の純正品に戻しました.
すべてを組み直してエンジン始動です.何度分解,組み直しをしたのか覚えていません.
エンジンは普通にかかりましたが,いまいちです.
ジェットニードルのクリップ位置が5段階のいちばん上だったので,1段下げてみました.
はい,直った!
アイドリング,吹け上がり,アクセルガバッも問題ありません.
路上を走らせてみてクリップ位置を調整し,下から2番目が最良でした.
途中部品を交換したので一貫性はありませんが,症状と原因とその対策を正く行わないと,私のように無限調整ループに陥ります.
その前に息つきやぼこつきなどの症状がわからないので,作業する前にの予習は大事です.今回はうまくいきましたが,もっと勉強して作業に臨みたいと思います.
これでスーパーカブの整備はおしまいです.
次回はジールの燃料タンクのコーティングです.