鍼灸院に腱鞘炎でお困りの方が来られることは結構あります。赤ちゃんの授乳によってなったり、美容師さんはお客さんの洗髪やカットで痛めたり、パソコン作業や作業現場、ゴルフや釣りでなど、様々な原因があります。
原因によってアプローチする場所が違ったりしますが、基本的には痛めている箇所に関係するポイントを鍼灸による消炎作用を使って炎症を軽減するとともに、筋肉の拘縮を取って血流を改善します。
もし今痛いという人は、少しだけ痛みが軽減できるかもしれいので、少しストレッチの方法をお教えします。
まず手のひらの筋肉が固まっていないか確認してください。確認する場所は、親指の付け根の膨らんでいる母指球といわれるところと、反対の小指の付け根にあたる膨らみの小指球という2か所です。もしそこが硬い場合には、その2か所が緩まることで少し指や手首の可動がしやすくなります。
緩める場合には、手のひらを軽く開いて、リラックスした状態にしてください。
母指球が緊張している場合は、親指と人差し指の間の水かきあたりにある筋肉が固まっていると思います。ここを反対の指で軽くつまむようにしながら、少し伸ばすように引っ張ります。
この時の注意点は、①強くつままないこと②強くぴっぱらないこと です。
軽く引っ張ったままじっと待っていると、少しずつ筋肉が緩まってきます。最初に触った時よりも硬さが取れたら終了にしてください。
小指側を緩める場合には、小指の付け根のふくらみの終わりのあたりのポイントをつまむようにして、親指の時と同じような力加減で外側に引っ張ります。この時も親指側に書いてある注意点を守ってください。
この2か所をまず試してみて、指の動きが楽になったり、痛みが和らいだら、続けてみてください。
ただ炎症が起こっている部位の負荷を減らすことも大事ですので、負荷をかけている作業を減らすか、サポーターを使って負荷を減らすことも大切です。
もしこれだけで楽にならない場合には、ほかのポイントの緊張や他の原因がありますので、整形や鍼灸院など専門の施設に相談してみてください。
