気圧の変化によっておこる体調不良でめまいや頭痛について記事に書いたりしていますが、関節痛も気圧の変化によって影響を受けることがあります。
秋は移動性高気圧と低気圧の影響で、気圧の変化が激しく、それに伴って関節痛などを訴える人も増えたりします。
特に関節が腫れるなどの人は、東洋医学では『水滞(すいたい)』といって、余分な水の停滞が関節で起こっている状態になっていると考えます。
このようなケースで使用される漢方薬には水を捌く利水効果のある生薬が配合されていますが、鍼灸では『肺』の働きを良くして利水効果をだし、水の停滞を除いていくように施術していきます。上手に施術をすると、来た時よりも関節の腫れが引いているのが分かるほどに変化します。
ただ関節の痛みは、骨の変形や感染、免疫疾患なども影響している場合がありますので、まずはしっかりと病院で診察を受けてから、他の選択肢を合わせて考えるようにしましょう。
