バレーボール 女子
ロンドンオリンピック最終予選
日本×セルビア
2012.5.27
東京体育館
日本のローテーションは
木村(レフト)、平井(センター)、新鍋(セッター対角)、江畑(レフト)、荒木(センター)、竹下(セッター)、リベロ=佐野
第1セット
セルビアのサーブから
ロングラリー、新鍋のレフトオープンがブロックされ
次はキャッチからの新鍋レフトがブロックされるというスタート
荒木のセンターからライトへのブロード、よく決まってました
セルビアは、たてのBを多用していて、
日本はこれをブロック出来てなかったです
新鍋のレフト
荒木のセンターからライトへのブロード
木村には、苦しいときにトスが上がることが多いため、
万全の体勢で打てないことがけっこうあったんですが
それにしても、決まってなかった、ほとんどレシーブされてました。
横浜での世界卓球では、早稲田大学応援部OBが観客の応援をリードしていて
・ため息禁止
「ひとりの方のため息は小さいのですが、大勢の方がため息をすると、大きな音になって選手に聞こえてしまいます。ミスしたときなどは、ため息をつかず『ドンマイ!』とか、選手を励ます声を掛けましょう
これは、卓球観戦のマナーなんで、世界卓球のときだけではないんですが、
・対戦相手がサーブミスしたときは、拍手はやめましょう
ラリーで日本がミスすると「あぁ~・・・」
セルビアがサーブミスすると「わぁ~!」
第1セットから、木村がサーブで狙われてました
メモを見直すと、サオリンが決めたと書いてあるのは10点め(フェイント)と
21点めのアングル(これはgood!)のみ
それでも、17-15から
2枚代えで入った中道のサービスエースで18-15となり
セルビアがタイムアウト
セルビアのミスが続いて、20-15
セルビア、2度めのタイムアウト
竹下のサービスエースで22-16
江畑のブロックアウトで24-18とセットポイント
平井に代えて、ピンチサーバー、狩野のサービスエースで
25-18
日本のサーブレ陣形、木村が前衛レフトのとき
左から木村、佐野、新鍋
江畑は右奥にいるけど、サーブレ陣形に入ってる感じではない
前衛センターの荒木も、強いて言えば、ネットインサーブには反応するぞって感じ
第2セットも、引き続き、サーブは木村狙いで、段々とサーブレが乱れてることが増えて行ったように感じます
佐野の好レシーブから新鍋はよかったです(4点目)
荒木のブロードはこのセットも決まってました
ただ、中盤で5点差が付いて、その差が埋められず
20-24とセットポイントを握られてから、新鍋のレフト・ストレートが決まり、
サイドアウトすると、この場面で新鍋に代わって迫田が入りましたが
木村のサーブが1発でサイドアウトを切られ
21-25
この新鍋から迫田に、21-24になってから代えた意図が不明
岩坂は1度、試合の最後にちょこっと入ったのみ
狩野も、ピンチサーバーだけ
木村沙織は、苦しい体勢でのスパイクがたしかに多かった
ということを差し引いても、思い切りのある攻撃が少なかったです
サーブで狙われ続け、やや攻撃の積極性も折れたような
運命の第3セット
6-5から荒木のブロードでサイドアウトすると
江畑のサーブで
・荒木、1枚ブロックで止めた!
8-5でテクニカルタイムアウト
・佐野の好レシーブがあり、ラリーでセルビアがスパイクミス
・ノータッチエース
10-5
セルビア、タイムアウト
・サービスエース
11-5
次の荒木のサーブでも連続得点
16-6と、大量リードで2度めのテクニカルタイムアウト
このセットの終盤はサーブの狙いを木村から新鍋に変えてきました
24-16
セットポイントから、竹下のサーブミスでサイドアウトすると、
新鍋のラリーでのミスと、ラリーでブロックにつかまり
24-19
日本タイムアウト
キャッチから新鍋がレフトから決めて
25-19
この時点でオリンピック出場決定
しかし、勢いには乗れず
荒木のブロックや新鍋のネットイン・サービスエースなどで
8-7と1点リードで最初のテクニカルタイムアウト
相変わらず、セルビアのたてBに対応出来ず
中盤は、佐野がサーブレすることが何本かありました
しかし、19-17とリードした終盤、
木村からノータッチエース
19-18
日本、タイムアウト
木村と佐野がお見合いというか、ふたりして見送ったサーブがノータッチエース
木村、ブロックにつかまる
木村、キャッチからのプッシュがアウト
19-21
日本タイムアウト
木村キャッチから荒木がブロードでサイドアウト
20-21
荒木のサーブがネット
20-22
1本でサイドアウトしましたが
竹下のサーブがオーバーで
21-23
竹下、サーブミスがこの試合、5本
ちょっと信じられない
木村キャッチ、ライトからの攻撃決まらず
21-24
サルビア、ネットイン・ノータッチエース
21-25
フルセットに
3-3から、ラリーや荒木ばブロックにつかまるなど、
3-6
このセット、
1-1から木村のサーブがオーバー
4-6から新鍋のサーブがオーバー
6-10からピンチサーバー中道のサーブがオーバー
8-10と追い上げ、セルビアがタイムアウトをとった直後の
竹下のサーブがオーバー
15点制のラリーポイントで4本サーブミスってのは、
ちょっと考えれれない状況です
このセットも、9-14と
マッチポイントを握られ、5点差が付いた状況で新鍋に代えて岩坂をピンチサーバー
この交代も、タイミングに疑問
序盤の4連続失点に続き
竹下のサーブがオーバーして8-11となると
新鍋がブロックにつかまり、8-12
2本続けてサーブレが乱れて、有効な攻撃が出来ずに
8-14
4連続失点で一気にマッチポイントを握られてしまいました
セルビアのサーブがネットで
9-14
で、岩坂がこの試合、初めてピンチサーバーとして入ってきましたが
1発で切られ、9-15
いろんな記事にも出ていましたが、
ロンドンで「金メダルを狙う」のであれば、
この敗戦は、相当、反省しなきゃいけない
それを一番分かっているのは、真鍋監督をはじめとするスタッフ、
そしてなんといっても、選手の皆さんでしょう
吉田沙保里でも、負けることがある
それだけ研究されているってことで
サオリンがサーブで狙われ続けるのは、
ロンドンでも間違いないでしょう
バレーボールは野球と同様、守備も打撃(攻撃)も出来なきゃいけない
イチローのように
ネットの記事で、真鍋監督の談話として「木村はどんな状況になっても、代えるつもりはなかった」。それだけ、木村沙織の代わりが出来る選手がいない(守れて、攻撃が出来る選手)ということだ、という記事。
少なくとも、ロンドンが決まった後の第4セットなら、木村が苦しんでる場面で、迫田と代えてもよかったんじゃないかと、思いました。攻撃面では荒木がガンバってたけど、守備を含めたトータルで観ると、ちょっと木村沙織選手への負担が大き過ぎ。どんな体勢からでも思い切りよいスパイクを打ちこむ、絶好調のサオリンがロンドンでは観られますように。
ガモアとかキム・ヨンギョンって、サーブで狙われ続けてたんだっけ?
ガンバレ、ニッポン!