『人間失格』を書いた太宰治の生誕百年のころにテレビで観たのですが、太宰の日常生活は小説の内容とはほど遠い、幸せに満ち溢れた時間を過ごしていたようです。

所謂「文士の生活」で、朝目覚めてからは原稿執筆に専念、お昼は奥さんの作ったおにぎりを食べ、仕事は3時で終了、あとの時間は近所を散歩したりバーで酒を飲んだりと自由な時間を過ごすというものでありました。

長年9時5時の言わば「籠の鳥」で過ごしてきたawakinは、それを聞いて羨ましくていけんかったですが、仕事を辞めたうえに怪我をして思うように動けなくなった今は、24時間何をしてもよいという環境だけはかつての文士と同じになりました。

朝起きてからすぐＰＣの前に座ってブログを書き、お昼は家内殿の作ってくれたオムライスを食べる。あとの時間は読書と昼寝で好きに過ごすというふうに、生活パターンは似ていても、左程満足いかないのはやはり文才がないせいでしょうか。

やりたいことや書きたいことはいっぱいあっても、上手く書けなかったり出来なかったりです。なので、今日はきのう久しぶりに地御前海岸で撮影した虎の子のクロツラヘラサギ、連投で恐縮ですが数葉載せてみたいと思います。

ワンチャンスでしたが、運よく目の前に舞い降りてくれました。

とは言っても調子に乗ると、怪我が悪化して自由が遠のくといけないので、今年最後の撮影行になるでしょうか。

来年のことはわかりませんが、怪我の具合がよければ県北の1時間ちょっとで行けるダム湖に飛来しているオオワシに逢ってみたいものです。

出来れば雪降る中をスローシャッターで狙いたいなどと夢が膨らみますが、取り合えずは膝を治すのが先決です。

もうしばらく辛抱辛抱といったところでしょうか。