ここ数日広島市内の不快指数は極致の水準まで高まっているように感じます。

 

気温は高止まりのうえ、南寄りの生暖かい風が昼夜を問わず吹き続けているのです。

 

これは遥か南方にある颱風のせいかもしれませんが、陸風も海風も凪もなく、季節の風物も感じられず、蒸し暑いばかりの地獄の一丁目みたいだと思ってしまいます。

 

このところの気温は終日29℃~36℃の間をウロウロするばかり、これでは自宅にいてもクーラーを四六時中つけっぱなしにせざるを得ず、電気代値上げを目論む電力会社が原発推進の道具に使うのが目に見えておりますが、福島原発事故の被害者への処遇や事故を起こした当事者が誰も責任をとっていない現状を見てしまうと、やはり平和利用であっても核など利用すべきでないと思うところです。

 

不快な広島市内で部屋に閉じこもっていると、こんなつまらないことに意識が向かい心の中に澱が溜まってしまいそうですから、心身ともに解放したくて、「熱中症警戒アラート」下の昨日、約1か月ぶりに芸北へ足を向け秋を探してまいりました。

 

気温27℃の雲月山

 

コンビニで買ったお弁当でも、この空を眺めながら食べるといつもより美味しく感じます。

渡り途中の猛禽でも飛んでいないかときょろきょろしていると…。

 

飛行機発見!、カリッタエアのジャンボ(B747)でした。

 


秋花はまだ咲き始め、オミナエシにはブルービーがついていました。

 


マツムシソウにはアカタテハ?

 

しばらくぶりの芸北で、ハチクマやチゴハヤブサの渡りには少し早く、飛んでいるのはツバメの仲間が数種だけでした。

 

秋の花はまだ咲き始めでしたが、さまざまな蝶が周囲を飛び回っていて楽しめました。

 

ただ、一番逢いたかったシラヒゲソウは、かつて写真を撮ったことがある3か所を訪ねてみましたが、いずれの場所でも見つけることが出来ず、時期外れというよりはおそらく猪害のためでしょうが、心残りでありました。