手に入らないもの 手には要らないもの 気づけばいつも 同じところを回っている 手に入らないもの 手には要らないもの 気づけばいつも 同じものを回している

耳障りな声 肌触りを越え 欲しいものを手に入れ それでも足りない 欲しがる夢 強がる故 本当を見失う 混沌と意失う 言葉のリズム ほのかなイズム 意味を求めたら 意味さえなくなる 君さえ居なくなる 酒が進む 嫌気が蝕む 時計の針が進む 異形の愛が蝕む 白紙のカレンダー めくるめくる めくるめく

友人の妊娠 驚くフリをする返信 隠そうとして露わになる嫉妬心 そもそも違う道 当たり前への未知 一番最適な言葉に無知 みるみる変わっていく街 あっという間に失う価値 本当はそんなの欲しくない勝ち 失うより負ける方がマシ 負ければもう怖くないタチ 両手が空いている徒士 どこへでも行ける素地

雨が降る 傘が咲く 見下ろす 濡れる足元 滑る足元 交差する雨 交差する人 すれ違う人々 行き交う色々 落ち着く 夢ごごち 平常心 ぬるま湯 冷たい温もり 冷めた温もり 濡れる画面 指ではらう水滴 伸びて滲む文字 かき消す水跡 広がる水気 滲む視界 遠く 重く もう戻らない

泣いても 笑っても いいでしょ だってさ 何を出したっておあいこ 好きとか 嫌いとか いいでしょ だってさ 裏返せば同じ 嫌いを裏返して そのままそっくり 私にちょうだい 足しても 引いても いいでしょ だってさ 足りないくらいがちょうどいい アタリでも ハズレでも いいでしょ だってさ それでも日々は待っている 勝っても 負けても いいでしょ だってさ 手を出せば 繋がる

心の中は 顔に出る 目は 口ほどにものをいう 若さは 目の浮き方で 伝わって 軽さ 薄さ 繕う事が ダサさに拍車をかける 膜は薄くて透明 あたる光が 拍車をかける 見える中は 空洞 空っぽ これから何でも 入れられる 存在感 あるのかないのか 見えない 見栄ないなら見えるはず 

 

 

世話と支援 手を引っ張る事と背中を押す事 動く為の意志がどちらにあるか エゴや押し付け ありがた迷惑 人の人生 自分の人生 人生は目に見えない 確かに生きているはず 一分一秒 一日一年 区切っても見えない 形はあるのに 見えない 見てない 満たない 人生 

 

 

ひねくれても 素直 正直 真っ直ぐは 不自然 曲がらないけど 整わない 整備されていない 道は歩きごたえがある 痛みや苦労が 教えてくれる 進んだ証拠 存在する証拠

誰かを助けたい それ自体そもそもエゴ 誰かを助けたら 満たされるのは自分 自分の為に誰かを助け 救われる己なら 誰かの為ではなく 己の為 偽善は偽? 善は善 全部 見返りを待つのではなく それ自体そもそもエゴ ゴミ拾いするおじさんの 仕事を作るぽい捨てマンの 行為は善?全然 縁 えーん 泣くより先に 手が出る 足が出る 気持ちが出る というより 背中を押される その前に 動く 動く 動く やったもん勝ち

確かめる 確かなもの を欲しがる 不安を取り除く 不満を取り除く 意味なんて 大したことはない 日記や言葉にすれば 残るのは情報 箇条書きの状況 残したい なんてエゴ それならばyou goes ただの言い訳 でも せめてもの言い訳 その言い訳が 誰かを救ったなら 何かを留めたなら 残した生産性のないゴミ が きっと生み出す ゴミにも母がいるんだ

今日何日だっけ カレンダー 見直す 数字がただただ 増え続ける 少ないより 多い方が いい 大概のことは 多い方が いい こんな狭い部屋の中で セカイの終わりを見つけた ような気がした また明日が来て 一つまた増える 何かが重なることを 願う 厚み増す 且つ見ます 拾ったパズルを かき集めた 一つもはまるものがなくて 一つも形作るものはなくて 何もなかったことにしたいのに 始めの状態より 重たくなっている心 心の重さは 誰が測る 測ってもらう 図ってもらう こんな狭い部屋の中で

女にはタイムリミットがある そういった彼女は今どこにいるだろう 男にもタイムリミットがある そう笑った彼は今どこにいるだろう リミットがない ものはない なんて言えない くらい儚い 遠くを見て 欲しいものはさて何だ、と問う 追う 負う 加速は止まらず 困らず 生きて 尽きて 最後には何を見て 最後には何を得て 失うものは 何もない と信じて