それぞれの闘い | Bamboo Labo

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ウオッカが勝った、
第138回天皇賞・秋。


レース中、ダイワスカーレットを突きにいったオリビエ・ペリエ騎手と
ダイワスカーレットにハナ差競り勝った武豊騎手が
レース後に談笑しているのを見て殺意を覚えたあの瞬間から
早、2日。


一昨日の、このレースに関しては
今はもう特に思うこともない。


ダイワスカーレットは明らかに
一番強い競馬をした。


しかし結果が付いてこなかった。
ただ、それだけだ。


なぜなら勝った馬も、周囲の人間たちの策略はともかく
とんでもなく強い牝馬だったからだ。仕方ない。


ダイワスカーレットはもともと年内は
天皇賞と有馬記念の2戦のみと調教師からアナウンスされていた。


そうなると有馬記念が引退レースとなり
そのまま繁殖に上がるのかもしれないと思っていたのだが
うれしいことに来年も現役を続ける予定で、しかもその場合
海外遠征も視野に入れてるとのこと。


とりあえず、彼女の走りを見る機会がまだ複数回残されたわけで、
うれしい限り。


第2の馬生を思えば、消耗して引退というのは望ましくない。
しかし、あの圧倒的な強さを国内だけでなく海外それも特別なステージで
披露してもらいたいという思いもある。


日本のダイワスカーレットから
世界のダイワスカーレットへ。


夢はまだ
始まったばかりなのかもしれない。



そして、今年の春に始まった夢が
現実になりつつある存在がある。


いよいよ明日である。


AFCチャンピオンズリーグ決勝、第1戦。
ガンバ大阪 VS アデレード・ユナイテッドFC
in 万博記念競技場。


アジア制覇が
かかっている。


そしてその先には
世界が待っている。


思えば予選から波乱続きだった。


安心して見ていられるゲームなど
1つもなかった。


そして予選と並行してチーム内外で
色々な出来事が起った。


怪我に泣く者、病に倒れる者、敵前逃亡する者など、あまた出現して
「なぜよりによってこんな時に」と何度呟いたか知れない。


正直ここまで来れるとは
とても思っていなかった。


しかし


苦しみながらもここまで辿り着けたのも
また偶然じゃない。


3月12日に予選が始まってから約8カ月、
チームに起ったあらゆる出来事を糧に選手自身も周囲の人間も
みんな進化して(打たれ強くなって)今ここにいる。


偶然ではない必然を引き寄せるため、
そしてそれを見とどけるために。


各国の代表のクラブが凌ぎを削ってきたこの大会も
FINALが終わればそこに残るのは、優勝チームとそれ以外、である。


勝つしかない。
勝たないと意味がない。


たとえハナ差でも、たとえたった2cmでも
先に出ないと意味がないのだ。
それが勝負。


絶対に勝て!



そして私自身にも明日は
闘いが待っている。


過酷な戦いである。
味方はいない。


敵に囲まれて
身動きがとれないかもしれない。


しかし、私は挑戦する。
勝利するために。


そして、今
ここに誓う。


BS朝日の中継に間に合うように職場を出るために
明日、あらゆる手段を講じることを!