いやぁ~・・・
久し振りにハマった和モノのミステリーです。
昔、高校生の頃に没頭した
「横溝正史」
読み倒しました!
おどろおどろしさに仰け反りながらも
裏にある悲喜こもごもと時間が経っても消えることのない怨念など
ハッピーエンドではない苦しくて暗いラストでも
若さゆえの無知とドライさで
「怖さ」が先に立ち
裏側の苦悩などは知るすべも持ってなかったと思います。
若いって残酷だったりするので・・・
ちょっと横道ですが・・・
映画の番宣で「Oの焦点」をやってる。
言わずと知れた「松本清張」です。
家族のために赤線で売春婦をしていた過去のある今は幸せな社長婦人が
当時の警察官と出会ってしまい悲劇が・・・
私でさえ「赤線」と言うところが何を生業にしていたのか話でしか知らないし
何故、殺人までしなければいけなかったのかと言う時代背景をわかってはいても
社長はそんなことは気にせず、「今」を大事にしてくれたであろう・・・
だからこそ哀しい・・・と。
今の若い子があの映画観たり、原作読んだりしてわかる訳ないと思います。
だって・・・
現にnet社会はSEXに関する何でもアリな世界だし
ちょっとした小遣い稼ぎやブランドもののバッグや服が欲しいがために簡単に売春する中・高生(今時は小学生でもする子はするよね。怖い!)
そんな人達にはあの話は理解出来ないと思う。
えぇ~!
何で売春がいけないのよ。
バレそうになったからって人殺しするなんてバカみたい~!
キャハハ
と・・・
それって・・・
本当に愛してる人には知られたくないという
機微もわからない心が不感症と言うか・・・
本当の愛
がわからない可哀想なことだということを
きっと死ぬまでわからないと思う(死んでもわかんないね。笑)
今でも、何かの過ちや、若さゆえの軽はずみな行動を死んでしまいたいくらい悔やんでいる人はきっといると思う。
わからないで安易に自分さえも大事にしない可哀想な人たちよりも
苦しんで後悔する人の方がどれだけ人間らしいか
です。
ちょっと逸れすぎですね(苦笑)
松本清張は社会的なものや歴史的背景が根底にあるミステリーが素晴らしい!
横溝正史は古くから残る因習のようなものは、時代が変わっても歴史を引きずって悲劇が起こるというミステリーが素晴らしかった!
今回久し振りにハマった「大村友貴美」はそんな因習渦巻く過疎地帯の、でも歴史のある村でのミステリーを
現代を舞台にして
悲劇は悲劇を呼ぶ!
みたいなノリが横溝正史の流れかな~。
私が惹かれたのは文庫の帯の
「21世紀の横溝正史
ここに誕生!」
でした。
この「首挽村の殺人」は第27回横溝正史イステリー大賞を受賞しています。
内容は書きません(ネタバレしたらこれから読む人つまんないもんね)
文庫を読んでハマったので
大金を叩いて!(オーバー。笑)
シリーズ第二弾の「死墓島の殺人」←今、夢中で読んでいます。
三部作の完結編「霧の塔の殺人」
この二冊を買いました!
文字通り
「読書の秋」
です。
月末には大好きなジェフリー・ディヴァーの新刊が出ます!
こっちはきっと一冊3000円弱で重い(重量が。笑)と思われますが
朝イチで書店にGO~!と今からスタンバイ!です。
中身の濃いミステリーにお金は惜しみません!
私の数少ない贅沢のひとつです(笑)
ブログ書くために中断した続きを読み耽ります~!
みなさんも素敵な夜を~