せっかく結婚式をやるなら、自分たちらしい、オリジナルなものがやりたい!!
なんていう人は多いんじゃないでしょうか?
でも、実際に準備が進むと、
「具体的に何やっていいか分からない・・・」
という人が多いんです。
そりゃそうですよ、結婚式やるの初めてだったりするし、
そもそも今までに自由な結婚式に参加したこともないわけですから。
最終的には、式場の言われるがままに、ごく普通の結婚式に落ち着く、っていうパターンになっちゃます。
せめてもの抵抗で、インスタとかでおしゃれグッズを調べて手作りしたりして、
オリジナル感を出すのが精一杯。
つまりオリジナルで楽しい結婚式がなかなかできないのは、
「そもそも選択肢を知らない」からに尽きると思うんです。
選択肢さえ知れば、それをきっかけに、夢が広がって、実現できていくと思うんです。
というわけで、今回は、私のこれまでの経験や、人から聞いた話や、
ネットで調べたりして出てきた「ザ・普通じゃない結婚式」の事例をさらっと紹介します!
これを見て、
「あ、こんなことやっちゃっていいんだ!」と、
発想の幅を広げるお手伝いができれば幸いです!
●常識破りその①「席次なんていらね~!!」
これは人から聞いた話。
とある芸能人の方の結婚式では、なんと席が決まってなかったんですって。
みんな適当に座っちゃっていいんです。
理由は、カジュアルにしたかったことと、席次を決めると揉めそうな予感がしたからだそうです 苦笑
確かに、ゲストの中には、「なんでおれよりあいつの方が偉い席に座ってんだ!」ってなるかも知れませんよね。
芸能人の方なので、いろんな方面のいろんな偉い人たちが来てたんでしょうね。
そこで、出たアイデアが「席なんか決めなくてよくない?」だったんです。
それが功を奏して、パーティーはとても気さくな雰囲気で、みんなダンス踊っちゃうような楽しいパーティーになったそうですよ。
席次表つくらなくていいし、楽チンですね。
席が決まってないと、アレルギーがあるゲストへの特別メニューの提供が難しくなるという問題もありますが、そこさえクリアできればアリかもしれないですね。
●常識破りその②「あ、先に始めちゃって~!!」
これは以前のブログでも書いたのですが、私が参加したある結婚式では、
ふたりが入場する前に、すでに食事がスタート。
お酒が注がれ、前菜が出てました。
ふたりが入場する際には、もうみんなご機嫌モードなので、祝福が凄かったです。
普通は、主賓とかなんだとかの長ったらしい話を黙って聞かなきゃいけないですからね。
その結婚式では、飲みながら聞いてたので、全然苦痛じゃないし、むしろ合いの手とか入ってました。
常識破りその③「司会はワタシ!!」
以前お手伝いした結婚式では、な、な、なんと、新婦さんが司会をしました!!
「新郎新婦入場でーす!」って自分で言いながら登場してくるんですよ!
これ最高でした!!
普通の結婚式の進行って、司会者が淡々と進めて、新郎新婦は置物のようにずっと座ってるイメージですけど、新婦さんがガンガン司会進行していくので、なんというか、人柄も伝わりますし、ゲストとの関係性もすごく伝わってきて楽しいんです!
主賓の挨拶の前振りひとつとっても、やっぱり本人が紹介するので、主賓の方も嬉しそうなんですよ!
司会者が「それでは株式会社●●の代表取締役の△△・・・」と淡々と紹介するより、
新婦さんが、「わたしの会社の社長で、顔は怖いんですけど、笑うとカワイイ△△社長にお願いしたいと思います!ちなみに最近は、猫の動画にハマってて、この間、職場でみんなに見せてました~」なんていう感じで紹介してくれるので、楽しいんですよね!!
料理の紹介も、シェフがしても誰も聞いてなかったりしますが、
新婦さんが紹介するので、みんな聞くんですよ。
しかもただのメニュー紹介じゃなくて、どうしてそれを選んだか、といった理由も説明するので、いつもはただ食べてるだけでしたが、その時は、ふたりの想いを感じながら食事できました。
ケーキ入刀にしても、
「えっと、ここで定番のケーキ入刀です!定番すぎてやろうかどうか迷ったんですが、実は昔からの憧れだったので、やっちゃうことにしました~!!」なんて自分で言っちゃうんです。
これ司会者がいつもの感じで言うと、ゲストは、
「はいはい、お決まりのやつね」
「とりあえず空気的に、カメラもって前にいっとくか」なんていうテンションですけど、新婦さん本人が言うと、
「よっしゃ、じゃあ念願のケーキカット、ばっちりカメラにおさめたる!!」なんていう感じでこっちもノリノリになっちゃうんですよ。不思議~!
ちなみに新婦さん、しゃべりのプロでも何でもないんですよ。
だから噛んだり詰まったり、「あ」とか「えーっと」とか言っちゃってますけど、
そんなのゲストからするとどうでもよくて、とにかくみんな楽しそうに笑っていたのが印象的でした。
まさに「ゲストをもてなす」感が満載!
ちなみにこの時は、国際結婚で、新郎さんは外国人。日本語が分からないので、
新婦さんがひとりで司会をしていましたが、ふたりでやってもいいと思います。
ただこれは向き不向きがありますからね。
ある程度人前でしゃべることが好きな方向けですね。
常識破りその④「お邪魔しま~す」
お、斬新!と思ったのが、これ。
新郎新婦の席、いわゆる高砂がないんです。
その代わり、ゲストのテーブルに、ふたりが座る椅子があるんです。
結婚式を通してずっとテーブルラウンドしている状態ですね。
みんなと少しでも話をしたい!という新婦さんのご希望でそういうスタイルにしたようです。各テーブル2周ずつくらいしてました笑
意外とゲストからすると、結婚式に参加しても新郎新婦とそれほど話もできないし、遠くからふたりを見てることが多いんですが、このスタイルだとゆっくり話ができますし、
ゲストと一緒に写る写真もたくさん残せます。
あと高砂のお花代も節約できますね!
常識破りその⑤「お色直さない!ケーキもあとあと!!」
これもその④と同じ趣旨だと思いますが、少しでもゲストと触れ合うために、
お色直しはナシにする花嫁さんも増えているみたいですね。
男性ゲストからするとその分、ふたりと話した方が嬉しいと感じるかも知れません。
(女性はやっぱりカラードレス姿見たいのかな?よく「かわいい~」とか言ってるし。)
あとケーキ入刀もデザートビュッフェの時についでにやっちゃうのがいいかもしれないです。
実際、この間手伝いにいった結婚式ではそうしてました。
ケーキ入刀って、大体序盤に来るんですよね。
乾杯する前か後くらい。
乾杯前にやるパターンだと、「早く飲ませろ!」って思いますし、
乾杯後にやるパターンだと、ようやくスタートした歓談がすぐにさえぎられるので、
「なんだよ!」って思います。
なのでどうせデザートを食べるデザートタイムにやればいいんです。
式場からしたら「ケーキを切り分ける時間が必要なので終盤だとちょっと・・・」ってなりそうですけどね。
でも実際やってたし!プロならやれるってことだ!!
というわけで、今回は、
「なんとなくそうしないといけないんだよね?」と無意識に思い込んでいるものを取っ払った事例をご紹介しました~!!
個人の感想なので、中には「自分は良いとは思わない!」ってなる方もいると思いますが、
最初に書いた通り、まずは「選択肢があることを知る」ということが大事です。
奇をてらい過ぎてゲストを置き去りにしてしまうようなジコマン結婚式はナシですが、
ゲストのためになることだったら、どんどん自由にやっちゃいましょう!
プランナーさんとよく相談しながら進めてくださいね。