お山でヨガ@ポンポン山 | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

「世界の国の人と自然」を愛するヨメが
「岩と雪と氷」を愛したダンナと
日々のつれづれを発信します。


テーマ:

寒い日が続いた3月ですが、今日はハイキングに絶好の春日和!


毎年、春のお山でヨガは好評で、今回も定員オーバーのお申込・・・。せっかく行きたいと

思ってくださっているので、極力ご期待に添いたいと色々と模索してみましたが、やはり、

安全第一ということで、最終的には参加見合わせをお願いした方もあるという状態でした。

とても心苦しいのですが、お山でヨガは毎月2回、実施していますので、ぜひまたご参加

頂けたら幸いです。


さてさて、今回は大阪府と京都府の県境に位置するポンポン山に登ってきました。

数年前から毎年、この時期には必ず登っています。

というのも、ここには大阪では貴重な、福寿草の自生地があるからです。春を告げる

スプリングエフェメラルに会うと、春が来た喜びを感じます。


ツメツメの満員バスに揺られて、花の寺で有名な善峰寺下車。

自己紹介と準備体操ののち、出発しました。

メンズのご参加もあり、年齢的にもイイ感じで幅があって、混成ながらも落ち着きのある

ステキなパーティーとなりました。


まだまだ茶色っぽい山の色合いですが、よく見ると、ヒサカキやツツジが花芽をぷっくりと

膨らませていて、今か今かと開花のタイミングを待っています。春は本当にそこまで

やってきていますね。これからの1~2ヶ月は、自然がもっともダイナミックに動き出す

とても勢いのある時期、私たちも自然の中に飛び出してパワーを授かりたいものです。

678.9mと気分良い並びの数字の高さが嬉しい、ポンポン山山頂です。

春になると山に行きたくなるのは私たちだけではないようで、たくさんのハイカーが

山頂でのひとときを楽しまれていました。

お山でヨガにもご参加いただいているみっちゃん登場!


実は今回、所属している山の旅行会社のツアーと山頂辺りで一緒になること、予め

分かっていました。「女子のための登山入門」でお馴染みのイラストレーター、鈴木みき

さんと歩くハイキングツアーです。今回はポンポン山で、私たちとは逆のルートで歩くと

聞いていたのですが、予想通りの遭遇でした。


みっちゃんは、そのツアーに参加して下さっていたのでした~~。

これも予め知っていました(笑)

その鈴木みきさんと記念撮影です。

このあと、私たちより一足先に下山されました。下山後は、サントリービールの工場見学

&試飲を楽しまれる予定です。


私たちもお弁当を食べて、先へ進みます。

今回は、西側へ下山しますが、その前に春の妖精に会いに行かねば!!

春の妖精は、山頂から北側の尾根を進んだ東斜面に咲いています。


盗掘や獣害を防ぐため、地元ボランティア団体の保護活動により、自生地はネットで

囲われて、さらに柵で立ち入れなくなっています。多少興ざめではありますが、今ある

この環境を次世代に継ぐ責任ある私たち、ここはグッと我慢です。

今年も咲いていてくれてありがとう!


園芸種の花を見慣れている人には、私のこの高揚した気持ちはなかなか理解しがたい

ところだと思いますが、厳しい山の冬を乗り越えて、こんな力強い花を咲かせる野生の

山の植物に、私はものすごく魅力を感じます。


雪を割っていち早く里に春を告げ、他の花が咲きそろう頃には、誰の手も借りずに

次のシーズンへの蓄えを終えて、地上から姿を消す潔さ。水やり、肥やり、花ガラ取り

など、人が世話をして次の年に繋がっている花壇のお花とは、やっぱりちょっと違います。


毎年、同じ場所で同じ花に会えるということは、自然の営みが正常に行われているしるし

で安心できるし、自分自身が病気もせず登山できている証でもあります。

冬の間、花がちっともなくて、多少寂しい思いをしていた私にとって、春の妖精たち、

しかもこんなにも力強い存在感のある福寿草に会えるのは、本当に嬉しいことなのです。



福寿草は、写真に撮るとよくハレーションを起します。このピカピカした花びらのせいです。

この花、花弁を使って陽の光を集め、その熱で虫を誘引するのです。なかなかの知恵者

です。日が陰ったりしていると花びらが閉じてしまいます。今日のお天気に感謝です!

福寿草は、スプリングエフェメラルの代表選手。


スプリングエフェメラルとは、直訳すると、「春の儚いもの」というような意味で、融雪直後に

花を咲かせ、夏までの間に光合成をおこなって、目いっぱい栄養を補充し、夏以降、

地上部は姿を消し、次の春にまた花を咲かせる植物の総称です。


カタクリ、ショウジョウバカマ、エンゴサク、ニリンソウ、アズマイチゲ、キクザキイチゲ、

ユキワリイチゲ、セツブンソウ、ムラサキケマン、ヒロハノアマナ、コシノコバイモなどなど、

どれもこれも、私が大大大好きなお花たち!!これらがスプリングエフェメラルなのです。


春の妖精たちに、今年はいくつ会えるかな?

元来た道を戻って、出灰(いずりは)への道に方向転換します。

少しすると急な下りになりますが、この辺りの土は、案外滑りにくいので、安心です。

枯葉が多い時期、滑りやすい土壌の急坂はとても緊張しますが、ここは大丈夫!

京都側の山並みが続きます。ここが大阪とは、ちょっと想像できないほど、山深いです。

海外の山もイイ、富士山も穂高も剱も槍もイイのだけれど、やっぱり身近に楽しめる

里山の魅力はそれら以上のものがあります。

そして、今日のこの日、この山を一緒にシェア出来たご参加の皆さんに感謝感謝です。


下山後は、樫田温泉のお部屋をお借りしてのヨガタイム。

今日一日、自然の中に身を置いて体いっぱいに吸収した春のパワーが、指先足先まで

巡るよう。冬の間にこわばってしまった身体も、自然にとけてきて、延ばす手が少し先

まで届く感じです。


ヨガのあとは、温泉でさっぱりとしてもらって、お風呂上がりのビールの変わりに、台湾で

買ってきた凍頂烏龍茶とお茶請けのナツメ、ピーナツ、そして私の手作り柚子ピールと

茶梅で一息ついてもらって、6時半のバスで帰途につきました。


朝から晩まで、めいっぱい遊んだ感じです。

自然を守り継ぐ人がいて、その自然は、人の心を癒してくれる。守り守られ・・・。

人と自然の共棲を肌で感じることが出来る、よき一日でした。