TACです…
これだけポリゴンの数減らしても見た目変わらんとです…
データが重過ぎて四苦八苦してきた今までの苦労は一体何だったんでしょうか…
TACです…
TACです…
(ネタ古いなぁ)
さて、ある日の休日の午後。
お外は暑いしオカネも無いので、パンツ一丁というだらしない姿で居間にゴロゴロしていた僕を心底邪魔くさそうに跨ぎながら洗濯物干していた嫁が、
「…晩御飯、どーしよっかなぁ」と呟きました。
夕飯のメニューを決めかねているようです。
「食材尽きたの?」
「あるけど。どれもこれも中途半端な量なのよねぇ」
「ナナ~、何かリクエストあるか?」
ついさっき帰宅してきた娘に尋ねると、「なんでもいい…ってか、材料何があるの?」
と言いながら僕の隣に寝転ぶ。
「挽肉…それから豚肉。小松菜と人参と、あとシメジがあったかな。あ、キャベツとナスビもあるわ」
「挽肉は牛?」
「合い挽き」
ふと思い立つ。
こういう時こそAIさんの出番じゃない?
すぐさま手にしたスマホでChatGPTを開く。
…このAIってヤツは、発表当初はなかなかの問題児でした。
知らんことを素直に「知らん」と言えない子だったようで、情報が乏しい質問に関しては憶測と妄想でテキトーな仮説を立て、堂々と嘘八百を並べることも多かったです。
なんせ「妖怪百鬼夜号」のことを質問した時には製作者の僕を故人扱いしやがった前科があるので。
(勝手に殺すんぢゃない)
しかしネットの集合知を日々喰らい続けることで成長するAIは、予想通りあれからめまぐるしい進化を遂げていました。
料理のレシピなどお手の物で、王道とはいえ「ひき肉と野菜の甘辛炒め」のレシピを事細かに解説してくれました。便利な世の中になったものです。
「ありがとう」と入力してアプリを閉じようとした時、隣にいた娘が上半身裸の僕の右乳首にヒョロ伸びている毛を引っ張っていることに気づきました。
「…貴様ナニを収穫しとるか」
「父のチチ毛。うまく摘まめない」
「頼むから抜きそびれるなよ。すっぽ抜けるとカールしちゃうんだよクルンて。クルンて。」
いやまず止めろ俺。
「抜く方向に気を付けてね。生えてる向きに引っ張るのよ、こうして」
ヨメがいらんアドバイスしながら逆の乳首で参戦。やめーーい。
なんだかいたたまれなくなって閉じかけていたChatGPTにシクシク泣きながら相談しました。
「Tシャツを着る」という至極御尤もな提案が出た時、画面を覗いていた家族全員で爆笑。
「そりゃそうだ!!」
「だよねwwwww」
「服着てないお父さんが悪いっ!」
彼のアドバイスは続きます。
御丁寧にお肌のアフターケアまで提案してくれましたChatGPT。
良いヤツですChatGPT。
それにしても話しぶりまでが随分人間臭くなってきましたねAI。
スゲーを通り越して、なんだか末恐ろしい。
※『ALESS MAGAZINE』にて連載中の「じどうしゃのしくみ」第4回公開中です。
今回はラジエターの話。一応、"毛"繋がりです。↓
第4回|ラジエターとお水のはなし - ALESS MAGAZINE
よろしくお願いいたします。