3Dプリンタ進捗状況 | ALESS-STREETのブログ

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ユーロスポーツを中心に日本の真ん中 岐阜県で新車から中古車まで自社認証工場にて点検整備後、全国のお客様の元へお運びし、ご納車させて頂いております。

業者さんのアドバイスを受け、いくつかの問題をクリアしてからは順調に出力できています!

 

まずまずの再現度ではないでしょうか。

 

ただ、やはり細かい所までは難しいようですね。

まあこれらはあくまで「検証」ですし、ある程度は想定していたことでした。

この『熱溶解積層方式』のプリンタは0.2mmの積層ピッチが細かく積み上がっていく垂直面は割と奇麗なのですが、どうしても水平面になると層が年輪のように目立ってガタガタになってしまいます

これ防ぐには意匠面が出来るだけ垂直になるようモデルを配置してスライスする必要があるのですが、かといって安易にモデルを立てて出力すればいいというわけでもありません。立てることで意匠面にもオーバーハング部が多数生じてしまい、そこに多くのサポート(支柱)が設定されてしまいます。これは仕上がりにも影響します。

 

 

つまり、こんなん絶対無理です。(だったら作るなよ)

クレイモデルを3DスキャンしてPCに取り込むまではいつも通りですが、オーバーハングだらけでGコードへのスライスの段階でどう向きを変えてもサポートに埋め尽くされてしまいます。さてどーしたものか。

これらの問題点はプリンタ側ではなく小ささの割に複雑に入り組んだモデルの方にこそあり、本番ではエアロなど大きめでもう少し単純なラインの造型となる予定なので、とりあえず今は出力できることが確認できればOKです。

 

もちろん、出力でもたまに失敗はあります。

こちらの原因の多くは材料の適性かな?

今までの作例は全てPLAという材料で比較的失敗も少ないのですが。

研磨・切削加工などの後処理を前提とするならばPLAはどーも硬過ぎて不向きであるらしく、結局別の材料(ASA)による生成になりそう。となればプリンタやスライスソフトの設定も全く変わってくるのでまだまだ先は永そうです。
 

 

最近ではとうとうあの「Blender」(3Dモデリングソフト)に手を出してしまいました。

 

たとえばこういうパーツを3Dスキャナで取り込んだ後、

Blender上で拡大縮小などの修正や、複製して横に並べて延長したりできます。

 

ただし重なったところが美しくないので、ここをどうスムージングするべきか頭を悩ませております。日々勉強ですね。

誰か詳しい人教えてください。

 

 

やろーと思えばこうやって別のパーツとの合成も可能。

使いこなせば新しいパーツの開発も捗るんでしょうけど挑戦3日目の率直な感想は使いこなせる気が全くしないです。誰かおせーてマジで。

 

 

 

 

ちなみに↑のパーツ、試しにスライスソフトでGコード変換してみたら出力に6日かかることが判りました。1週間?!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※ アレスマガジンにて、「スタンスネーション大阪」のレポート公開中です。
新商品「プライベートサンシェード」についても触れています。よろしくお願いします。