この4月は名古屋ポートメッセへの視察や静岡の富士スピードウェイにイベント参加、はたまた初の海外出張など…出掛ける事がやたら多くて目が回りそうなほどに多忙だったのですが、
帰国の余韻も冷めやらぬうちに今度は東京出張でした。
品川にある寺田倉庫様運営のオサレで近代的なアートギャラリー「WHAT MUSEUM」。
そこで4月26日から開催されているグループ展『Reborn~いのちを織りなすアーティストたち』への視察です。
弊社展示施設マウンテンピークにもその作品が飾られている地元の彫刻家宮川達也先生が、名誉なことに出展者として抜擢されたのです。本人としても初の大舞台であります。めでたい。
本展は日本文化の根底に流れる「自然との共生」と「いのちの行方」をテーマに、現代アーティスト6人による約67点を展示。宮川先生は「伸」「流」「Circle」「弧の情景」「月夜」「スパイラル00」「スパイラル98」の7点を携えて参加しています。作品の梱包と搬出を少し手伝いましたが、ええ大変重かったです。設営お疲れ様です。
廃材である段ボールや流木、貝殻など。
本来であれば捨てられる運命にあるものたちに新たな命を吹き込み、芸術作品として昇華させた6人の新進気鋭のアーティストたちによる夢の競演。
↑全てダンボール製
僕らが訪れた日は生憎の雨だったこともあり、来場者は少なめで割と落ち着いて観覧できたのですが。
内覧会、オープニングレセプション、ギャラリートークともに大盛況だったそうで、GWに入ってからはさらに多くの観覧者が連日訪れているとのこと。
手法こそ違え、それぞれのアーティスト達が各々のセンスを爆発させ、圧倒的なスケールで、色彩で、世界観で―――強く心に訴えてくる「いのち」の姿。その鼓動を肌で感じ、一部は手に触れる事もできます。
来訪者が手を加え、”参加”することが出来る作品もあります。
宮川ワールドは会場2F。
階段を上りきった途端、目に飛び込んでくる「伸」の存在感は圧巻です。
出展者の6人は若い女性の方が多く、その作品は女性らしい鮮やかで繊細なセンスが光る一方で「一体どーやってんのコレ?」と顔を近づけて目を凝らして見れば狂気を感じるほど(誉め言葉)の物量と作業量を目の当たりにして軽く眩暈を覚えたり。
個人的に惹かれたのは直球な「死」をテーマにしたこちらの作品ですね。
会期は7月6日(日)まで。
このGWは関東在住の方、そうでない方もちょっとだけ足を伸ばして、”生まれ変わった命”たちと出会う旅などいかがでしょう。
https://what.warehouseofart.org/exhibitions/reborn
会場 :WHAT MUSEUM(〒140-0002 東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫G号)
開館時間:火曜~日曜 11:00~18:00(最終入館17:00)
休館日 :月曜(祝日の場合、翌火曜休館)※5月6日(火・祝)は開館
入場料 :一般 1,500円、大学生/専門学生 800円、高校生以下 無料、展覧会パスポート 2,500円(会期中何度でも入場可能)
主催企画:WHAT MUSEUM
後援 :品川区、品川区教育委員会
監修 :立島惠(佐藤美術館学芸部長、美術評論家)
出展者 :
鈴木初音(すずき はつね) 玉田多紀(たまだ たき) 永沢碧衣(ながさわ あおい)
帆刈晴日(ほかり はるひ) 水田典寿(みずた のりひさ)
宮川達也(みやかわ たつや)