PoDの世界を色々考察しよう4から

しかし、そのネタはまた次回と言うことで、今回はちょっとブレンダの過去ばなしをしようと思います。
「冬は悲しいお話がいい」とはシェイクスピアの『冬物語』での言葉ですが(もう夏ですが)、
そんな言葉が似合うちょっぴりもの悲しいお話です。

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「アルヴァ、国外退去って本当!?」
 真っ赤なポニーテールを揺らしながら駆けてきた少女を、荷造りの手を止めてアルヴァと呼ばれた青年は振り返った。
「そうや」
「そうや、って、何でそんなことに!」
 少女の眉は泣き出しそうにギュッとしかめられているし、紫の瞳は涙でキラキラしていた。その瞳を見ずにここを出て行きたかったが、運命はそうさせてくれなかったようだ。
「何でって、王さんの命令やから仕方ないやん。この国は今から戦争始めるから、この国のもんやないもんは出てけ。至極まっとうな命令や思うけど?」
「まっとうって、そんな! だって、アルヴァは何もしてないじゃない!」
 真っ赤な髪を振り乱し地団駄を踏む少女の肩をアルヴァはポンポンと優しく叩いた。
「ブレンダ。まぁ、落ち着け。お前さんが怒ってみたってしょうがないやろ。俺は、まぁ、来るべきもんが来たなぁ、としか思(おも)てないんやし。な?」
「来るべきもんが来たって、アルヴァ、あんたはそれでいいの?」
 ブレンダの問いにアルヴァはしばしあさっての方を見、ポリポリとあごをかいてから小さく答えた。
「ああ」
 それから盛大にため息をつくと、ブレンダの紫の瞳を正面から見据えた。
「あのな、ブレンダ。俺たち旅芸人はいつもその国の人間にとってやっかいな存在なんや。流行歌や人形芝居にかこつけてこの国の情報を他国へ伝えるし、他国の流行病をこの国へ持ち込む。時には犯罪者を連れてくることだってあるし、その逆に逃がすこともある。そもそも他人のおまんまで生活していて、なぁんもこの国に貢献していない。さっきブレンダ言ったよな。俺たちは何(なん)もしていないって。その何(なん)もしていないちゅうのが、これから戦争しよか言う国には邪魔なんや。分かるか?」
 アルヴァの言葉に不承不承頷くブレンダ。そのブレンダの頭を優しく撫でてアルヴァは最後の言葉を言った。
「そやからお前は、こっちの世界へ来(く)な」
 ブレンダがハッとしたように顔を上げた。そしてその瞳が怒りで徐々に赤くなるのをアルヴァは心の中でため息をつきながら見つめた。
(そやから、会わずに行きたかったんやけどなぁ)
「なんでっ! 私!」
「ブレンダ。お前は貴族のお嬢さんや」
 反論しようとするブレンダの言葉をぴしりとふさいで、アルヴァは続けた。
「別に無理して俺らの世界へ来(こ)んでも、貴族のお嬢さんとしての人生が用意されとるんや。そやから俺らみたいなはぐれもんにならんでええ」
「貴族だなんて! 貴族だなんて! くそ食らえや!」
 ブレンダはアルヴァの手を振り払って彼を睨んだ。
「私は貴族のお嬢さんやない。ただの私生児や。そら、父さんや兄さんは優しくしてくれる。ソフィさんだって実の子供やないのに、実の子供みたいに接してくれる。でも、あそこは私の居場所やないんや! あそこに私の居場所なんてない! 私生児の私なんて、兄さんにお嫁さんができて子供ができたらすぐに邪魔な存在になるやん!」
 ブレンダはぐっと唇をかみしめて下を向いた。そしてわずかに震えた声で続けた。
「だからと言って、下町にも私の居場所はない。みんな、私が貴族の私生児だからと言って遠慮している。本当のことを言おうとしない。どこにも私の居場所なんてないんや」
 ブレンダは涙のたまった瞳を振り上げてアルヴァを見つめた。
「アルヴァたちだけやったんや。うちのこと受け入れてくれたんは。アルヴァたちだけやったんや」
「はぁっ!」
 泣き顔のブレンダにアルヴァはわざとらしく大きなため息をついて見せた。
「それで、俺らのとこに逃げ込むんか?」
「!!」
「ええか、ブレンダ。俺らは誰も拒絶せえへん。拒絶したらあかんのや。俺らは誰からも拒絶される存在やからな。いつだってはみ出しもんの集まりやからな。そんな俺たちが誰かを拒絶したらどうなる? いっぺんに俺たちははじき出されてしまう。そやから誰も拒絶せえへんのや。みんな受け入れる。そうしな生きていけへんからな」
 涙が引っ込んだブレンダの顔をアルヴァは厳しい瞳で見つめた。
「だけどな、だからと言ってここを逃げ場所にす(る)な。お前、家には居場所がない言(ゆ)うたな。ホンマか? ホンマにそうなんか? お前が私生児や分かってオヤジさんや兄さんは受け入れたんやろ。それやったらお前の将来をなんも考えてへんことはないんとちゃうか? 下町はどや? ホンマにお前に遠慮してんのか? お前の方が貴族やちゅうて遠慮してんのとちゃうか? どこにも居場所無い言(ゆ)うたな? やったらここにはあるんか? 居場所ゆうのはもらうもんちゃうやろ。自分で作るもんやろ。違うか?」
「だけど、だけど私、ホントに!」
「ああ、ああ、もう分かった分かった」
 アルヴァはブレンダの言葉を手を振って止めた。
「お前がどうゆうつもりでも、俺らにとったらやっぱり貴族のお嬢さんのわがままにしか聞こえへんのや。そやから、はよ帰り」
 パチンと可愛らしい音がして、アルヴァの頬がか細い手に叩かれた。
「アルヴァのバカ! アホ! オタンコナス!」
「なんやと!」
「うち、アルヴァに言ったはずやで! うちの母さんは旅芸人で、立派な踊り子やった。うちは母さんみたいになりたいんやって。だったらアルヴァ言ったはずや。ブレンダは筋がええからすぐなれるって。一緒に旅したかったらいつでも言いやって。その時は連れてやっからって」
 ブレンダの言葉にハッとするアルヴァ。その顔を見てブレンダの瞳からとうとうこらえきれなくなった涙がこぼれ落ちた。
「それは……」
「約束したのに。約束したやん。あれ、ウソやったん? アルヴァはウソついたん!」
「あれはな……」
 言い訳をしようとするアルヴァの胸をブレンダは思いっ切り殴った。
「アルヴァのバカ! 嘘つき! 大っ嫌い大っ嫌いだ~いっ嫌い! あんたなんかどっか行っちゃえ!」
 その小さな肩をしっかり握りしめてアルヴァはブレンダの顔に自分の顔を合わせた。
「悪かった」
「あ、謝ったって、許してあげないん、だから」
 ヒックヒックとしゃくり上げるブレンダの頭を優しく撫でてアルヴァは微笑む。
「確かに、俺、言ったな」
「ウソやったん?」
「いいや、ウソやない。ブレンダ、お前は筋がええ。あと2,3年もすれば立派な踊り子になれるやろ。俺らがそん時までお前の側にいたら……いや、側にいれたら……ああ、今、言っても始まらへんわな」
 アルヴァが飲み込んだ言葉をブレンダも気づき、キュッと唇を引き結んでアルヴァを見つめた。
 アルヴァは何かをこらえるようにブレンダから視線を外し、しばらく空を見つめていた。
 やがて「よし」というかけ声と共にブレンダを再び見た瞳はいつもの明るいアルヴァに戻っていた。
「ほんならこうしよ。俺らの国外退去が無くなったら、必ずこの国へ戻るように俺座長に頼むわ。もし座長がダメ言うても、俺だけでもええからこの国を必ず訪れる。そやからブレンダ。お前はそん時までにオヤジさんの許可をもろとけ。オヤジさんや兄さんや母さんみんなが、俺らと一緒に行ってええ言うてくれたら、そん時は俺もお前を連れて行く。どや?」
 アルヴァの提案にブレンダは不満そうに唇を尖らせた。
「父さんの許可、絶対に必要?」
「ああ、それは絶対に必要だ。何せ、お前さんが家族に受け入れられたっちゅう証明になるからな」
「う~ん」
 納得いかな~いという顔で考え込むブレンダをアルヴァはじろりと睨んだ。
「約束できひんのやったらこの話はなしや」
「ああ、待って、アルヴァ! 約束する。約束するから!」
「よし!」
 アルヴァはニッコリ笑ってブレンダの頭をガシガシと乱暴に撫でた。
 それから立ち上がると荷造りのできた荷物を背に背負った。
 向こうの方ではアルヴァと同じ一座の者がアルヴァの名前を呼んでいた。
「アルヴァ! 約束だよ! 絶対にうちのところへ来てよ!」
「ああ。約束だ」
「絶対だよ!」
「ああ。それよりブレンダ。オヤジさんの許可をもらうのはええが、ちゃんと練習しておけよ。下手なヤツは、いくらオヤジさんが連れて行けゆうても、俺らはごめんやで」
 アルヴァの言葉にブレンダはぷっくりと頬をふくらませた。
「分かってるよ~」
「ホンマかぁ?」
「ホンマホンマ」
 ブレンダのセリフにアルヴァは今気付いたように目を丸くし、はぁとため息をついた。
「お前、俺らと一緒にいるうちに、言葉うつってへんか?」
「うつってへんで。マネしてんネや」
 ブレンダの見事なまでの訛り言葉にアルヴァはもう一度盛大にため息をついた。
「お前、それ、直しとけ」
「え~、なんでぇ?」
「貴族のお嬢さんがそんな汚い言葉使うことあらへん」
「いいも~ん。うち、貴族のお嬢さんやあらへんも~ん」
「ブレンダ! お前、まだ、そないなことを!」
 目を釣り上げるアルヴァにブレンダはニッコリと笑って見せた。
「だって、この言葉はアルヴァとの絆やもん。だからうち、アルヴァを忘れんように、この言葉直さへんのや」
 ハッと胸を突かれたようにアルヴァはブレンダを見た。それから手の平を口に当ててブレンダから顔をそむける。
「参ったなぁ。お前、ホンマ……」
「何よ」
「いいやぁ。アホやなぁ、思ただけ」
 それからブレンダを振り返ると、ピンとその額を指で弾いた。
「お前、次会う時は、もうちょっといい女になっとかなあかんで」
「何それ?」
「ま、これは俺からの忠告やな」
「だから何よそれ?」
「アルヴァ!」
 ブレンダが口を尖らせてアルヴァの真意を聞こうとした時、アルヴァの仲間がアルヴァを呼んだ。
「おう、今行く!」
 答えてからアルヴァはブレンダを見た。
「ほな、行くからな」
「うん」
 頷くブレンダの頭を撫でてアルヴァはブレンダに背を向ける。
「約束だよ! 絶対会いに来てよ!」
 その背にブレンダはもう一度問う。
「ああ、約束や」
 アルヴァも答える。
「絶対だよ!」
「ああ!」
「約束だからねー!」
「ああー!」
 小さくなる背を何度も何度も追ってかけられる声。答える声が朝靄に消えた頃、アルヴァの背も朝の光の中、どれがどれだか分からなくなった。
「約束やで」
 最後に小さくつぶやいたあと、ブレンダは街を振り返った。
 朝靄の中どの家の窓からも朝食の支度の煙が立ち上っている。
 ツンと鼻の奥が痛いのは、
 ジンと目の奥が熱いのは、
 きっと煙を吸い込んだせいだ。
 そう思って、ブレンダは駆け出した。
 我が家へと。
 おそらく着いた頃には朝食ができあがっているはずだ。

1年後、南北戦争が勃発。イスファルド国王ゾルファ王が戦死する。
ブレンダが第三教導中隊に入隊するのはそれから3年後のことである。

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ちょっぴり反抗期の時分のブレンダです。12~14歳ぐらい?
オリジナルキャラのアルヴァ・グレイは当時18~19歳ぐらい。
年より大人びて見えるのはそれだけ彼が苦労しているから。
ブレンダはこの一座の中で一番アルヴァになついていたが、ブレンダに踊りとか歌とかを教えたのはまた別の人。
楽器演奏の方は兄たちに習わされた宮廷作法の一つで、ブレンダが唯一積極的に練習したもの。
現在、アルヴァらがどこをほっつき歩いているのかは分からない。

ちなみにゾルファ王が本当に旅芸人たちを閉め出したかも分かりません。
おそらくこうじゃないかという妄想の産物です。すみません。
違うかったら何か罪のぬれぎぬを着せられたということで。
それをアルヴァたちが勝手に解釈したということで。
娯楽について

題名が「事情」から「ついて」へ変更。
ウウ、いい題名が思い浮かばない

ゴホン……気を取り直して。
ブレンダが躍り手志望だからか、こういうのがどうなっているのかと気になります。
リアクションでは女性だけの演劇集団(ヅカ?)があるそうですが、はてさて。

おそらく首都には芝居小屋があって、国王とか有力貴族の後押しで芝居が常に上演されているのだと思います。
昔の芝居は今でいうミュージカルのように踊りとか歌とかが芝居に盛り込んであり、今でいう著作権がないので流行歌などはバリバリ芝居に盛り込んであったそうです。
また芝居がもとで流行歌ができたりもしたそうです。
今で言うと冬ソナのテーマ曲をあっちの吟遊詩人がカバーし、こっちの踊り子が躍り、別の芝居小屋が二番煎じ的な芝居で使い、という感じですか。
もちろん芝居そのものにも著作権がないので、ミッ○ーがドラえもんの天敵だったり、「ワンピース」が「ツーピース」という題名でインディ・ジョーンズが「二つなぎの秘宝」を探すために海賊王になったりします。
海賊版? パクリ? 何それ?
な世界ですね。
まぁ、そういうパクリ対策のため、当時の脚本家は脚本を残そうとしなかったそうですが。

そうそう、脚本家という存在も実はシェイクスピアとかが活躍した時代あたりに生まれたそうです。
それまでは俳優がアドリブで芝居を上演していたそうです。
吉本新喜劇みたいな感じですね。大体のストーリーやステレオタイプの役があって、あとは俳優個々のアドリブで乗り切る! っていう。
日本も脚本家が生まれるのは歌舞伎とか文楽とかが生まれた頃です。
その前にあった「能」とか「狂言」とかは「猿楽」と呼ばれたように、猿まねならぬ物まねショーから派生した芝居です。ので、この時はまだまだアドリブの世界です。
ちなみに文楽も歌舞伎も半アドリブ、半脚本という世界です。何とか式という歌舞伎の型が決まってくるのは江戸後期、明治になってからと聞きます。
西洋のオペラやバレエも歌手やバレリーナのアドリブの世界で、演奏家や作曲家、振付家はそのアドリブに対応できることが望まれてきました。
演出というのをまじめに考え出したのはワーグナーからだと言われています。

だからPoDでも、国王主催の芝居小屋なんかは座付き脚本家などがいて、次々と新作を発表していたかもしれませんが、それ以外の劇団はそういう一流の芝居小屋の作品をまねて、あとはそこの俳優のアドリブ、みたいな感じで上演していたと思います。
作品も過去の英雄の伝説譚とか伝説の中の恋愛話、あるいは時事ネタや醜聞などが中心だと思います。

またこういう常設芝居小屋以外にも旅芸人とか貴族たちに仕える吟遊詩人とかもいると思います。
ちなみにブレンダは旅芸人志望。
旅芸人たちの構成は、芝居小屋のように俳優ではなく吟遊詩人とか踊り子とかが主流だと思います。
俳優一座がドサ周りをすることもあるでしょうが、衣装や舞台、俳優たちなど大ごとになるので、夏とかあるいは冬とか季節ものだったと思います。祭りにあわせて移動とか。
大きい一座などは芝居小屋ごと移動したりして長期公演などをしていたかと思いますが、半年小屋を開いて半年旅をするという形だったでしょうし、ある程度の集客をしなくちゃいけないから大きな都市限定だったと思います。
その点、吟遊詩人や踊り子は身一つで旅が出来るので身軽です。
俳優たちの代わりにはくぐつ師、人形使いという人達が、田舎に芝居を提供していたのではないでしょうか。
人形はコンパクトな荷物ですみますし、ぶっちゃけ一人でも対応できます。場所もいりません。
文楽を研究している方が、「歌舞伎は映画、文楽はテレビドラマ」と解説して下さったことがあるのですが、まさにそんな感じだったでしょう。(芝居は観に行くもの、人形芝居はやって来るもの)
ヨーロッパの方でも、指人形とかマリオネットとかが村へやって来る話はよく聞きますよね。
その他、仮面演劇による即興芝居(日本で言う能や狂言のようなもの)もヨーロッパでは流行ったそうです。

もちろん、旅芸人は為政者にとっては自国の情報の流出になりますし、村人たちにとってはペストなどの流行病を持ってくるので、その行動には色々制限があったと思います。
しかしこれは、逆に他国の情報が入ったり、人や物が流通する原動力になったりするので、制限されながらも受け入れられていると思います。
イスファルドの現女王は特にオープンな方のようなので、こういう娯楽業はどしどし応援しているのではないかなと思います。
逆に先王は、戦争のため規制したかもしれません。

あと、娯楽業といえば、西洋でいえば熊いじめ。日本でいえば闘犬闘鶏ですが、これはどうだろう?
庶民には大人気だったらしいですが、その時の為政者によって規制したりしなかったりとマチマチだったそうです。
フロルヴァーナ陛下が、こういうのを好きか嫌いかによりますね。
まぁ、賭博業は原則禁止で、黙認。だと思いますが。

さて、三教のあるヴァーロン平原ではどうかというと、このような辺境ではたまに旅芸人が来るけどそれも何年かに一度という頻度でしょう。
芝居小屋がやって来ることなどとうていあり得ません。
ということで、娯楽はそこに住む村人たちが提供するしかありません。
例えば、長老の昔語りとか。
あるいは、のど自慢などが一人ぐらいはいて、酒場で歌ったりとか。まぁ、大体のど自慢というのは一人どころか大勢いるので、俺も歌わせろ、俺も、私も、となって最後は大カラオケ大会になっていたでしょうが。
ちょっと都会から移民してきた人なんかは、首都の芝居小屋とか知っていて、ちょっと若いもんで寸劇とかしようぜ、なんていうことになって素人芝居とか祭りの度にやっているかもしれません。

で、三教自身ですが、ここに長期滞在している人が少ないので、これといった娯楽がないのではないでしょうか。
せいぜい書庫にある本ぐらい?
あとは、川へ行って釣りとか。竜に乗って遠乗りとか。
まぁ、今期訓練生は一般人ばかりだけど、その前は騎士が中心だったらしいし、その前は研究所だったので娯楽をそれほど必要としなかったかも。
しかぁし、今期訓練生がこの程度の娯楽で納得するだろうか、いやしない(反語)
ただでさえ酒とかが禁止されているのだから、何らかの娯楽業を考えつくはずです(特にブレンダが)

PoDの世界を色々考察しよう4.1に続く
まじまさんが女の子バージョン訓練着&制服のモデルに選んでくれてものすごく嬉しかったです。
お忙しそうですのに、ありがとうございますm(_ _ )m
実はブレンダはちょっと背の高めの女の子という設定で162cmとしたのに、ヨーロッパでは平均身長というワナにはまってしまった身長だったのですが、それは内緒ですね

ブレンダの瞳と同じ色のアントン、ものすごく嬉しかったです。
訓練時はともかく、哨戒任務時と戦闘時は個々の体力と技能、そして好みに合わせて自由に選択させてもらっているのでしょうね。
ブレンダは哨戒任務時は革プロテクターは着けていないけど、戦闘時は着けているかな。
兜は、ポニテおろすとブレンダのチャームポイント(?)が無くなるので、できるだけおろしたくないんだけどなぁ。
前面だけの部分兜とかサークレットじゃダメかなぁ。
でもこういう部分兜って戦闘になれていないと扱いが難しいと思うのですよね。
頭上への攻撃を兜があるところで防がなくちゃいけないから。
仕方がない。
戦闘中はポニテおろして三つ編みにします。

制服のおそろい感はいいですよね。
哨戒任務時だけでなく、ラムゼーとかに物資補給の交渉へ行く時などもこの格好なんでしょうね。
そして首都では「ほらあれが三教の……」とヒソヒソ噂をかわされて……orz
いやいや、勲功たてたのでいい方の噂だと思いますよ。きっと。

女の子バージョンの制服姿&鎧姿は初めて見るので、こうやって絵にされると色々想像しやすくなります。
なるほど~、鎧着けると胸があるように見えるのか~とか(笑)
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「PoDの世界を色々考察しよう」は裏タイトル「今までご一緒しなかったPCを登場させてみよう」です。
もちろんいつものメンバーは、行動パターンなどが想像しやすくつい頻繁に出してしまいますが、ここに別のメンバーを入れると面白い化学反応が起きると最近気付きました。
例えば、「5.12事件」では、いつものメンバーだとツッコム人間が一人もいないため暴走しちゃうのですが、アニスさんがいてくれたおかげで何とか良識を保てた感があります。
アルノーさんの体を心配してタオルを差し出すフォローなんて、ブレンダたちにはできませんからね。
まぁ、逆に言えば彼女がいてくれたおかげで遠慮なく暴走できたとも言えますが。
また、キキさんはどっちかというと精神攻撃っぽくなるウェインの悪戯に肉体攻撃というバリエーションを加えてくれて、書いていて楽しかったです。
まぁ、書き手の実力不足でキキさんの才能の千万分の一も表現できていないですが。
彼女なら釣り天井を仕込むぐらいのトラップ技能がありそうですよね。
エルシトリンさんは、現在鎧の講釈師としてしか登場させていませんが、ぜひともオヤジギャグ技能を磨いて再登場させたいPCです。
他にも隊長LOVEのティアナさんとか、渋い補給係官のアルサリーズさんとか、公爵のお気に入りのカカンバーさんとか、出したいPCは一杯です。
が、あまり出し過ぎると、私自身が物語をコントロールすることができなくなるので、ボチボチにしときます。

あと、アルノーさんとオルタは、いいコンビですよね。
まるで年季の入った夫婦漫才のよう。
自分で書いていながら、浮気現場を見つかった夫のようなアルノーさんにはいつも吹き出します。
オルタをどうやってノセたのかは分かりませんが、そこはキキさんマジックで。
(ラムゼー村の村人避難の時も見事な話術でしたよね)
隊長は話の展開を締めるのに一番ちょうどいい人です。
だからちょくちょく出してしまいます。
だけど、いつもこんな事件ばかり起きていたら、心労に耐えないですよね。

プラリアは、一度書き出すとネタがポコポコ浮かび、書くペースが追いついていない状態です。
とりあえず、あと3つネタを消化したら、いったん筆を置いて、マスターにそろそろ再開しませんかメールを送ります。
ついでにちょっと提案なども申し上げてみようかなと。
そんなたいしたものじゃないですが、このblogでも皆さんに相談させていただきます。
その時はよろしくお願いします。m(u_u)m
アルノーさんへのいい目がこんなのしか思いつかなかった……orz
そして、夜中に思いついて書いてる私も……orz

小ネタ
5.12事件の後・後日談

 ウェインが練兵場を10周している間、ブレンダとシンシアとシェーンはこんな会話を交わしていた。

「確かに隊長の言うとおり、うちらちょっとアルノーさんに甘え過ぎかもしれへんなぁ」
「そうだよねぇ。本とか頼んだらちゃんと探して借りてきてくれるし」
「この前、剣の手入れの仕方教える言うて、半分アルノーさんがしてくれたし」
「報告書書くのも手伝ってくれるよねぇ。なれてるから言って代わりに書いてくれたりとか」
「なんか、お礼したいよね」
「でも、どんな?」
「う~ん」

 首を傾げて悩むブレンダとシェーンにシンシアがごそごそと何かの雑誌を取り出す。

「例えばこんなのどう?」
「ええ!?」
「これって……、ホンマに?」
「うん。アルノーくんもあれで男だから、好きだと思うよ?」
「そうかなぁ? でもだったらどれをするの? 意外とどれも難しいよ」
「そやなぁ。結構色々用意しなくちゃいけないし」
「だからぁ、これだったらあるもので何とかなるんじゃない?」
「ああ、これね」
「うん。確かに。これだったら今のシェーンたちでもできるね」
「じゃぁ、決まりってことで☆」

 練兵場10周が終わってウェインと共に部屋へ帰るアルノー。

「アルノーの鬼。悪魔。人でなし」
「その言葉、そっくりそのまま返すぞ。……って、部屋に誰かいる」
「ん~、シェーンたちじゃないの? ほら、隊長に『部屋掃除しろー』って怒られていたじゃない」
「あ、そうか。おーい、君たち、もういいよ」

 そう声をかけながら自室の扉を開けるアルノー。そして目の前の光景にギョッとして立ちつくす。

シンシア・ブレンダ・シェーン
「「「お帰りなさい。ご主人様☆」」」

 三人ともそろいのエプロンドレス姿(人はメイド姿とも言う)を着て並んでいる。
 ブレンダはタオルとクシを手に持ち、シェーンはポットとティーカップ。シンシアはハタキを持ってニッコリとアルノーに微笑みかけた。

シェーン「お茶にしますか?」
ブレンダ「お風呂にしますか?」
シンシア「そ・れ・と・も? ♪(*^ ・^)ノ⌒☆(チュッ!)」

どうする、アルノーさん?


脳味噌腐っていますね。
寝ます。
もはや全く考察していない「考察しようシリーズ」。
5.12事件の後日譚です。

訓練中の服装に関してはまじまさんがさっそく設定画をおこしてくれて(こちら)、考察してみて良かったなぁと感動しました。
と同時に、アルノーさんをひどい目に合わせていることをしきりに反省したり。
次ぐらいはちょっといい目に合わせてあげたいです。

ラドラフォーン裁き

「なるほど。話は分かった」
 ベアトリスは自分の前に悄然と立っている7人の面々を順番に見た。
 あちこちに擦り傷やアザを作っているアルノー。
 今回の事態を止めることが出来なかったことにがっくりと落ち込んでいるアニス。
 やっばいなぁという顔をしているウェイン。
 同じくやっばぁという顔をしてうつむいているが時々くすくす笑いをしているシンシア、ブレンダ、シェーン。
 全く反省の色なしにぺろりと舌を出すキキ。
 はぁ、とベアトリスは大きくため息をし、こめかみを軽くさすりながら言った。
「まず、シンシア、ブレンダ、シェーン、キキ。年頃の女の子が男性の部屋にみだりに立ち入るのはあまり感心しないな。これを機会に改めなさい」
「はぁ~い」
 と反省しているんだかしていないんだかの返答。
「それと、アルノー。貴公にも反省を促す。書庫から本を持ち出すのはいいが、こういう皆が共有する本はすぐに返還すること」
 ベアトリスが『現代用語の基礎知識』という分厚い事典を持ち上げた時、バサリと何か薄っぺらい雑誌が床に落ちた。
「?」
 皆、何だろうと床に視線を移す。
 薄い本には極彩色で女性の裸体が描かれており、はっきりと『えろほん』と題名が書かれていた。
「あ!!!!」
 叫び声を上げたのはアルノーではなくウェインだった。
 最後の最後のイタズラ&ウェイン流フォローとして、アルノーの未読本の中に忍び込ませていたのだ。
「あ、えっと、その、これは」
 真っ青な顔で何とか言い訳をしようとしているウェインをじろりとベアトリスは見た。
「なるほど。よぉ~く分かった」
 それからニッコリと微笑む。
 途端にその場にいた全員の背筋を寒いものが吹き抜けた。
(コワ! 隊長、恐い!)
(目が、目が笑ってへん!)
(な、何が起こるのぉ!)
「シンシア、ブレンダ、シェーン! お前たちはアルノーの部屋を徹底的にきれいにすること! そして、1週間の掃除当番を言い渡す! 以上! 駆け足!」
「は、はい!」
 慌てて隊長室を飛び出すシンシア、ブレンダ、シェーン。
「それとアニス」
「はいぃ!」
 びしっと直立不動になるアニスにベアトリスはフッと微笑みかけた。
「親方が呼んでいる。厨房へ行ってくれ」
「はい!」
 アニスには優しく声をかけたのだが、何となく流れでアニスは素早く敬礼をすると厨房へと駆けて行った。
 やれやれというように肩をすくめたベアトリスはアルノーを振り返る。
「君は被害者だから不問に付したいところだが、やはり背後に気付かなかったのは軍人として落ち度だ。反省文を書くことを命じる」
「はい。申し訳ありませんでした」
 敬礼するアルノーに微笑んだあとその微笑みのままベアトリスはキキとウェインを振り返った。
 ギクリと冷や汗を流す二人。
「まず、キキ」
「は、はい!」
「今回の件の首謀者の一人として、1週間の夕食抜きと夜間哨戒の罰を言い渡す。君のトラップ技能の素晴らしさは、よ~く分かった。できれば次は、戦闘に役立ててくれ。以上だ」
「はい!」
 思った以上に罰の小ささにホッと胸をなで下ろすキキ。
 代わりにがたがたと震え上がるウェイン。
 そんなウェインにもベアトリスはニッコリと微笑みを絶やさない。
(だから、隊長恐いって! 目、全然笑っていないじゃないですか!)
 思わずウェインは心の中で絶叫をあげた。
「ウェイン、君も1週間の夕食抜きと夜間哨戒だ。そして……」
 ニッコリとするベアトリス。
 つられてニッコリとするウェイン。
「貴公はずいぶんと色々なものがたまっているようだな」
「へ? いや、そんなことはないですが……」
「欲求不満は体に毒だぞ」
 おもむろに『えろほん』を床から取り上げるベアトリス。
「あ、いや、それは……」
「ウェイン、私がそれを解消してあげよう」
「へ?」
 ポカンと口を開けたウェインへ向かってベアトリスの怒号が響いた。
「今から練兵場10周のランニングを命ずる! 欲求不満は運動で解消せよ! 監督はアルノー、お前に任す。お前は被害者だからな。十分に復讐することを許す!」
「え、ちょっと待って下さい!」
 慌てて取りすがろうとしたウェインだが、隊長は鋭い一瞥をウェインに投げかけた。
「言い訳無用!」
「そ、そんなぁ~」
 泣きそうになったウェインの肩をポンポンと叩く者有り。
 振り返ると満面の笑みのアルノーが立っていた。
「さ、行こうか」
「アルノー、復讐する気満々?」
 おそるおそる聞いたウェインにアルノーは笑顔で答えた。
「と・う・ぜ・ん☆」

「10周って1周だけで十分長距離走の距離があるじゃないかぁ」
「文句言わずキリキリ走る!」
 アルノーの部屋を掃除していたブレンダたちの眼下に、不平たらたら走るウェインとその後ろからオルタに乗ってウェインを監督するアルノーの姿があった。
「うっわぁ、ウェイン、悲惨~」
「まぁ、ウェインさんは首謀者兼発案者やからなぁ」
「隊長って案外よく見てるねぇ」
 手を止め、感心しながら眺める3人。
 他の宿舎の窓からも訓練生たちが顔を出し、一体何事があったのかと囁きながら見物している。
「アルノー、ねぇ、1周で許してくれないかな?」
「オルタ」
 アルノーの声にぼぉと口の中に火を含むオルタ。
「うわ! オルタやめて! ねぇ、君もノリノリだったじゃないか、オルタぁ?」
「黒こげか、走るか」
「分かりました。分かりましたって。走る。走ればいいんでしょ」
 やけくそ気味に走るウェインにブレンダたちも声をかける。
「ウェイン、がんばれ~」
「ファイトやで~」
「人ごとだと思って~」
 ブレンダたちの応援にウェインはうめき声を上げる。そんなウェインにシンシアが声をかけた。
「終わったらシンシアちゃんがチューしてあげるよぉ!」
「ええ!? それは頑張れるかも!」
 スピードアップするウェイン。
 そんなウェインの背後でアルノーの容赦ない声がかかった。
「ウェイン、もう5周追加」
「おに~」


代わりにウェインさんがひどい目にあうワナ。
やっぱし締めは隊長ですね。
お粗末様でした。
(は! ティアナさんを出すのを忘れていた。また次の機会に……ゴホゴホ)

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あ、今更ですが、キキさんとアニスさん初書きでした。
いつものメンバーに別のメンバーが入ると全く別の化学反応が起こって楽しかったです。
と、同時にこんな感じかなと不安になったり。
お二方とリアクションでご一緒する日を楽しみに待っています☆