子育ての極意――“元気”を応援する2歳から6歳までの「アウレア」 -2ページ目

子育ての極意――“元気”を応援する2歳から6歳までの「アウレア」

子育ては実践が大切!小学校受験をお考えの方、よりよい教育・しつけをお考えの方に 絵本やおもちゃの効果的な活用の仕方など 即役立つヒントを 学習塾・幼児英才通信教育に携わる現場から保育士が紹介。保育園・幼稚園生をお持ちの方も必読!相互紹介歓迎です。

 

 

人は、毎日毎日

必ず誰かとしゃべりますね。




しゃべらない人がいるとすると・・



う~ん、それはかなり孤独の方です!




お子さまも、

周りの人の毎日の「声かけの」言葉によって

学習し、成長し、充実感を感じるのですね!





ということは、

日頃周りの人が発する「ことば」が、

 

実はとってもとって~も大切!

ということになります。





ときどき、

 

ふだんお子さまに声をかけている『日常の言葉』は

 

どんな言葉であるかを書き出して

分析してみてはいかがでしょうか?





それは、お子さまを喜ばすことばですか?

お子さまを元気付けることばですか?

お子さまを癒し、和(なご)ますことばでしょうか?





今日一日、

お子さまの「ケラケラ!」

という笑い声が 聞こえていれば大丈夫、

 

というワケですね!





そして 自分自身にも 

ひとりごとでもいいですから、

元気付ける言葉をかけると、おまじないになりますよ^^


まずは、自分が元気でないとね!





◆◇ アプローチ ◇◆



お子さまが、何かことばを発したら、

おうちの人は、あいづちを打ちながら

「・・・・・なんだね。」と

リピートしてあげるだけでも 

お子さまは、心が和むものです。





また

お子さまの目線までしゃがんで聞いたり、

抱っこなどのスキンシップをしながら聞いてあげると

お子さまは充足感を、たっぷ~り感じることができます!





大人でも 子どもでも 「認めてもらえる」と、

それだけで嬉しいものですから♪

 




『「言葉」を大切に』というテーマでお届けしていますが、


「ことば遊び」のひとつに


「早口ことば」がありますね。




前々回、少しだけ

「早口ことば」の絵本を紹介いたしました。


「十二支とはやくちことばえほん」
  

早口ことばで遊びながら「えと」を覚えられる

楽しい本です^^



 ⇒  http://08au.jp/aurea/juunishito




早口ことばは、


口のまわりの筋肉を鍛えたり、


脳の回転を速くしたりするのに


たいへん効果がありますよ!





さて、どんな早口言葉を 


お子さまと一緒に


言って遊びましょうか?





◆◇ Let's  Try! ◇◆



生麦生米生卵

(なまむぎ なまごめ なまたまご)




隣の客はよく柿食う客だ
 
(となりのきゃくは よくかきくうきゃくだ)




坊主が屏風に上手に坊主の絵を書いた

(ぼうずが びょうぶに じょうずに ぼうずのえをかいた)




青巻紙赤巻紙黄巻紙 

(あおまきがみ あかまきがみ きまきがみ)




赤パジャマ 青パジャマ 黄パジャマ




すももも桃も桃のうち




裏庭には二羽 庭には二羽 ニワトリがいる




カエルぴょこぴょこ、三ぴょこぴょこ、

合わせてぴょこぴょこ六ぴょこぴょこ!



どんなもんでしょう?

上手に言えましたか?



・麦ってなあに? 

・屏風(びょうぶ)ってどんなもの?



そこからまた、

言葉の意味調べへと

発展させてみてください♪
 

 

 

「言葉」は大切な財産です。
    


言葉の中でも、「ごろ」のいい言葉は

お子さまは、とっても大好き!




「ほやほや」などの擬態語、

「トントン」などの擬声語が

その典型的なものです。




お子さまにとって、ごろのいい言葉は

リズムに乗れますし、

体で楽しさを感じるのですね!





次の絵本は 語呂がいい絵本ですよ。




「だごだご ころころ」  

 http://08au.jp/aurea/dagodagokorokoro

節分の時期に。富山県の再話。


鬼が出てくるお話で、

最後、

おばあさんが鬼に追いかけられるところは

ドキドキはらはら、スリル満点!!!


梶山俊夫の民話らしい絵。32ページ。

1ページ最大150字程。全ひらがな。

 http://08au.jp/aurea/dagodagokorokoro




     ♪


各季節ごとの行事を 印象深く行うには 

日頃からの準備が必要です。





スーパーなどでは 

もう枡(ます)にはいった「豆」が

店頭に並んでいたりします。




節分に備えて 

図書館等で 節分の由来の絵本を

借りておきましょう!





◆◇ 今日のヒント ◇◆




鬼の出てくるお話は ほかに何があるか 

お子さまに聞いてみましょう。

   ↓

   ↓

   ↓

例:

桃太郎

こぶとり爺さん

一寸ぼうし

大工と鬼六などなど。


また、「泣いた赤鬼」などは名作ですね!





【余談】


豆まきの行事は 

実は日本の深い歴史に大きく関係しています。




「倭(やまと)」の時代に

縄文の時代から日本を広く治めていた神様を追い払い、

彼らを「鬼」に見立てて

もう戻ってくるな~!

と「炒り豆を」撒くのがこの行事です。




大元のえらい神様からは、

「順番にこの世を治めなさい」ということで、

いつかはまた縄文の「艮(うしとら)の金神」に

この世を治めさせることを約束していました。





それで、縄文の神様が

「もう僕がこの世を治めていいかい?」と

現れると、今の神様は

「炒り豆の花が咲く頃に来い~!」

と言って、いり豆を撒き、追い払いました。




炒った豆からは、芽が出ないし、花は咲きませんよね・・

つまり、永遠に出てくるな!というわけなんです。




でも、

そろそろ戦いの好きな今の神様から

平和好きの縄文の神様に変わるのだ、

という言い伝えがあるのですよ。




そして、今でも日本のある神社では

その言い伝えを守って

節分に炒り豆を

あえて撒かない神社があるのだそうです。




今日も1日有意義な日でありますように!