【問題 31】 給水用配管材料に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。 

1 .水道用硬質ポリ塩化ビニル管は、耐食性や耐電食性が高く、衝撃や直射日光に も強い。 

2 .水道用ポリブテン管は、耐熱性が低いため、給湯管に使用されることはない。 

3 .水道用ステンレス鋼管は、主に専有部分で使用され、共用部分で使用されるこ とは少ない。 

〇4 .亜鉛めっき鋼管は、昭和50年代前半までは水道用に使用されていたが、現在 は水道用に使用されることはない

 

【問題31】 架橋ポリエチレン管に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれ か。 

1 .耐熱性、耐食性に優れる。 

x2 .直射日光、溶剤に強い。 

3 .住戸内のさや管ヘッダー工法に使用される。 

4 .給水管に使用される

 

【問題31】 マンションの給排水設備の普及に関する次の記述のうち、最も適切なもの はどれか。 

1 .ポンプ直送方式は、1955(昭和30)年頃より高層マンションの給水方式として採 用されるようになった。 

2 .直結増圧方式は、1980(昭和55)年頃より大規模なマンションにおいて採用され るようになった。 

3 .架橋ポリエチレン管は、1980(昭和55)年頃より共用部分の給水管に採用される ようになった。 

〇4 .特殊継手排水システムは、1970(昭和45)年頃よりマンションで採用されるよう になった

 

【問題31】 配管設備の劣化の調査に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれ か。 

1 .ファイバースコープによる調査では、ライニング鋼管の内部より腐食による残 存肉厚を計測することができる。 

2 .X線調査では、対象となる管種は限定されるが、配管・継手の残存肉厚を計測 することができる。 

〇3 .破壊調査では、亜鉛めっき鋼管の内部腐食状況、腐食減肉部を調査することが できる。 

4 .超音波厚さ計による調査では、ライニング鋼管の閉塞状態を、配管外面から調 査することができる。

 

【問題31】 アルミサッシの改修に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれ か。 

1 .アルミサッシの改修工法は、大別するとかぶせ工法と撤去工法があるが、マン ションでは一般的に乾式のかぶせ工法で改修されている。 

2 .形状が小さい窓には、外部に足場を設置しなくても新規にアルミサッシを施工 できる改修工法があるが、開閉方式がすべり出しの窓にも採用できる。 

3 .ガラス破損時の安全性が求められるアルミサッシに、合わせガラスを採用す る。 

x4 .アルミサッシの改修において防犯性能を高める場合は、強化ガラスの採用が有 効である

 

【問題 32】 給湯用銅管に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。 

1 .かい食は、保護被膜が局所的に破壊されて進行する腐食である。 

2 .孔食の要因としては、pHが低い、溶存酸素が多い、残留塩素が多い等がある。 

×3 .応力腐食割れは、通常、アンモニア、残留塩素及び限界以上の応力の 3 つがそ ろった場合に起こる。 

4 .銅管から水中に溶出する銅イオンの量は、水質的には塩素が多く、また水温が 高いほど多くなる

 

【問題32】 水道直結方式に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。 

1 .直結直圧方式については、水道事業体による基準や指導があるため、計画時に は所轄の水道事業体との打合せが必要となる。 

x2 .受水槽方式から直結増圧方式への変更では、高置水槽以降の既設給水配管を必 ず交換しなければならない。 

3 .直結増圧ポンプは、深夜等の小流量運転時以外は連続運転となるため、容量を 分割して、できるだけ動力の小さいものとする。 

4 .直結増圧方式は、水道本管の圧力を利用し、エネルギーの低減を図ることがで きる

 

【問題32】 飲料用水槽に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。 

1 .水槽内部には、飲料水の配管設備以外の配管設備を設けることができない。 

2 .水槽を建築物の内部、屋上又は最下階の床下に設ける場合は、外部から水槽の 天井、底又は周壁の保守点検を容易かつ安全に行うことができるように設置しな ければならない。 

3 .大地震時に水槽が振動し水が漏洩することを防止するために、スロッシング対 策を施した水槽の採用を検討する。 

x4 .水槽の水を直接採取できる緊急遮断弁を受水槽に設けると、震災時に有効であ る

 

【問題32】 マンションの給水方式に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれ か。 

1 .ポンプ直送方式の長所は、水道本管の断水時でも、受水槽内の残量水を各住戸 まで給水できることである。 

2 .直結増圧方式の長所は、敷地内供給過程での水質汚染の懸念がほとんどないこ とである。 

3 .直結直圧方式の長所は、給水設備の維持管理費が抑えられることである。 

x4 .高置水槽方式の長所は、停電時でも、受水槽内及び高置水槽内の残量水を各住 戸まで給水できることである

 

【問題32】 マンションの給水方式の特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なもの はどれか。 

x1 .直結増圧方式の低層マンションは、停電すると、水道本管の圧力が高い場合で も、全ての住戸に給水することができない。

2 .高置水槽方式のマンションでは、水道本管の断水時に受水槽及び高置水槽の残 量を利用することができる。 

3 .加圧給水(ポンプ直送)方式は、高層マンションにも採用できる給水方式であ る。 

4 .加圧給水(ポンプ直送)方式の水道引込管は、直結増圧方式よりも細い管径で敷 設されている

 

【問題 33】 給水ポンプに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。 

1 .高置水槽方式の揚水ポンプの揚水量と、ポンプ直送方式や直結増圧方式の給水 量では、後者の方が多い。 

×2 .同容量で同材質のポンプでは、揚水ポンプは可変速でかつユニットとして販売 されているため、直送(加圧)ポンプや直結増圧ポンプよりも高価である。 

3 .給水ポンプの管径は、一般には管内流速が 1.5~2.0m/s以下となるようにす る。 

4 .高置水槽方式からポンプ直送方式や直結増圧方式に変更する場合は、ポンプ及 び配管の防振に注意する

 

【問題33】 給水設備の設計に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。 

〇1 .既存ポンプが鋳鉄製の場合は、ステンレス鋼製への変更を検討する。 

2 .設計標準震度として、受水槽は 1 .5 の耐震クラスAを満たさなければならな い。 

3 .設計給水量を決定する際のポンプ揚水量(給水量)は、高置水槽方式のほうがポ ンプ直送方式よりも大きい。 

4 .屋内にステンレス鋼製又は鋼板製の受水槽を設ける場合は、防露対策を行わな くてもよい

 

【問題33】 給水・給湯用配管に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。 

x1 .樹脂コーティング継手は、継手の鉄露出部分及び鋼管のねじ部分のさびやすさ を解消する防食処理が施された継手である。 

2 .被覆銅管は、耐食性が高く、住戸の給湯用配管に使用されている。 

3 .ステンレス鋼管は、給水・給湯用配管として使用することができる。 

4 .合成樹脂ライニング鋼管は、耐食性の合成樹脂を鋼管の内側にコーティングし た配管であり、給水用配管に多く使用されている。

 

【問題33】 給水ポンプに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。 

1 .高置水槽方式の揚水ポンプは、通常2台設置され自動相互運転をしているが、 一方のポンプが故障すると、他方のポンプが作動して給水する。 

x2 .直送ポンプは、給水量が変化してもポンプの回転数は変動せずに吐出し、圧力 を一定に保って給水する。 

3 .直送ポンプユニットは、ポンプ本体、配管、制御装置等の設備が一体となって 設置される。 

4 .ポンプを床スラブの上に設置する場合は、ポンプ下部に基礎を設け、防振材の 設置及び耐震対策をする

 

【問題33】 飲料用水槽に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。 

1 .既存のFRP製水槽がスロッシング対応仕様でない場合は、大地震時に水槽内 の水圧によって水槽が破損するおそれがある。 

2 .飲料用水槽には耐震性が求められており、現在の水槽の耐震基準が適用される 前に設置された飲料用水槽は、大地震により使用できなくなる懸念がある。 

3 .ステンレス鋼板製水槽に更新する場合は、気相部(水面上部)のステンレスパネ ルに水道水の塩素による腐食が生じる懸念があるため、気相部は耐塩素性が高い ステンレス仕様とする。 

x4 .受水槽を更新する場合は、新規の受水槽の周囲には点検のためのスペースとし て、上下及び周囲の6面において最低60cmを確保しなければならない

 

【問題 34】 トラップに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。 

1 .わんトラップは、わんでトラップを形成しているので、トラップの清掃後は数 日間わんを外しておくことが必要である。 

2 .昭和50年建設省告示第1597号において、封水の深さは、30mm以上80mm以 下と定められている。 

〇3 .トラップの目的は、トラップ内の封水により、排水管から臭気や衛生害虫が器 具を通して室内に侵入することを防止することである。 

4 .Pトラップ又はSトラップは、ユニットバスで使われることが多い

 

【問題34】 排水設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。 

1 .ディスポーザー排水処理システムは、公共下水道整備区域に設置できる排水設 備であり、下水道未整備区域では設置することができない。 

〇2 .ディスポーザー排水処理システムの設置について認可を得る際には、排水処理 システムの配管や処理槽の維持管理計画書も提出し、設置後は計画書に基づいた 維持管理を行う必要がある。 

3 .特殊継手排水システムは、各個通気方式の 1 つであり、マンションの排水方式 で採用されることが多い。 

4 .特殊継手排水システムの特殊継手には、排水立て管内の流れを円滑にするため に、立て管内の流速を速める工夫がされている。

 

【問題34】 給水・給湯用配管の劣化調査診断に関する次の記述のうち、最も不適切な ものはどれか。 

1 .簡易調査は、配管の腐食傾向を把握するために行う調査であり、共用部分主管 と専有部分住戸内配管について調査する。 

x2 .共用系統主管の調査診断を効率よく行うために、代表系統より無作為に抽出し て調査する。 

3 .受水槽の水と末端水栓から出る水の水質調査を行い、配管の劣化状態を評価す る。 

4 .各種診断には、取扱いや劣化度判定の難易度に特徴があるため、複数の診断方 法を組み合わせて行う

 

【問題34】 給水管に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。 

x1 .水道用硬質ポリ塩化ビニル管は、直射日光に強いため、主に屋外の露出部分で 採用されている。 

2 .水道用架橋ポリエチレン管は、柔軟性があり、住戸部分の給水管に採用されて いる。 

3 .水道用ステンレス鋼管は、主に屋内の共用部分の給水管に採用されている。 

4 .水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管は、管端のさびの発生を防止するため に、管端防食継手と共に採用されている。

 

【問題34】 マンションの給水・給湯設備の管理区分に関する次の記述のうち、最も不 適切なものはどれか。 

x1 .水道本管から分岐された水道管の道路埋設部は、水道事業体の所有であるた め、敷地境界線以降の敷地内配管を共用部分として管理する。 

2 .パイプシャフト内の給水立て管は、パイプシャフト内の水道メーター手前のバ ルブまでを共用部分として管理されていることが多い。 

3 .局所式給湯設備及び住戸セントラル給湯設備の機器は、専有部分として管理す る。

4 .屋上等に熱源機や貯湯槽を設ける住棟セントラル給湯方式では、熱源、主配 管、立て管及び分岐部のバルブまでを共用部分として管理されていることが多 い

 

【問題 35】 排水方式に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。 

1 .公共下水道への排水には、合流式と分流式があるが、分流式は汚水・雑排水と 雨水をそれぞれ別の下水管で排水する方式である。 

x2 .排水横管には重力式で排水するための勾配が必要であるが、管径100mmの最 少勾配は150分の 1 と定められている。 

3 .ディスポーザー設置の際には、ディスポーザー、排水配管及び排水処理槽を組 み合わせたシステムとして設置する必要がある。 

4 .排水ヘッダー方式とは、排水立て管を専有部分内に設置せず、パイプスペース にヘッダーを設置して、排水器具からヘッダーまでを 1 対 1 でつなぐ方式であ る

 

【問題35】 排水及び通気用配管に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。 

1 .排水用鋳鉄管は、1980年代まで採用されていたが、現在は採用されていない。 

2 .硬質ポリ塩化ビニル管にはVP管とVU管があるが、配管の肉厚が厚いのはV U管である。 

〇3 .排水用耐火二層管は、防火区画貫通部及びその周囲に採用されている。 

4 .硬質ポリ塩化ビニル管は、通気管には採用されていない

 

【問題35】 給水設備の改修に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。 

1 .水道本管から分岐以降、住戸内末端水栓まで配管を直結する直結直圧方式への 変更を検討する場合は、事前に所轄の水道事業体へ採用可能かどうかを確認す る。 

2 .給水管の更生工事は、劣化が小さい鋼管の内面のさびを除去して、樹脂等によ りライニング処理することで、既設管の継続使用を図るために実施する。 

3 .高置水槽を撤去せずに直結増圧方式へ変更する計画では、直結範囲を引込管か ら高置水槽までとし、高置水槽以降末端水栓までは既存の給水管を使用すること を検討する。 

x4 .高置水槽方式の揚水ポンプの揚水量と、直結増圧方式の揚水ポンプの揚水量 は、いずれも瞬時最大給水量で設計給水量を算出する。

 

【問題35】 給水管の劣化調査診断に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれ か。 

1 .調査診断では、劣化が進行しにくいと想定される箇所の配管も複数選定して実 施する必要がある。 

〇2 .共用部分の配管の調査診断の予算に余裕がある場合は、非破壊調査方法を主体 とした上で、部分的に破壊調査を追加して調査する。 

3 .調査診断では診断の容易性を重視し、調査方法を限定することが望ましい。 

4 .破壊調査は、給水設備を稼働させたままでも実施できるため、効率よく診断で きる

 

【問題35】 給水管及び給湯管に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。 

x1 .水道用架橋ポリエチレン管は、耐熱性、耐食性に優れるが、耐寒性に劣る配管 である。 

2 .水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管は、給水管に多く採用されている配管 で、管端防食継手とともに使用されている。 3 .ポリブテン管は、耐熱性、耐食性に優れている配管で、さや管ヘッダー工法で 使用されている。 

4 .水道用硬質ポリ塩化ビニル管は、衝撃に弱いが耐食性に優れている配管であ る

 

【問題 36】 特殊継手排水システムに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれ か。 

1 .このシステムでは、排水たて管内の流速を増す工夫をしている。 

2 .このシステムでは、排水管内の圧力変動を大きくする工夫をしている。 

3 .このシステムの性能は、各メーカーが個々に基準を設けており、試験方法、能 力の判定法、表示法等は基準化されていない。 

〇4 .特殊排水継手の構造には、旋回型やオフセット型等がある

 

【問題36】 排水管清掃方法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。 

x1 .排水管清掃方法には、化学的清掃方法と機械的清掃方法があり、どちらも一般 的な管清掃方法として採用されている。

2 .高圧洗浄法は、排水管内に高圧水をノズルから噴射して、付着物を除去する管 清掃方法である。 

3 .スネークワイヤ法は、ヘッドを先端につけたワイヤで押し引きを繰り返しなが ら、付着物を除去する管清掃方法である。 4 .化学的清掃法は、酸性又はアルカリ性洗浄剤を用いて、器具排水管の油脂類等 の付着詰まりを除去する管清掃方法である。

 

【問題36】 排水通気設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。 

1 .伸頂通気管等の通気設備は、排水管内部の劣化の進行を遅らせるために設けら れている。 

〇2 .管径100mmの排水横管は、汚物等の付着を防ぐために1/100の勾配を最小勾 配とする。 

3 .封水の深さが50mm以上100mm以下のトラップは、常時封水が保持されるた め、破封するおそれがない。 

4 .通気口は、排水が流れる際に生じる上昇気流により、排水管内の悪臭ガスを直 接大気に排出するために設置されている

 

【問題36】 給水設備の改修に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。 

1 .高置水槽方式の改修で直結増圧方式を採用する場合は、既存の高置水槽を引き 続き使用して給水することも可能である。 

2 .受水槽本体を更新する際は、大地震等の災害時に水槽内の貯水を確保するため に、緊急遮断弁を設置することを検討する。 

3 .受水槽の有効容量は、1日の使用水量の半分程度とするが、水道事業体の規定 がある場合は、その規定も確認する。 

x4 .劣化による内部の損傷が大きい鋼管の改修に、配管内のさび等を除去し、樹脂 等によりライニング処理をすることによって既設管を継続して利用する更生工事 を採用する

 

【問題36】 給水管及び給湯管の劣化現象に関する次の記述のうち、最も不適切なもの はどれか。 

1 .亜鉛めっき鋼管は、水道水の品質等が原因となって水中に亜鉛が溶出し鉄部が 露出することでさびが生じ、劣化する。 

x2 .硬質塩化ビニルライニング鋼管の直管部では、鋼管の内側を被覆している合成 樹脂のはく離による劣化が多い。 

3 .銅管の孔食は、管内面に緑青色の腐食生成物が付着し腐食が進行することで穴 が開き、漏水に至る劣化である。 

4 .土中に埋設された鋼管がコンクリート躯体を貫通している部分では、埋設環境 の違いによる電位差が配管に生じることで、土中埋設部分の鋼管に局部的な腐食 が発生する

 

【問題 37】 マンションのガス設備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはど れか。 

1 .ガス管の改修工事では、腐食や地震に強いポリエチレン被覆鋼管(PLP鋼 管・PLS鋼管)や、硬質塩化ビニル被覆鋼管、ポリエチレン管(PE管)等が使 用される。 

2 .ガス管は、一般的にはガスによる内面の腐食はほとんど見られず、管外面のみ の腐食となる。 

×3 .都市ガスには低圧、中圧、高圧供給方式があるが、一般の家庭への供給は、中 圧供給方式である。 

4 .SEダクトやUダクトの大きさは、当初設置ガス機器の排気量で決定されてい るため、排気量が大きくなる機器に交換すると、換気が不十分となるので、共用 換気の改善が必要となる。

 

【問題37】 ガス設備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。 

1 .都市ガスの低圧供給方式は、ガス使用量の少ない家庭用、業務用、空気調和用 のガス機器を対象とする供給方式である。 2 .供給されるガスの種類は、ガス会社及び地域ごとに確認する。 

3 .ガスガバナーは、中圧ガス供給設備において、ガス使用器具の使用圧力まで減 圧する調整器である。 

x4 .マンションのパイプシャフトに設置されているガスメーターは、管理組合の資 産である

 

【問題37】 排水設備の修繕設計及び施工に関する次の記述のうち、最も不適切なもの はどれか。 

1 .伸頂通気方式の共用排水立て管の更新工事において、排水性能の向上を図る ために、特殊継手排水システムの採用を検討する。 

2 .管径を変更しない共用排水立て管の更新工事において、新設排水立て管を位置 を変更して設置する場合は、工事中の騒音や振動に配慮する必要がある。 

3 .排水管の更生工法を採用する場合は、「保全技術審査証明」を取得している工 法を採用し、保証期間と保証内容を確認する。 

X4 .排水管の更生工法は、雑排水管よりも汚水管を対象として実施することが多 い

 

【問題37】 排水設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。 

1 .屋上の雨水は、ルーフドレン、雑排水立て管及び雑排水ますを経て排水する。 

2 .敷地から公共下水道への敷地外排水方式は、現在は、汚水・雑排水と雨水を同 一の下水管で排水する合流式が原則となっている。 

〇3 .排水横管は、排水時の流速が速くなりすぎないよう、適切な流速が確保できる 勾配とする。 

4 .ディスポーザー排水処理システムでは、ディスポーザーで生ごみを破砕して圧 縮空気とともに排出し、公共下水道に放流する

 

【問題37】 給水管の調査診断に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。 

x1 .超音波厚さ計は、腐食による配管の肉厚減少状態を調査するもので、亜鉛めっ き鋼管の調査に使用する。 

2 .硬質塩化ビニルライニング鋼管の残存肉厚の計測は、ファイバースコープを用 いて行うことができる。 

3 .銅管の系統全体に生じている腐食状況を調査する場合は、配管の一部を切断す る破壊調査が適している。 

4 .配管の継手の腐食状況は、調査対象の周囲のスペースが狭いパイプシャフト内 でも、X線を用いることで容易に調査することができる。

 

【問題 38】 建築基準法と消防法におけるマンションの防災設備に関する次の記述の うち、誤っているものはどれか。 

1 .防災設備とは、火災や地震等の災害時に、警報、避難、消火、防火等に使用さ れる設備の総称である。 

2 .屋内消火栓設備には、原則 2 人で操作する 1 号消火栓、1 人で操作できる 2 号 消火栓及び易操作性 1 号消火栓がある。 

x3 .誘導灯(長時間型を除く。)は、停電時には内蔵する蓄電池に切り換わり、30分 以上点灯しなければならない。 

4 .連結送水管設備を設置するマンションでは、3 階以上の各階に放水口が設けら れる

 

【問題38】 ガスの配管設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。 

1 .亜鉛めっき鋼管は、配管の設置環境に関わらず、おおよそ20年が取替えの目 安である。 

2 .土中埋設部に用いるポリエチレン被覆鋼管は、継手の仕様によらず耐食性が強 い。 

3 .ポリエチレン管は、地震に弱いため、地中埋設部の改修には適していない。 

〇4 .ガス栓の改修では、ゴム管が外れたときに、ガスが自動的に止まる安全機能が 付いたヒューズ付ガス栓を採用する

 

【問題38】 ガス設備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。 

1 .土中に埋設された亜鉛めっき鋼管のガス配管は、20年以上経過すると、ガス漏 れが発生しやすい傾向にある。 

2 .土中に埋設されたガス配管がポリエチレンで被覆され、継ぎ手のみが亜鉛めっ きである場合は、計画的な改修が必要である。 

X3 .共用部分のガス設備の更新工事では、新しい配管が露出しない設置計画にしな ければならない。 

4 .古いガス栓は、長い年数が経過するとすり合わせ部分が摩耗して、ガス漏れの 原因になる

 

【問題38】 排水通気設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。 

1 .排水管に設置するトラップは、排水立て管の通気不良に起因する自己サイホン 等による破封を防止することができる。

〇2 .端部を外気に開放している通気管は、排水されていない状態では、排水管内の 悪臭ガスを大気に放出する。 

3 .特殊継手排水システムは、排水性能が高いが適用高さに制限があり、超高層マ ンションには採用することはできない。 

4 .特殊継手排水システムは、排水立て管内及び排水横枝管内の流れの交差を円滑 にするために、継手で横枝管内の流速を減じている

 

【問題38】 給水管の調査診断に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。 

1 .配管の破壊調査は、局所的な少数調査でも適切な劣化評価が得やすい。 

2 .配管の簡易調査は、調査対象を無作為に選定して実施するのがよい。 

〇3 .高置水槽を使用している場合は、高置水槽から分岐した部分の配管も調査の対 象とする。 

4 .加圧給水(ポンプ直送)方式の配管の劣化状態を評価するための水質調査は、共 用部分の立て管と末端水栓の水を採取して実施する

 

【問題 39】 マンションの防災設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれ か。 

1 .避雷設備は、建築物の高さ10mを超える部分に設置する。 

2 .一般放送と兼用する非常放送設備は、2 線式配線とし、非常放送時には音量調 節器を通して放送できるようにする。 

3 .火災の種類でB火災は、電気火災のことである。 

〇4 .誘導灯の種類には、その設置目的により、避難口誘導灯、廊下通路誘導灯、階 段通路誘導灯等に分類される

 

【問題39】 マンションの消火設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれ か。 

〇1 .消火器は、初期消火に有効であり、拡大した火災に用いることは適切ではな い。 

2 .マンションのスプリンクラー設備は、一般的には乾式閉鎖型が用いられる。 

3 .泡消火設備は、酸素濃度を希釈することで消火する設備である。 

4 .屋内消火栓設備のうち、放水量が最も少ない消火栓は、易操作性 1 号消火栓で ある

 

【問題39】 マンションの消防用設備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはど れか。 

1 .スプリンクラー設備は、火災の感知から消火まで自動で行う設備である。 

2 .不活性ガス消火設備は、酸素濃度の希釈作用によって消火する設備である。 

X3 .泡消火設備は、泡の負触媒効果によって消火する設備である。 

4 .連結送水管は、火災時に地上に設けられた送水口から建物に設置された放水口 に消防ポンプ車の水を送り、消火活動を行うためのものである

 

【問題39】 ガス設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。 

1 .マンションの管理組合とガス事業者のガス配管の資産区分は、敷地内に設置さ れているガス遮断装置で分かれており、管理組合はガス遮断装置以降の敷地内配 管を管理する。 

2 .ガスメーターには検定有効期限があるため、管理組合が費用を負担して定期に 交換する。 

3 .浴室の鉄筋コンクリート壁面内に埋設されているガス用亜鉛めっき鋼管は、腐 食することはない。 

〇4 .新規に採用されている埋設ガス配管は、耐食性及び耐震性が高いガス用ポリエ チレン管が主流となっている

 

【問題39】 排水管に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。 

1 .排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管と排水・通気用耐火二層管は、マンショ ンの排水管に多く採用されている。 

2 .硬質ポリ塩化ビニル管は腐食しにくいため、地中埋設排水管としても採用され ている。 

3 .排水管には接着接合があるが、接着剤の使用条件や管種が合わなければ、漏水 の原因になる。 

x4 .寒冷地の地中に埋設する排水管は、配管の劣化調査やメンテナンスを容易にす るために、埋設深さを浅くする

 

【問題 40】 マンションの換気設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれ か。 

1 .マンションで採用されるのは、第 1 種機械換気方式が多い。 

2 .給気の確保が不十分である場合には、換気扇の能力を大きくして必要換気量を 確保する。 

〇3 .マンションの排気方法は、ダクトのスペース、メンテナンス、換気性能等の問 題で、各戸水平排気方式が多く採用されている。 

4 .硬質塩化ビニル管を、台所用レンジフードファンの換気ダクトに使用する

 

【問題40】 マンションの警報設備又は避難設備に関する次の記述のうち、最も適切 なものはどれか。 

1 .自動火災報知設備は、火災発生後の異常現象をとらえて警報を発し、火災の消 火活動に役立てるための設備である。 

2 .自動火災報知設備のうち、マンションのキッチンに設置する感知器は、差動式 スポットである。 

〇3 .誘導灯設備は、消防法施行令の定めにより、地階、無窓階、11階以上に設置す ることとされている。 

4 .非常照明の床面照度は、蛍光灯器具では 1 ルクス以上を確保しなければならな い

 

【問題40】 マンションの換気に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。 

〇1 .自然換気は、室内外の温度差等を利用して、室内の空気を入れ替える換気方式 である。 

2 .第1種換気法は、機械換気設備により給気し、排気口から自然排気する換気方 式である。 

3 .第3種換気法では、給気の確保が不十分である場合は、換気扇の能力を大きく して必要換気量を確保する。 

4 .ホルムアルデヒドを発散する建材を使用していない新築マンションの住戸に は、24時間機械換気設備の設置は義務づけられていない

 

【問題40】 マンションの消防用の設備に関する次の記述のうち、最も不適切なものは どれか。 

1 .消防法に定める消防用設備等とは、消火設備、警報設備、避難設備、消防用水 及び消火活動上必要な施設である。 

2 .火災の発生や延焼のおそれが少ないものとして所定の基準に適合するマンショ ンは、特例により、「通常用いられる消防用設備等」に代えて「必要とされる防 火安全性能を有する消防の用に供する設備等」を設置することができる。 

x3 .消火器の設置位置は、建物の延べ面積又は床面積、消火器の能力で決定する。 

4 .スプリンクラー設備の設置基準は、消防法の規定のほか、地方公共団体の条例 も確認する

 

【問題40】 排水管の維持修繕に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。 

x1 .高層マンションの排水管の改修において、継手部分で排水を旋回させることに よって流速を加速させ排水性能を向上させる特殊継手排水システムを採用した。 

2 .排水・通気設備の調査診断では、台所のシンクに接続されている排水管を調査 対象とした。 

3 .内部の劣化が著しく進行していた排水用鋼管の改修では、既存配管の使用を継 続するために配管内部を研磨してエポキシ系樹脂をライニングする更生工法は、 提案しなかった。 

4 .排水管の油脂類の付着を除去するために、高圧洗浄法で排水管を清掃した