「聲の形」というアニメ映画を次男が借りてきたので一緒に観ました。

視聴覚障害のヒロインといじめっ子たち。幼いからこそ何も考えない行動や発する言葉が心を突き刺します。
いじめた少年はその後いじめられる側になってしまう。高校生になっても過去を引きずりまわりと関わろうとしない。彼は手話を学び数年ぶり視聴覚障害の彼女と出会う。
少年、障害のある彼女、いじめていたクラスメートが再会してそれぞれが自分自身の今を悩んでいたり、忘れたい過去を引きずって後悔したり前に進めなかったり・・・

かなり重い映画ですが現実に普通にありえること。若さゆえの不器用さから歯車が合わない。過去にとられてばかりいて進めない。人と関わることが難しい。自分を表現できない。ん〜これは大人でもあり得ます。

いくら世の中が簡単、便利、時短になっても人間の心はそう簡単にはならない。簡単じゃないからこそ小さい頃から人との関わり方を学んでほしいと思う。
本当なら家族の繋がり、親の愛から自然と身についていくものなんだけどね。それが薄れていることがとても怖い。

そんなことを考えさせられる映画でした。今はもう上映されていませんがレンタルできます。

次男は高校生ですが福祉に興味をもって手話を学んだりポランティアも積極的にしています。彼も様々な苦悩からきっと選んだ道。
不器用だけど私と同じ人と接することが好きだから、人のために何かすることが喜びとなる生き方ができるといいなと思う。

彼のさりげなく勧めるアニメはなかなか深くていい

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