本日、18:00から始まった、首相の記者会見で、消費税10%の先送りが発表されました。
伊勢志摩サミットにて、世界経済の現状は
リーマンショック前の状況に似ていると表現されました。
首相は、以前、リーマンショック級の惨事や大震災がない限り、
消費税の引き上げは、計画通り行うとの決意表明を行っていた訳ですが、
結果、本日見送りとなりました。
こじ付けとも思われかねない理由で消費税の現状維持となった訳ですが、
実際増税されれば、本当に日本の経済は瀕死の状態となるでしょう。
個人的に、首相の選択は間違ってなかったと思います。
むしろ、財務省やその他増税派の意見に果敢に立ち向かった
英断だったかと思っています。
財政再建まで2年延長された訳ですが、日本の信用力を評価する機関は
この意向をどう判断するでしょうか。
寧ろ、争点は日本の信用力の維持ではないかと思います。
去るも地獄行くも地獄とはよく言ったもので、
この表現が一番正しい。
崇高な日本経済の改善案も現状は無い状況。
この猶予を得て、日本のプライマリーバランスの正常化に努める。
この選択しか道は残っていません。