デッドニング

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前回まで、エプトシーラーや吸音材にスポットをあてたブログ記事を書きましたが、今回は、SDBで作業しているデッドニングの考え方について


スピーカーという製品の能力を引き出すための手段のひとつが、デッドニングです


まず、SDBのドアデッドニングで重要視しているのは、三つです


1.スピーカー取付剛性


2.インナーパネルへの応力分散


3.スピーカー背圧の拡散と吸音



以前の ブログ  ブログ②に取付剛性については記載しましたので、今回は、インナーパネルへの応力分散について


極論からお話すると、スピーカーの動く力に負けないデッドニングによるドアインナーパネルを作るのは、はっきり言って不可能です


ホームオーディオのスピーカーボックスの材料厚さを考えてみてください


あの厚さでも、スピーカーの動きに共振して振動しますよね


そのぐらい、スピーカーの動く力は大きいのに、ドアインナーパネルの鉄板厚さは1ミリもありません
 

そんなインナーパネルに制振材やら他の材料を貼ったところで、インナーパネルが固くなり、スピーカーの動く力に勝る剛性を確保できるわけがない、と、SDBは考えています


そんじゃ、どうすればいいか


剛性を高めるという考えから、インナーパネルを大きくして力を分散させるという考えでデッドニング作業を行ってます


自然界にはエネルギー保存の法則という絶対事項があり、スピーカーが動いた時のエネルギーを他のエネルギーに変換すれば、スピーカーの運動エネルギーは放出されます


SDBでは、この考え方を大原則に、ドアインナーパネルをデッドニングしています


こちらは、以前に作業依頼を頂きました、シビックハッチバックのインナーパネル完成画像





パッと見て、レジェトレックスを貼ってあるだけですが、インナーパネル裏面にはSDBのノウハウがビッシリ詰まっています


もちろん、試聴車にもデッドニング作業を行っています


ドアデッドニングについては、各オーディオプロショップそれぞれに考え方があると思います


どちらのプロショップが正しいのか、ではなく、どの考え方にお客様が共感するのか、だと思います


次回は、スピーカー背圧の拡散と吸音についてです