おはよーさんです(・∀・)

 

断熱欠損ってなんだ?って思う方も多いのではないでしょうか?

 

意味はそのままで断熱材がない部分のことです。

 

一条ハウスの断熱欠損部位は、玄関土間とユニットバス下の基礎底盤です。Q値計算の内訳をみるとこの2つの部分の熱が逃げる量は家全体の熱損失の7%にもなります。

 

この部分の断熱欠損は違法ではありませんが、「家は性能」の一条工務店なので、そこは何とか対策して欲しいのです。ただ、こんな要望を出す施主が少ないのでやらないのかしら。。

 

 

まず、玄関ですが、赤色でマークした基礎の立上りと土台の間に断熱材が入っていません。この部分の室外側はコンクリート剥き出しですから、熱損失が大きいです。

 

そして青字でマークした玄関土間部分にも断熱材が入ってませんので、ここからも熱がドンドン逃げてます。ただ、寒冷地仕様だと玄関土間には断熱材を敷いて床暖房が入ります。

 

スウェーデンハウスでは玄関ドアの取り付け位置を上げて、この部分にも断熱材をいれられるようにしているようですが、一条の場合は玄関ドアの設置高さ変更は難しいそうです。

 

このように、一条ハウスでは基礎の立上りの数センチと玄関ドアの真下、さらに土間部分に断熱材が入ってません。これが玄関ホールが冷える理由の一つです。

 

さらに玄関ドアはK1.5を選択しても、トリプルサッシの半分以下の性能しかないため、玄関

は、土間の断熱欠損と玄関ドアからの熱損失でコールドドラフトの発生ポイントな訳です。

 

四代目の家では標準施工でやった対策として、熱を持つ床暖房のヘッダーボックスの玄関ホールへの設置と、RAを玄関の天井に設置して室内側から暖かい空気を呼び込んでます。

 

 

次にユニットバス下です。基礎の立上りに沿って断熱材が入りますが、赤字の基礎天端と青字の基礎底盤には断熱材が入ってません。

 

赤字の部分は現場発泡ウレタンを工事の時に吹いてもらえば対策できますが、基礎底盤は丸々断熱材が入ってないため、まずい。。まずいですぞヽ(`Д´)ノ

 

 

玄関の基礎立上りに関して、断熱材を現場設置するという方法もありますが、四代目は寒冷地なので、分厚い断熱材を室内側に設置すると玄関土間がかなり狭くなってしまいます。

 

なので、自分で断熱材を買ってきて、外側に貼るしかないのか??でもシロアリが怖いからコシシーラーで張り付けた方がいいでしょうね。

 

あと、断熱モルタルというものがあるので、断熱材が貼れない部分についてはこれを利用する案も検討できると思います。

 

 

ユニットバスの床には床暖房が入っているため、コンクリート底盤に断熱欠損があると気が付かない方も多いと思いますが、意識してみるとお風呂の床温度が他より低いと分かります。

 

 

玄関土間、ユニットバス下の断熱欠損は結構な熱損失量なので、「家は性能」の一条工務店としてはここに拘りをもってほしいものです。

 

 

以上、一条ハウスはもう少しで完璧なんですけどねーの巻でした(;・∀・)