ベトナムの物価は、日本の約3〜4分の1と言われている。(2019年現在)





僕がベトナムに来た時もそう言われていた。





日本にいた時、この話を聞いて真っ先に思い浮かんだ僕の発想はこう。





「物価が3〜4分の1。つまり、こっちの1万円は現地にて4万円の価値。それってベトナムに行くことで、日本で給料約20万円だとして、向こうでは80万円貰ってる人になるのか俺は!金持ちー!」





努力無しでもフィールドを移すことで物価の違いの恩恵だけを受ける。それって棚ぼたじゃ無いけど、熱くない?






しかし、現実はそんなに甘くはなかった。






たしかに、ローカルフードは全般的に安い。






一食、50.000vnd(250円)あればお腹いっぱい食べれる。フォーだったりチャーハンだったり、春巻きだったり、バインミーと呼ばれるローカルサンドイッチだったり、レパートリーもある。ビールだって100円で飲める。





外国人向けサービスアパートやマンションでは、掃除、洗濯は全部やってくれる。(面倒くさがりの僕にはこれが大きい!)






しかし、外国人向けサービスアパートやコンドミニアム(在住外国人が住むマンション)の家賃は決して安くは無い。50.000円の日本の部屋を13.000円で住めると思ったら大間違い。同じくらいか、下手するともっとしたりする。





ローカルで探せば安いところはあるが、支払いや大家さんや担当者とのやりとりなどでベトナム語オンリーだと外国人にはややハードルが高く、人脈は必須。






日本食屋さんで牛丼を頼むと、600円くらいする。日本では250円で美味しい牛丼が食べられる。
日本食屋さんは日本価格もしくは少し上乗せくらいのとこが多い。





ベトナムで日本の生活を維持しようと思えば、日本よりもお金がかかるのだ。






これに気付かず、来てしばらくはついつい浪費がちだった💦





さらには、日本では、高品質なサービスを低価格で受けられる。しかしそんな国は稀で、世界のスタンダードは、安かろう、悪かろう、だ。






安いものに高品質を求めること自体が日本的というか。値下げスパイラルの産物というか。






外国人は、日本は良いものが安く買える、とドンキホーテに行ったりする。ベトナムのフォーが先日、世界の安くて美味しい料理100選に選ばれたが、1位はなんと日本の回転寿司だ。そういう意味で、そういえばどこかで日本がかつての東南アジア化してきている、と言う記事を見たことがある。






250円で安く食べられる、と言ったが、よく考えてみると日本でも250円あれば、美味しいハンバーガーや牛丼、パンやおにぎりが食べられる。






冷静に考えてみると、日本は十分安くて良いサービスを受けられる国だ。そういう意味で日本という環境は改めて素晴らしい、と思う。家から一歩も出なくてもアマゾンで必要なものが手に入る。






しかし海外では、安いものは値段相応、良いサービスを受けようと思ったら値が張る。雑誌やネットで見つけた欲しいものは、近隣の大都市まで行かないと買えない。





物価の違いの恩恵を受けるには、現地の生活に馴染んでこそ。例えば浴槽は無い家が多い。ゴキブリを見て怯えるベトナム人はいない。お湯が出ない家もある。ちなみにハノイの冬は、気温一桁まで冷える。






どうだろうか。物価の安い国での生活のイメージが少し変わっただろうか。僕たちは物価の低い国で、円の価値を振りかざして豪遊しているわけでは決して無い!






ただ。






僕は海外の持つ異国感と言うか。





サバイバル精神を刺激されるというか。





不便さも含めて、逆に自分にとって必要なものと不必要なものを明確に考えることが出来るようになったり。





そういったことを引っくるめて海外で生活していることが何となく好きだ。





そんな異国感を楽しめる人こそ、海外生活は面白いかもしれない。






〜to be continued 〜


ベトナム ハノイ 日系美容室 オーブジャパン 
伊藤星太。

「’海外美容師’という生き方。」
AUBE JAPAN hanoi viet nam
HAIR DRESSER Ito Seita 


via itoseita.com
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