巨人・田中将大、200勝達成で気になる来季の去就 「現役引退」か「大幅減俸で現役続行」か、コーチ兼任を期待する声も
田中将大の来季はどうなる
巨人の田中将大が日米通算200勝を達成した。レギュラーシーズン最終登板となった9月30日の登板で、6回2失点。今季3勝目を挙げた。8月21日に王手をかけてから4度目の登板で、二軍でバッテリーを組んでいた小林誠司を指名しての白星となった。
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【写真】〈都内で水いらずのカフェデート〉里田まいから話しかけられ微笑む田中将大
達成後に会見場で今後を聞かれると「ここがゴールだと思っていない」と答え、現役続行に触れるのかと思いきや、「ここから先の戦いが本当の勝負。CS、日本シリーズと戦っていけるように、勢いに乗っていきたい」との受け答えだった。何度か聞かれても、はぐらかすように現役続行について明言することはなかった。スポーツ紙デスクが言う。
「このオフには阪神に独走Vを許した"懲罰人事"が予想される。補強したマー君、乙坂智はもちろん、坂本勇人、小林誠司、長野久義といったハエヌキの処遇も問題になるでしょう。特にマー君については、獲得当時は200勝を達成すればそれを花道に勇退というストーリーが描かれていたとされますが、王手をかけてから足踏みをしてしまった。
巨人がCSファーストステージの本拠地開催権を得られる2位になる可能性が残っていれば、最終戦までマー君の登板はなかったでしょう。そうなった時は200勝達成のために来年も現役続行となる見通しだったが、達成したことで現役引退の可能性も出てきた。ただ、投手陣については予想以上にコマが足りない。
先発できるマー君は現役続行という見方も出てきています。ただ1億6000万円の年俸には見合わない。大幅減俸にしてオプションを付ける、あるいはコーチ兼任というプランも上がっています」
現役続行する場合の"難しい問題"
CS後の電撃引退の可能性は残るものの、「200勝は通過点」と会見で切り返したマー君が勇退を希望しているとは考えづらい状況だ。
「マー君はFAでの獲得でなく、記録達成のための温情獲得のようなもの。もちろんコーチ席が確約されているわけではないが、メジャー経験もあり、メジャー移籍した菅野智之に代わって大勢や田中瑛斗ら若手投手の兄貴分としてうまくやっている。コーチの肩書をつけて若手の底上げをしてもらいたいという声もある」(前出・スポーツ紙デスク)
マー君が現役を続行する場合、いくつかの難しい問題が発生しそうな状況ではある。そのひとつが、同級生でハエヌキの坂本勇人の処遇だ。
「坂本はサードのレギュラーとしては限界だが、代打の切り札として新たな道を見つけた。代打(24打席)での打率が.316、11打点、1本塁打で、得点圏打率は.385ですからね。何より、外様のマー君を現役続行させ、ハエヌキの坂本を勇退させるわけにはいかない。このオフの岡本和真の動向次第だが、チームリーダーとして坂本を置いておく必要もある。ただ坂本は年俸5億円。減俸にも限度があるので、その点でチームの足かせになるのは間違いない。
しかも、マー君は甲斐拓也のFA加入により、このオフでの引退必至とされていた小林誠司まで必要な存在と印象づけて"復活"させてしまった。甲斐がケガしているという事情はあるものの、第4キャッチャーのポジションにある小林が本当にチームに必要かは疑問です」(別のスポーツ紙デスク)
マー君がどのようなかたちで来年を迎えるかは、チームの行方も左右することになりそうだ。
※週刊ポスト2025年10月17日・24日号
【巨人】フェニックスLが開幕 戸郷翔征がオリックスとの開幕戦でCSへ向けて調整登板
戸郷翔
宮崎で27日まで行われる「みやざきフェニックス・リーグ」が6日、開幕した。
巨人はオリックスとの開幕戦(SOKKEN)に臨む。先発は、クライマックスシリーズ(CS)第1ステージ(S)第2戦の12日・DeNA戦(横浜)で先発予定の戸郷翔征投手の予定。宮崎入りした5日には、「自分が納得する形が一番ですし、しっかりと試しながらやれることをやりたい」と語っており、CSへ向けて重要な調整登板となる。また、13日のCS第1S第3戦で先発が予定されている横川凱投手も、調整登板に臨む予定となっている。
ヤンキース崖っぷち2連敗 ブルージェイズ・ゲレロに満塁弾被弾 7点追い上げも13失点
2025/10/06
4回、満塁弾を放ち喜ぶゲレロ(右)(ロイター)
ヤンキースは5日(日本時間6日)に敵地トロントでのブルージェイズとの地区シリーズ(5回戦制)第2戦に7―13で連敗し、3勝突破の短期決戦で王手をかけられた。
先発した今季メジャートップの19勝の左腕フリードが大誤算。初回一死一、二塁のピンチは併殺打で切り抜けたが、2回は先頭バーショに右翼へ二塁打され、ジャッジがクッションボールを後逸し、三塁へ進まれた。続くクレメントに左翼へ先制2ランを浴びた。3回は内野ゴロと2本の適時打で3失点。4回に安打と四球で無死一、二塁としたところで降板。2番手ウォーレンが一死満塁でゲレロに満塁打を浴び、さらにバーショに2ランを被弾して0―11となった。5回もスプリンガーのソロ弾で12点差となった。
打線も新人右腕イエサベージが6回一死で降板するまで無安打無得点で11三振を喫した。しかし、2番手の左腕ブルールからベリンジャーが2ラン。7回も一死満塁で5番手の右腕ナンスにジャッジの中前適時打、ベリンジャーの左犠飛、連続適時打で5点を返したが、及ばなかった。
8日(同9日)からは本拠地ヤンキー・スタジアムに舞台を移す。地元ファンの熱狂的な声援を力に逆襲できるか。
【ロッテ】高坂球団社長がサブロー新監督に言及「チーム全体の強度を上げるには適任」新監督の強みは“モチベーター”
2025/10/06
【画像】最終戦セレモニーで涙を見せたロッテ・吉井理人監督
◇プロ野球パ・リーグ ソフトバンク5-2ロッテ(5日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテの球団社長である高坂俊介氏が5日、本拠地で迎えた今季最終戦後にインタビューに応じ、来季から監督に就任するサブロー新監督について言及しました。
今季はリーグ最下位という結果に終わったロッテはこの日、本拠地で今季最終戦を迎え、今季での引退を発表している吉井理人監督も同時に引退となりました。
高坂球団社長は次の監督について聞かれると、「後任監督についてはサブローヘッドコーチに監督就任を要請しまして、すでに承諾をいただいております」と回答。
サブロー新監督については「2年半2軍の監督としてチームの育成に関わっていただきまして、一定の成果が出ているという風に考えている。チーム全体の強度を上げるという大きなテーマと向き合うには適任という風に考えている。新監督中心に、これから練習計画・指導計画を立てることになると思います。また、モチベーターとしての役割もマネジメントとしては求められますが、そういったところも3シーズンチームの中で彼の立ち振る舞いを見る限りはしっかりやってくれるのではないかと思っております」とコメントしました。
【DeNA】牧秀悟が試合復帰 「2番・二塁」でスタメン出場
試合前、ノックを受ける牧秀悟(カメラ・太田 和樹)
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◆みやざきフェニックス・リーグ DeNA―日本独立リーグ選抜(6日・ひなたひむかスタジアム)
8月7日に左手親指付け根のじん帯修復手術を受けたDeNA・牧秀悟内野手が「2番・二塁」で試合復帰する。スタメンは以下の通り
1(遊)森敬
2(二)牧
3(中)梶原
4(一)井上
5(捕)伊藤光
6(指)加藤
7(右)勝又
8(三)田内
9(左)小針
P 若松
ヤクルトが太田賢吾外野手に戦力外通告 球団発表 現役続行希望 18年オフに2対2トレードで日本ハムから加入「ドラフト下位で11年もできた」
2025/10/06
ヤクルト・太田賢吾
ヤクルトは6日、太田賢吾外野手に来季の契約を結ばないことを伝えたと発表した。
東京都内の球団事務所で取材に応じた太田は、今後について「一応現役続行で。トライアウトは受けないです。オファーがあればやりたい」と話した。NPB球団にはこだわらないとした。
今季は8月に1番打者を務めることもあった太田だが、若手の成長もあり「やっぱりシーズン終了時の成績では自分でも物足りないはわかっていたし、仕方ないっちゃあ仕方ないですね」と覚悟していた部分あったという。「もっと活躍できれば良かったが、ドラフト下位で11年もできたので。そこに関しては自分を褒めてあげたいというか、頑張れたというか。まだ終わっていないですけど、一旦頑張れたなと思いますね」と話した。
太田は2014年度ドラフト8位で川越工から日本ハムに入団。18年オフに2対2の交換トレードで高梨裕稔投手とともにヤクルトに移籍(ヤクルトからは秋吉亮投手と谷内亮太内野手が日本ハムへ移籍)。加入1年目の19年は90試合に出場し、打率・251、3本塁打、27打点をマークしたがその後は出場機会を減らしていた。今季は44試合に出場し、打率・229、0本塁打、6打点だった。
異例の電撃発表に滲む危機感 辞任公表から10時間後…球団社長が明かした“事情”
2025/10/06
来季、ロッテの1軍監督に就任するサブロー氏【写真:岡部直樹】
午前中に吉井監督の辞任発表、午後には後任人事も発表
まさかの“電撃発表”だった。ロッテは5日、午前中に吉井理人監督の辞任を発表。午後2時から本拠地のZOZOマリンスタジアムで行われた今季最終戦のソフトバンク戦を終えると、今度は高坂俊介代表取締役球団社長が報道陣に対応し、サブローヘッドコーチの監督昇格を公表した。複数年契約を結ぶ見込みで、8日に就任会見が行われる。
「吉井監督本人から辞任の申し出があり、それを受け入れました。後任監督については、サブローヘッドコーチに就任を要請しまして、既に承諾をいただいています。サブロー新監督は2年半、チーム作りにかかわっていただき、一定の成果が出ている。特に若手野手の活躍が目立ちます」
2022年、吉井監督の就任が発表されたのは10月7日。井口資仁前監督の辞任発表から5日後だった。今年6月、2軍監督から配置転換されたサブローヘッドの昇格は“既定路線”だったとはいえ、今回の素早い対応には球団の危機感が透けて見える。
今季は開幕戦だった3月28日からのソフトバンク3連戦(みずほPayPayドーム)で3連勝と好発進。しかし以降は外国人選手の不振などで波に乗れなかった。最終的には56勝84敗3分けで借金28となり、8年ぶりの最下位。パ・リーグの5球団に負け越し、5位・西武にも7ゲーム差をつけられた。
2021年に「Vision2025」を掲げ、常勝軍団の構築を1つの目標に掲げてきたが、結果的に5年間でリーグ優勝を達成できず。高坂球団社長は「千葉ロッテマリーンズは長らく優勝争いに絡めない。Aクラスというよりは、どちらかというとBクラスに定着する機会が多かった。2005年に日本一、2010年には3位から下剋上で日本一がありましたけど、いい状態が長く続かない」と振り返る。
「今回区切りの年で、Visionを成し遂げることができなかった。マリーンズは、うまくいかなかったときに、大幅なリセットをできないままに、次のシーズンに向かうことを何度か繰り返しています。これだと、失敗の経験を次につなぐことができない。組織上の大きな課題はこれにあると思っています」
「日本一にするという大きな夢の実現のために勇往邁進」
まずは2005年以来遠ざかるリーグ優勝へ向けて、少しでも早く態勢を整えたいという考えである。今季の“失敗”を来季に生かすため、チームを熟知するサブローヘッドの昇格。コーチ人事も進めており、球団はサブロー新監督の「この愛するチームを日本一にするという大きな夢の実現のために勇往邁進してまいります」というコメントを広報を通じて発表した。
一方の吉井監督はこの日、ベンチ入り野手全員を起用。「最後なので全員出そうと思いました」。3点ビハインドの展開にもかかわらず9回には今年セットアッパーに定着した高野脩汰投手が登板。1死一塁の場面では新クローザーの横山陸人投手を送り込み、吉井監督自らマウンドに足を運んでボールを手渡した。それが“最後の仕事”。ベンチに戻ると感極まった表情を見せた。
試合後のセレモニーでは「本当はもうちょっとやりたかったけど」と未練をのぞかせる場面も。報道陣から辞任の経緯を問われると「今季の結果が全て。若い選手がいい成績を残していても、勝ってナンボの世界。結果が出ていない責任を取ります」と説明した。
3年間の監督生活については「それぞれのシーズンに色があって楽しかったです」と回顧。将来的に他球団を含めて監督就任のオファーがあったらどう対応するかの質問には「やられっ放しで終わったので、チャンスがあれば……」と色気を見せた。
監督人事が一気に動いた1日。現役時代に「つなぎの4番」として2度の日本一に牽引したサブロー新監督には、指揮官としても経験を“新チーム”につなぐ役割が期待される。若手野手育成の実績は残した。後はいかに勝利に結びつけるか。バットマンとして勝ち方を知る男に、チーム再建のタクトを託す。
巨人・田中将大、200勝達成で気になる来季の去就 「現役引退」か「大幅減俸で現役続行」か、コーチ兼任を期待する声も
田中将大の来季はどうなる
巨人の田中将大が日米通算200勝を達成した。レギュラーシーズン最終登板となった9月30日の登板で、6回2失点。今季3勝目を挙げた。8月21日に王手をかけてから4度目の登板で、二軍でバッテリーを組んでいた小林誠司を指名しての白星となった。
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【写真】〈都内で水いらずのカフェデート〉里田まいから話しかけられ微笑む田中将大
達成後に会見場で今後を聞かれると「ここがゴールだと思っていない」と答え、現役続行に触れるのかと思いきや、「ここから先の戦いが本当の勝負。CS、日本シリーズと戦っていけるように、勢いに乗っていきたい」との受け答えだった。何度か聞かれても、はぐらかすように現役続行について明言することはなかった。スポーツ紙デスクが言う。
「このオフには阪神に独走Vを許した"懲罰人事"が予想される。補強したマー君、乙坂智はもちろん、坂本勇人、小林誠司、長野久義といったハエヌキの処遇も問題になるでしょう。特にマー君については、獲得当時は200勝を達成すればそれを花道に勇退というストーリーが描かれていたとされますが、王手をかけてから足踏みをしてしまった。
巨人がCSファーストステージの本拠地開催権を得られる2位になる可能性が残っていれば、最終戦までマー君の登板はなかったでしょう。そうなった時は200勝達成のために来年も現役続行となる見通しだったが、達成したことで現役引退の可能性も出てきた。ただ、投手陣については予想以上にコマが足りない。
先発できるマー君は現役続行という見方も出てきています。ただ1億6000万円の年俸には見合わない。大幅減俸にしてオプションを付ける、あるいはコーチ兼任というプランも上がっています」
現役続行する場合の"難しい問題"
CS後の電撃引退の可能性は残るものの、「200勝は通過点」と会見で切り返したマー君が勇退を希望しているとは考えづらい状況だ。
「マー君はFAでの獲得でなく、記録達成のための温情獲得のようなもの。もちろんコーチ席が確約されているわけではないが、メジャー経験もあり、メジャー移籍した菅野智之に代わって大勢や田中瑛斗ら若手投手の兄貴分としてうまくやっている。コーチの肩書をつけて若手の底上げをしてもらいたいという声もある」(前出・スポーツ紙デスク)
マー君が現役を続行する場合、いくつかの難しい問題が発生しそうな状況ではある。そのひとつが、同級生でハエヌキの坂本勇人の処遇だ。
「坂本はサードのレギュラーとしては限界だが、代打の切り札として新たな道を見つけた。代打(24打席)での打率が.316、11打点、1本塁打で、得点圏打率は.385ですからね。何より、外様のマー君を現役続行させ、ハエヌキの坂本を勇退させるわけにはいかない。このオフの岡本和真の動向次第だが、チームリーダーとして坂本を置いておく必要もある。ただ坂本は年俸5億円。減俸にも限度があるので、その点でチームの足かせになるのは間違いない。
しかも、マー君は甲斐拓也のFA加入により、このオフでの引退必至とされていた小林誠司まで必要な存在と印象づけて"復活"させてしまった。甲斐がケガしているという事情はあるものの、第4キャッチャーのポジションにある小林が本当にチームに必要かは疑問です」(別のスポーツ紙デスク)
マー君がどのようなかたちで来年を迎えるかは、チームの行方も左右することになりそうだ。
※週刊ポスト2025年10月17日・24日号
ヤクルト 嶋基宏ヘッドら4コーチとの契約終了 球団が発表、契約満了により すでに高津監督の退任発表、後任は池山2軍監督の昇格が最有力
2025/10/06
ヤクルト・嶋基宏コーチ
ヤクルトは6日、契約満了にともない嶋基宏ヘッドコーチ(40)ら4コーチとの契約を終了したと発表した。
契約を終えたのは嶋ヘッドのほかに石井弘寿投手コーチ(48)、小野寺力投手コーチ(44)と杉村繁打撃コーチ兼任スコアラー(68)。
嶋ヘッドコーチは現役時代の22年に捕手兼コーチ補佐に。同年限りで現役を引退後は23年にバッテリー兼作戦補佐コーチを務めた。24年からはヘッド兼バッテリーコーチとなり、今季からはヘッドコーチに専念していた。
ヤクルトは今季、村上ら主力野手に故障者が続出したことも響き、歴史的な低迷で20年以来の最下位に終わった。球団は21年にリーグ優勝と日本一、22年にリーグ連覇を成し遂げた就任6年目の高津臣吾監督(56)の今季限りでの退任を9月末に発表。後任には池山隆寛2軍監督(59)の昇格が最有力となっている。
日経平均株価午前の終値4万7835円36銭 初の4万7000円台 自民党・高市新総裁の経済政策への期待が相場押し上げ
2025/10/06
高市早苗氏の自民党総裁就任を受け、週明けの東京株式市場は、ほぼ全面高になっています。
積極的な財政政策がとられるとの受け止めが広がり、日経平均株価は初めて4万7000円台をつけました。
週明けの平均株価は、上げ幅が2000円を超えました。
取引開始直後から、買い注文が膨らみ、東京市場はほぼ全面高になっています。
相場を押し上げているのは、自民党の高市新総裁の経済政策への期待です。
就任後の会見で、高市氏は、物価高対策に力を入れる姿勢を強調し、積極財政路線で景気刺激策がとられることへの期待が広がりました。
市場関係者の間からは、「少数与党で安定した政権運営ができるかが今後の焦点だ」「上昇ピッチが続くかは注意してみていく必要がある」との声が上がっています。
平均株価、午前の終値は4万7835円36銭、円相場の11時30分現在の値は1ドル149円83~85銭です。
【速報】回送列車は見習い運転士が運転 東急田園都市線 列車衝突・脱線事故
きのう夜、川崎市の東急田園都市線の梶が谷駅付近で、普通列車と回送列車が衝突し、車両が脱線した事故で国の運輸安全委員会は回送列車を運転していたのは見習い運転士だったと明らかにしました。
東急電鉄によりますと、きのう午後11時すぎ、川崎市の東急田園都市線梶が谷駅に到着しようとした渋谷行きの普通列車が回送列車に衝突し、回送列車の先頭車両が脱線しました。
国の運輸安全委員会は、今後、調査官2人を現地に派遣して事故原因などを調べる予定ですが、東急電鉄からは回送列車を運転していたのは見習い運転士だったと報告があったということです。
普通列車には乗客149人が乗っていたということですが、けがをした人はおらず、運転士にもけがはなかったということです。
この事故の影響で始発から田園都市線は渋谷駅と鷺沼駅の間で運転を見合わせているほか、大井町線でも二子玉川駅と溝の口駅の間で運転見合わせとなっています。
運転再開のめどはたっておらず、東急電鉄は振り替え輸送を実施しているとしています。
東急電鉄によりますと事故当時回送列車は停車していましたが、この停車位置が不適切だった可能性があるということです。
台風22号(ハーロン)は日本の南でUターンか 進路の不確実性が大きい
10月6日(月)9時現在、台風22号(ハーロン)は小笠原諸島の父島の南南西をゆっくりと西北西に移動しています。
今後は西寄りに進んだあとは、高気圧の縁をまわって北上し右回りにUターンする可能性があります。まだ進路が不確実ですので、今後の情報にご注意ください。
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▼台風22号 10月6日(月)9時
中心位置 父島の南南西約240km
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 西北西 ゆっくり
中心気圧 994 hPa
最大風速 23 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 35 m/s
太平洋側で荒天となる可能性も
台風22号(ハーロン)は太平洋高気圧の南縁に沿って、比較的ゆっくりとしたスピードで西よりに移動しています。
この先も進路は高気圧の縁に沿うものと考えられ、8日(水)以降は徐々に進路を北寄りに変え、その後は東寄りに方向転換する可能性が高くなっています。
発達に適した海域を進むため、明日7日(火)には「強い」勢力で暴風域を伴い、9日(木)には「非常に強い」勢力の台風になる予想です。
進路次第では南西諸島や伊豆諸島、西日本・東日本の太平洋側で雨や風が強まり荒れた天気となる可能性もあります。特に東海から関東の沿岸部では大雨となるおそれもあるため、今後の情報にお気をつけください。
予報円大きく、進路・速度ともに予測に誤差
7日(火)以降の予報円は5段階のうち最も広いCランクとなっています。予報円が広いことは、進路の確度が低いことを表しています。また、進行速度の予測にも大きな差がある状況です。
予報円の中心を通るとは限らず、場合によっては陸地にかなり接近することも考えられます。
参考 世界各国の気象機関が計算した進路の数値シミュレーション結果
この図の細い線1本1本は、台風予報の基礎となっている数値シミュレーションの結果をそのまま描画したものです。予測の不確実性を解説するために参考で掲載しています。
これらを比較すると、西進したあと転向する傾向は揃っているものの、どのあたりまで西進するか、どの程度北上するかの予想にはばらつきがあります。台風22号の進路には大きな誤差が含まれていることがわかります。
進路次第で影響が大きく変わります。日がたつにつれて誤差は縮小しますので、今後の台風情報にご注意ください。
台風の暴風域に入る確率
5日先までに台風の暴風域に入る確率が10%以上の府県予報区は以下の通りです。(気象庁)
宮城県 5 %
福島県 11 %
茨城県 22 %
栃木県 14 %
群馬県 14 %
埼玉県 19 %
千葉県 33 %
東京都 64 %
東京地方 22 %
伊豆諸島北部 40 %
伊豆諸島南部 64 %
神奈川県 26 %
新潟県 7 %
上中下越 7 %
富山県 7 %
石川県 7 %
福井県 9 %
山梨県 22 %
長野県 20 %
岐阜県 17 %
静岡県 32 %
愛知県 25 %
三重県 29 %
滋賀県 16 %
京都府 14 %
大阪府 17 %
兵庫県 14 %
奈良県 25 %
和歌山県 31 %
鳥取県 5 %
岡山県 7 %
広島県 5 %
徳島県 17 %
香川県 11 %
愛媛県 9 %
高知県 17 %
台風21号(マットゥモ) 日本への影響なし
▼台風21号 10月6日(月)9時
中心位置 華南
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 西北西 20 km/h
中心気圧 994 hPa
最大風速 23 m/s
最大瞬間風速 35 m/s
台風21号(マットゥモ)は昨日の午後に中国華南の広東省に上陸しました。
今後は勢力を弱め、今夜までに熱帯低気圧に変わる予想です。周辺の地域に渡航する方は台風情報にご注意ください。日本への影響はありません。
秋の台風は要注意
平年の台風発生数
台風22号は、今月2つめの台風です。9月は平年と比べて発生数が多くなりましたが、10月もハイペースで発生が続いています。
台風発生数の平年値を見ると、10月の台風発生数の平年値は3.4個で、まだまだ台風の発生しやすいシーズンです。また、上陸数の平年値は0.3個で、およそ3年に一度、本土への上陸があることになります。
秋の台風は発達して急速に北上してくることもありますので、今後も台風対策・大雨対策等を整えておくようにしてください。
台風の名前
北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風22号の「ハーロン(Halong)」はベトナムが提案した名称で、ベトナム北部の美しい湾の名前(ハロン湾)からとられています。
台風21号の「マットゥモ(Matmo)」は米国が提案した名称で、「大雨」を意味するチャモロ語からとられています。
日本ハム・清宮幸 来季続投発表の新庄監督への思い語る「ボスが僕たちを見限らないうちに優勝したい」
2025/10/06
バント練習をする清宮幸
日本ハム・清宮幸太郎内野手が6日、エスコンフィールドでレギュラーシーズン総括の取材に応じ、来季続投が5日に発表された新庄剛志監督への思いを語った。
22年の就任から4年間は、2年連続最下位から2年連続の2位。たびたびイジられるなど、目をかけられてきたまな弟子は「僕だけじゃなく、本当にたくさんの経験をさせてもらってここまで来ている」と振り返り「早く優勝しろよって思ってると思う。ボスが僕たちを見限らないうちに早く優勝したい」と意気込みを新たにした。
9月6日のオリックス戦では自身の走塁ミスもあって痛恨の黒星。翌日に新庄監督から「『おまえがこういうことをやっちゃダメだろう』って言われました」と指摘されたという。それは「やっぱりそういうプレーの部分、当たり前のことをちゃんとやるところをこれからも続けていければ」と、チームを引っ張る立場としての自覚を求められたと受け止めている。
チームは11日からオリックスとのCSファーストステージを本拠地で戦う。「短期決戦で一瞬のスキとかミスとか、そういうところで相手に流れがいってしまうところはかなりある。一戦必勝でやっていくしかない」と表情を引き締めた。
「欲しがるチームはあるんじゃないか」巨人で3選手に戦力外通告 評論家の視点「環境を変えてあげたらと思っていた」
2025/10/06
巨人・今村信貴(21年4月撮影)
巨人は6日、今村信貴投手、戸田懐生投手、重信慎之介外野手の3選手に来季契約を結ばないことを通知したと発表した。
31歳の今村は太成学院大高から2011年度ドラフト2位で入団。先発、中継ぎもこなし、献身的にチームを支えてきた。18年から21年まで4年連続で先発として2桁登板。22年には55試合に登板して21ホールドを挙げた。
ただ、昨季7登板に終わると、今季の1軍登板はなし。それでも、ファームでは41登板で防御率1.91の成績を残していた。
巨人OBのデイリースポーツ評論家・関本四十四氏は「先発でも100イニング近く投げたこともあったし、困ったら投げてもらう便利屋として貢献してきた。ただ、巨人も横川、森田、又木といった若い左も出てきたこともあり、なかなかチャンスが与えられなかったよな」と振り返った。
ここまで14年間、巨人一筋でプレー。今後は不透明だが、「人間的にものすごくいいやつだし、スタッフや指導者としても可能性を感じる貴重な人材。巨人としても離したくないと思うが、選手として見たら、俺自身ここ2年くらいは環境を変えてあげたらいいんじゃないかと思っていた。オーソドックスの投手だが、左でまだ31歳。欲しがるチームはあるんじゃないか」とも語った。
32歳の重信は早実、早大を経て15年度ドラフト2位で入団。19年に106試合に出場し打率・266、2本塁打、16打点をマークしたが、その後はなかなか出場機会を増やせず、今季は10試合の出場にとどまった。
関本氏は重信の戦力外には驚きながらも「今村と同じで、同タイプの選手が出てきたということもあるだろうな。左の外野手では佐々木が1軍で結果も出始め、ファームでは三塚もいる」と、チーム事情に言及。今季はファームでも打率・202と結果を残せず「重信は外野で守れて足もあるけど、打撃でもうひとつ殻を破れなかった。早稲田の先輩、ヤクルトの青木のような選手になってくれたらという期待は大きかったけどな。経験値のある選手だけど、32歳という年齢を考えても、致し方ないところもあるだろうな」と語った。
【ロッテ】金子誠コーチと大家友和コーチの退団を発表 契約満了のため 5日にシーズン終了・吉井理人監督も退任
2025/10/06
【画像】最終戦セレモニーでファンの声援に応えるロッテ・吉井監督
プロ野球・ロッテは6日、金子誠1軍チーフ守備走塁コーチと大家友和2軍チーフ投手コーチが今季限りで退団することを発表しました。契約満了に伴っての退団と明かされています。
金子コーチは1993年ドラフト3位で日本ハムに入団。2014年に現役を引退し、翌年からは日本ハムのコーチに就任しました。その後、2023年からはロッテでコーチ業に当たっていました。大家コーチも1993年ドラフト3位でプロ生活をスタート。MLBでもプレーし、2017年に現役を引退しました。ロッテでは選手時代の在籍のなかったものの2024年にコーチとして入団。1年での退団となりました。
ロッテは前日5日にシーズン最終戦を終了。吉井理人監督の退任も発表され、後任にはサブローヘッドコーチが新監督に就任することも明かされていました。
ロッテ 金子誠コーチ、大家友和コーチが今季限りで退団 球団が発表 契約満了にともない
2025/10/06
ロッテ・金子誠1軍チーフ守備走塁コーチ
ロッテは6日、金子誠1軍チーフ守備走塁コーチと大家友和2軍チーフ投手コーチが契約満了に伴い、今シーズン限りで退団すると発表した。
金子コーチは23年に戦略コーチに就任。今季は6月に最下位低迷を受けて、1軍チーフ守備走塁コーチに配置転換された。
大家コーチは昨オフ、大リーグ・エクスポス時代に同僚だった吉井理人監督率いるロッテの指導者に。1シーズンでの退任となった。
ロッテは5日の今季最終・ソフトバンク戦の開始前に吉井監督の今季限りでの辞任を発表。来季監督にサブロー・ヘッドコーチの就任を発表した。
無免許&酒気帯び運転容疑で逮捕の元ラグビー日本代表ラウタイミ、所属チームが契約解除「大変遺憾」リーグワンは規律委で調査へ
2025/10/06
無免許&酒気帯び運転容疑で逮捕の元ラグビー日本代表ラウタイミ、所属チームが契約解除 ※写真はイメージです(naka/stock.adobe.com)
ラグビーのリーグワン2部のNECグリーンロケッツ東葛は6日、トンガ出身で元日本代表FWのフェツアニ・ラウタイミが5日に無免許と酒気帯び運転の道路交通法違反の疑いで逮捕されたことを受け、「重大な法令違反により逮捕されたことは大変遺憾であり、10月6日付で同選手との契約を解除しました」と発表した。
同チームは今シーズンを最後にチーム譲渡を検討しているが、「NECグリーンロケッツ東葛として戦う最後のシーズンを迎える中、チームを応援・ご支援いただいているすべての皆さまの期待を裏切る事態となりましたことを深くお詫び申し上げます。チームとして今回の事態を重く受け止め、コンプライアンス厳守の意識を改めて徹底し、信頼回復に真摯に努めてまいります」と謝罪した。
また、リーグワンは「参加チームの所属選手が道路交通法違反の疑いで逮捕されたことは大変遺憾であり、ジャパンラグビーリーグワンとしても厳粛に受け止めております。ジャパンラグビーリーグワンは、今後、懲罰規程に基づき、規律委員会において本事案に関する調査および審議を行います。規律委員会における審議結果については改めてご報告いたします」と報告した。
リーグワンでは昨年9月に1部・三重の所属選手が酒気帯び運転で摘発されたことを受け、同乗者を含めた3選手とチームをけん責処分にした。また所属チームは3選手を対外活動禁止6カ月などの処分を科した。
豊昇龍が3年ぶりV 大の里との決勝制す「この気持ちで11月場所に向けて頑張る」…全日本力士選士権
伝統の「選士権章」を右腕に巻く豊昇龍
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第82回全日本力士選士権が6日、東京・両国国技館で行われ、横綱・豊昇龍(立浪)が3年ぶり2度目の優勝を果たした。「もう3年ぶりか。うれしい。この気持ちで次の11月(九州)場所に向けて頑張っていきたい」と笑顔を見せた。
決勝は大の里(二所ノ関)との横綱対決を上手投げで制した。9月の秋場所では千秋楽の本割で勝ったが、優勝決定戦で敗れていた。雪辱の白星に「本場所のことを思い出した。これから何度も対戦があると思う。お互い燃える思いで相撲を取っていると思うので、俺も頑張らなくちゃいけない」と、切磋琢磨(せっさたくま)できる関係性に感謝した。
千秋楽の本割で脱臼したという右手人さし指には、この日もテーピングが巻かれていた。痛みは「あるよ」と完治はしていないが、「終わったことは終わったことで。俺が何か言ったらね、言い訳になっちゃうから。負けた僕の方が悪かった」と多くは語らなかった。
【巨人】田中将大「日米通算200勝」記念グッズ第2弾を発売 パペットシリーズに「マードラゴン」追加
日米通算200勝を達成した巨人・田中将大の記念グッズが発売開始(球団提供)
巨人は6日、史上4人目の日米通算200勝を達成した田中将大投手の記念グッズ第2弾を公式オンラインストアで発売することを発表した。東京ドームの公式グッズショップ「GIANTS STORE」(一部店舗を除く)でも一部の商品を取り扱う。
第2弾は、投球シーンをつなぎ合わせたモーションロゴをあしらったグッズのほか、達成当日のプレーシーンを使用したグッズ、幼なじみそろっての名球会入りを記念した坂本勇人内野手とのイラストグッズなど豊富なラインアップを用意。また、偉業達成記念のニューエラ製キャップを数量限定(200点)で先着販売する。
他にも、パペットシリーズに「マードラゴン」が加わり、特別仕様の記念ハンドパペットのほか仲間たちが記録達成を祝福する様子を描いた雑貨が用意されている。
日本ハム・清宮幸 来季続投発表の新庄監督への思い語る「ボスが僕たちを見限らないうちに優勝したい」
2025/10/06
バント練習をする清宮幸
日本ハム・清宮幸太郎内野手が6日、エスコンフィールドでレギュラーシーズン総括の取材に応じ、来季続投が5日に発表された新庄剛志監督への思いを語った。
22年の就任から4年間は、2年連続最下位から2年連続の2位。たびたびイジられるなど、目をかけられてきたまな弟子は「僕だけじゃなく、本当にたくさんの経験をさせてもらってここまで来ている」と振り返り「早く優勝しろよって思ってると思う。ボスが僕たちを見限らないうちに早く優勝したい」と意気込みを新たにした。
9月6日のオリックス戦では自身の走塁ミスもあって痛恨の黒星。翌日に新庄監督から「『おまえがこういうことをやっちゃダメだろう』って言われました」と指摘されたという。それは「やっぱりそういうプレーの部分、当たり前のことをちゃんとやるところをこれからも続けていければ」と、チームを引っ張る立場としての自覚を求められたと受け止めている。
チームは11日からオリックスとのCSファーストステージを本拠地で戦う。「短期決戦で一瞬のスキとかミスとか、そういうところで相手に流れがいってしまうところはかなりある。一戦必勝でやっていくしかない」と表情を引き締めた。
ロッテ・サブロー新監督に今江敏晃氏がエール「PL学園として頑張っていただきたいと思います」
2025/10/06
今江敏晃氏
ロッテOBで楽天前監督の今江敏晃氏(42)が6日、インタビュー取材を受けるためZOZOマリンスタジアムを訪れ、来季からの監督就任が決まったサブロー氏(49)にエールを送った。
ロッテでチームメートとしてともにプレーしたサブロー氏はPL学園の先輩にもあたる。自身は昨季限りで楽天の監督を退任したこともあり、「去年は、PL学園出身の松井稼頭央さん、立浪さんがプロの監督ではなくなったので、そう意味ではPL学園として頑張っていただきたいと思います」と話した。
【巨人】今村信貴、重信慎之介ら3選手が戦力外 高橋礼、乙坂に続き早くも5人目
2025/10/06
戦力外通告を受けた今村信貴
巨人は6日に今村信貴投手(31)、戸田懐生投手(25)、重信慎之介外野手(32)の3選手に来季の契約を結ばないことを通知したと発表。また、京本眞投手(21)、喜多隆介捕手(27)、鈴木大和外野手(26)を自由契約にすることも併せて発表した。
プロ14年目を迎えた今村は貴重な左腕として2022年には55試合に登板。今季はイースタン・リーグで救援として41試合に登板し防御率1・91と好成績を残していたが一軍での登板はゼロに終わった。
俊足が武器の重信は通算585試合に出場し70盗塁を記録。代走の切り札として重宝されていたが、今季は若手選手の成長などもあり出場機会は激減し、自己最少となる10試合の一軍出場のみにとどまった。
京本、喜多、鈴木は育成として再契約を結ぶ可能性が残る一方で、支配下選手としては既に2日に乙坂、高橋礼が戦力外通告を受けており、早くもこれで計5選手がユニホームを脱ぐこととなった。
断トツ最下位でも「時代も変わった」 本拠地に広がった異例の景色…最終戦にX驚愕
2025/10/06
ファンに手を振るロッテ・吉井理人監督【写真:小池義弘】
ロッテの今季最終戦は満員だった
壮観な光景だった。ロッテは5日に本拠地ZOZOマリンスタジアムで行われたソフトバンク戦で今季の最終戦を迎えた。優勝したソフトバンクには31.5ゲーム差の最下位で終えたが、2万9467人の大観衆で満員となったことにX(旧ツイッター)上には驚きの声があがっている。
最終戦では今季限りで退任する吉井理人監督がセレモニーで挨拶。「ファンのみなさんには本当に嫌な思いをさせて申し訳ありません」と“謝罪”。涙を声を詰まらせていた。
吉井監督は2023年からロッテを指揮し、就任1年目は2位に入った。昨季も3位で2年連続のAクラス入り。しかし、佐々木朗希投手がドジャースに移籍した今季はシーズン序盤から低迷し、チームは2017年以来8年ぶりの最下位に終わった。56勝84敗3分の勝率は.400だった。
勝ち星に見放され“断トツ最下位”で不本意のシーズンとなったが、最終戦のスタンドをロッテファンが埋め尽くした。大声援を送り、吉井監督に“別れ”を告げた。
白のユニホームで染まった観客席の“景色”は壮観。SNS上にはファンから「最終戦満員御礼でグラスラ浴びて敗戦とはいかにも今年のロッテって感じ」「カオス」「最下位チームの最終戦が超満員って時代も変わったよね」「やっぱり観たい」といったコメントが並んでいた。
巨人戦力外の重信が心境「やり残したことは2つあるな」「いつかもし由伸さんが監督として戻ってくることがあれば…」今後は未定
2025/10/06
巨人・重信
巨人は6日、今村信貴投手、戸田懐生投手、重信慎之介外野手の3選手に来季契約を結ばないことを通知したと発表した。
重信は練習が行われた東京ドームを訪れ、チーム関係者に挨拶を行った。報道陣の取材にも応じ、戦力外を受けた心境について「今年1年間、1軍で1カ月帯同しましたが、それだけだったですし、2軍でも成績を収めることができなかった。自分のことですが、客観的に見た時に(チームの)ワンピースにはまることは難しいなと感じて1年間過ごしていた。まあ、そうだろうなと思っていた。言われてびっくりしたとかはなかった」と冷静に受け止めた。
早実、早大を経て15年度ドラフト2位で入団。19年に106試合に出場し打率・266、2本塁打、16打点をマークしたが、その後はなかなか出場機会を増やせず、今季は10試合の出場にとどまった。
10年間在籍した巨人での思い出を問われると、「難しいですね。思い出、やり残したのは二つだけあるな。思い出というと、ありすぎてこれというのは挙げられない」と返答した。
やり残したことについて、「ひとつは由伸さんを胴上げできなかったということ。ルーキーの時の監督さんなんで、我慢して使ってもらったが、ルーキー、若手として戦力になれなかった」と、16年から3年間監督と選手の間柄だった高橋由伸氏に言及。恩師に成長した姿を見せることがひとつのモチベーションで、「いつかもし、由伸さんが監督として戻ってくることがあれば、ジャイアンツにいればベテランの立場だったと思うので。そこまで頑張って、ベテランとして由伸さんを胴上げしたいという気持ちがあったが叶わなかった」と語った。
2つ目にも言及。「もうひとつは二岡さんの愛に結果として応えられなかったことですね。若い時から本当に向き合ってくれた方だった」と、ファーム、そして1軍でも指導を受けた二岡ヘッドの名前を挙げた。
「一番、僕に時間を割いてくれた。どこにいても見てくれた。一番熱い気持ちで正面から向き合ってくれた方。特別の愛を感じていた。それを結果として示すことができなかった」。偉大な先輩でもある、2人の指導者の期待に応えられなかった悔しさをにじませた。
今後については未定。現役続行の可能性も考えながらも、「いろんな選択肢の可能性を考えながら、一旦フラットに考えたい。ずっとやってきた野球なので。今はすぐどうこうは決められない」と語った。