東京ZのB2資格取り消し バスケットボールBリーグ

 バスケットボールBリーグは25日、3部(B3)の東京Zに交付していた2024~25年シーズンの2部(B2)ライセンスを取り消したと発表した。23年度決算での債務超過の解消が困難だと判断した。

 東京ZはB3で戦う24~25年は試合開催などへの影響はないものの、今回の決定により25~26年のB2ライセンス申請資格も失った。24~25年に昇格条件を満たしても、次のシーズンもB3で戦うことになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ウエスタン、阪神6-14ソフトバンク」(25日、鳴尾浜球場)

 今季2軍の本拠地最終戦を終え、ファームが30年間使用した鳴尾浜球場に別れを告げた。試合後、ナインはマウンド後方に整列。マイクを手にあいさつした和田豊2軍監督は「最後まで温かい声援を送っていただき、またスタンドから選手たちを見守っていただき本当にありがとうございました」とファンに感謝。「鳴尾浜球場は30年の歴史に幕を閉じますが、選手たちはこの球場で流した汗を決して忘れることはないでしょう。来年は尼崎から甲子園を、そして1軍を目指します。新球場の方ににもぜひ足を運んでいただき、選手達を激励、応援していただければと思っております」と続けた。

 最後に「鳴尾浜球場の運営に携わっていただいた全ての皆さん、タイガースファンの皆さん、そして甲子園球場に負けないぐらいのグラウンド整備を毎日していただいた阪神園芸の皆さん、感謝の気持ちでいっぱいです。長い間、本当にありがとうございました」と締めくくった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

競泳女子の池江璃花子(24)が25日に自身のインスタグラムを更新し、2019年に発症した急性リンパ性白血病の「完全寛解(かんかい)」を報告した。

 「完全寛解」とは、国立がん研究センターの公式サイトによると「治療の結果、がんによる症状や検査での異常が見られなくなり、正常な機能が回復した状態」のことを指す。池江は「移植後5年が経(た)ち、本日完全寛解を迎えました!」と伝えた。「退院してからの生活は想像以上に大変で、退院後も別の大きな病気をしたり、精神的にも苦しかった時期もありました。元気な自分でいると病気であったことを忘れる事も多かったです。今でもとても長い5年間だったなと感じています」と闘病を振り返った。

 そして「そしてそんな5年間の中で2回のオリンピックを経験できたことは非常に嬉(うれ)しく思います」と思いを記し、「競技では、泳げるようになった幸せと、泳げるようになったことで感じる苦しさと、虚しさと、悔しさ。私の中には逃げるという選択肢はないので、これからもそんな自分と闘いながら全力で競技と向き合いたいと思います。家族、先生、看護師さん、どんな時でもそばにいてくれて、いてくれた仲間たち、そしていつも応援してくださる皆様、改めて本当にありがとうございます」と感謝をつづる。「#急性リンパ性白血病 #完全寛解 #9月25日」のハッシュタグで締めくくった。

 池江は16歳だった16年リオ五輪で五輪初出場を果たし、女子100メートルバタフライ決勝で5位入賞。期待を集めていた矢先の19年2月8日、豪州合宿で調子が上がらず、現地での検査を経て羽田空港に帰国。病院で検査を受け、白血病が判明しそのまま入院。同月12日に、病名が白血病であることを自身のツイッター(現X)で公表した。闘病を経て競技に復帰し、21年東京五輪はリレー種目に出場。3大会連続出場となった今年のパリ五輪では、個人として出場した100メートルバタフライは準決勝敗退となったが、リレーでは2種目でアンカーの自由形を務め、決勝進出に貢献した。

 【投稿全文】

移植後5年が経ち、本日完全寛解を迎えました!退院してからの生活は想像以上に大変で、退院後も別の大きな病気をしたり、精神的にも苦しかった時期もありました。元気な自分でいると病気であったことを忘れる事も多かったです。今でもとても長い5年間だったなと感じています。

そしてそんな5年間の中で2回のオリンピックを経験できたことは非常に嬉しく思います。競技では、泳げるようになった幸せと、泳げるようになったことで感じる苦しさと、虚しさと、悔しさ。私の中には逃げるという選択肢はないので、これからもそんな自分と闘いながら全力で競技と向き合いたいと思います。

家族、先生、看護師さん、どんな時でもそばにいてくれて、いてくれた仲間たち、そしていつも応援してくださる皆様、改めて本当にありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西武は今季限りでの引退を表明している増田達至投手の引退試合となる28日のロッテ戦(ベルーナドーム)前の午前10時から、ドーム場外の獅子ビル前特設会場で「THANK YOUフェイスタオル」(税込み2000円)を販売する。当日の観戦チケット保持者のみ購入が可能。1人1会計あたり1点までで、予定数に達した場合は販売終了となる。詳細は球団公式ホームページで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ソフトバンク-西武」(25日、みずほペイペイドーム)

 リーグ優勝を決めてから最初の試合に臨むソフトバンクは和田毅投手、谷川原健太捕手、ジーター・ダウンズ内野手の3人を出場選手登録した。

 43歳の大ベテランの和田は中継ぎ要員として登録された。倉野1軍投手コーチは「本人とも話をして、複数回ではなくショートイニングでの中継ぎで考えている」と明かしており、ポストシーズンでの起用法を見定めることになりそうだ。9月21日のウエスタン・くふうハヤテ戦(タマスタ筑後)では1点リードの九回に登板して1回無失点で、プロ入り後1、2軍を通じて初めてのセーブを記録した。

 谷川原は今季初昇格。昨季までは捕手登録ながら外野も守るユーティリティプレーヤーとして活躍するも、今季は捕手一本に絞って臨んでいた。2軍では74試合に出場して打率.258、0本塁打、17打点の成績を残している。

 ダウンズは今季途中に加入して8月に来日したばかり。ダウンズはメジャー通算20試合の出場歴があり、遊撃手を中心に堅実な守備力を武器とする。シュアな打撃も持ち味で2軍では18試合に出場して打率.259、1本塁打、7打点を記録。10四球を選び出塁率.368もマークした。試合前練習を終えて報道陣に応対したダウンズは「こういう機会を与えてくれた神様と球団に感謝したい。とにかく一生懸命プレーしてチームに貢献したい」と意気込んだ。

 また、この日登録はされなかったものの、ドラフト1位ルーキーの前田悠伍投手をはじめ東浜巨投手と前田純投手も1軍に合流した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴンザレスが現役引退=プロ野球・オリックス

オリックスは25日、マーウィン・ゴンザレス内野手(35)が今季限りで現役を引退すると発表した。
ベネズエラ出身のゴンザレスは、米大リーグではアストロズ、ヤンキースなどでプレーし、通算107本塁打。2023年にオリックスに加入し、12本塁打を放ってリーグ優勝に貢献した。今季は23試合の出場にとどまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリックスは25日、ゴンザレス選手が今季限りで現役を引退すると発表しました。

ゴンザレス選手は2023年にオリックスに入団したメジャー仕込みの助っ人選手。2012年にメジャーデビューを果たし、メジャー通算1139試合に出場。107本の本塁打を記録したスイッチヒッターで守備の名手としても知られていました。

昨季は1軍の84試合に出場。内野全ポジションで華麗な守備を披露し、12本の本塁打を放つなど攻守で活躍を見せ、チームのリーグ3連覇に大きく貢献しました。さらにプレー外でも、ベンチで悔しそうな表情を浮かべる選手がいればそっと寄り添う姿も見せるなど、ファンからも絶大な支持を集めていました。

2年目となった今季は離脱が相次ぎ、今季1軍での出場は23試合にとどまりました。

▼ゴンザレス選手コメント

日本での素晴らしい2年間を終え、皆様にお別れを伝える日を迎えました。チームメイト、首脳陣、ファンの皆様には、私のことをあたたかく迎え入れてくれて、感謝しかありません。言葉の壁があるにもかかわらず、皆とすぐに絆を深めることができ、フィールド上での全ての瞬間が特別なものとなりました。日本でプレーしたことは人生を変える経験となり、特に家族と共に日本での時間を過ごせたことは、かけがえのない思い出となりました。日本は特別な場所として、これからも私たちの心の中に残り続けます。今日を迎えるまでに、日本でプレーする機会をいただけたこと、思い出や友情に感謝の気持ちでいっぱいです。皆様の世界に私を迎え入れてくれて、いつも応援してくれて、ありがとうございました。皆様を心から尊敬しています。アリガトウゴザイマス。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今季限りで現役引退を表明していたプロ野球日本ハムの鍵谷陽平投手(34)が25日、北広島市のエスコンフィールド北海道で引退会見に臨んだ。「この12年間は夢のような時間だった」と笑顔で振り返った。

 鍵谷投手は道南の七飯町出身。北海高から中央大を経て、2012年秋のドラフト3位で入団した。「僕のような選手が地元の球団にとって頂いた。指導者や仲間、ファンに恵まれた。感謝の気持ちでいっぱいです」としみじみ語った。

 一番の思い出について問われると「やはり(16年に)日本一になったこと。優勝をめざし、一番になれたのはうれしかったし、楽しかった」と振り返った。

 この日の楽天戦に先発登板。勝てば6年ぶりのクライマックス・シリーズ進出が決まる大事な試合を任された。

 「正直、戸惑いの気持ちが大きかった。でも、行けと言われた所で行くのが仕事。12年間培ってきた気持ちの強さと技術で抑えたい」と闘志を見せた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤクルトは25日、山崎晃大朗選手(31)が今シーズン限りで現役を引退することを発表した。

 山崎は日本大から2015年ドラフト5位でヤクルトに入団。快足を生かした守備を持ち味に21・22年のリーグ連覇に貢献。昨季はケガの影響もあり64試合、今季は21試合の出場にとどまっていた。

 山崎は球団を通じ「ヤクルトに入団して9年間たくさんの応援ありがとうございました。21年のリーグ優勝・日本一、22年リーグ連覇できたことは一生の宝物です。また、これまで携わっていただいた指導者の方、監督、コーチ、サポートしていただいたスタッフのみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。9年間という短い間でしたが、ファンの皆さん、たくさんの応援本当にありがとうございました」とコメントした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロ野球・ヤクルトは25日、山崎晃大朗選手(31)が今季限りで現役引退すると発表しました。

青森山田高、日本大を経て、2015年にドラフト5位で入団、現役生活9年間をヤクルト一筋で戦い抜きました。

通算595試合に出場し、354安打、7本塁打、97打点、56犠打、48盗塁を記録。

21年22年のリーグ連覇では主力としてチームを支えていました。しかし今季は、21試合の出場にとどめ、26打数2安打、1打点、打率.077となっていました。

山崎選手は「ヤクルトに入団して9年間たくさんの応援ありがとうございました。21年のリーグ優勝・日本一、22年リーグ連覇できたことは一生の宝物です。また、これまで携わっていただいた指導者の方、監督、コーチ、サポートしていただいたスタッフのみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。9年間という短い間でしたが、ファンの皆さん、たくさんの応援本当にありがとうございました」とコメントしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤクルトが25日、山崎晃大朗外野手(31)の今季限りでの現役引退を発表した。

 山崎は球団を通して、「ヤクルトに入団して9年間たくさんの応援ありがとうございました。21年のリーグ優勝・日本一、22年リーグ連覇できたことは一生の宝物です。また、これまで携わっていただいた指導者の方、監督、コーチ、サポートしていただいたスタッフのみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。9年間という短い間でしたが、ファンの皆さん、たくさんの応援本当にありがとうございました」とコメントした。

 山崎は16年に日大からドラフト5位で入団。今季はケガにも泣き、1軍出場が21試合だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サッカーのアマチュア最高峰・JFL(日本フットボールリーグ)のレイラック滋賀は、チームのマスコットキャラクターを発表した。彦根市の人気キャラクターひこにゃんの作者・もへろんさんが手がけた。今後名前を決めたりグッズを製作したりする予定。

 もへろんさんは、ひこにゃんやライバルのわるにゃんこ将軍らとセレモニーに登場し、キャラを描いたパネルをスタンドに向けて披露した。チームカラーの青色を基調とし、「実は宇宙からやってきた馬型未確認生物。皆さんに愛していただき、ともに育てていってください」と呼びかけると、大きな拍手が送られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリックスは25日、マーウィン・ゴンザレス内野手(35)が今季限りで現役を引退すると発表した。ゴンザレスは球団を通じ「日本でプレーする機会をいただけたこと、思い出や友情に感謝の気持ちでいっぱい」などとコメントした。

 ベネズエラ出身のゴンザレスは、米大リーグ通算107本塁打で、アストロズ時代の2017年にワールドシリーズ制覇を経験するなど活躍。23年に加入したオリックスでもリーグ優勝に貢献したが、今季は腰痛もあって23試合の出場にとどまった。日本での通算成績は107試合で打率2割3厘、13本塁打、40打点。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本ハムの鍵谷陽平投手(34)が25日、エスコンフィールドで引退会見を行った。12年間のプロ野球人生を「夢のような時間でした」と語り。一番の思い出をとして「日本一かなと思います、常に勝ちを目指して優勝を目指してやって来た中で日本一になれたのはうれしかったですし、何よりも楽しかった」と振り返った。

 鍵谷は中大から2012年ドラフト3位で入団。同期にはドジャース・大谷翔平がいる。多くの知人に引退報告をした中で、大谷には「報告?してないです。翔平は頑張っているので余計な雑念をいれたくないので何も言ってないです」と明かし、「向こうから連絡は」と問われると「知らないんじゃないですか」と笑った。

 引退試合となるこの日の楽天戦(エスコンフィールド)で先発する。CS進出がかかる大一番。「正直な感想を言うと戸惑いの方が大きかったです。でもぼくのプロ野球生活12年間、行けと言われたところで行くのが仕事なのでその仕事を全うしたいなと思います」と最後の勇姿を披露する。

 鍵谷は入団1年目の2013年に開幕1軍入り。主にリリーフとして活躍した。2016年は48試合に登板し、5勝3H3Sの成績でリーグ優勝、日本一に貢献。翌2017年は自己最多の60試合に登板し17Hを挙げた。2019年にはトレードで巨人に移籍。昨季巨人から戦力外通告を受け、今季は日本ハムと育成契約。7月24日に支配下選手契約を結んだが1軍登板はなかった。5日に球団を通じて引退を発表。通算成績は登板419試合、25勝15敗84H7S(24日現在)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリックスは25日、マーウィン・ゴンザレス内野手が今季限りで現役引退すると発表した。

 ゴンザレスは17年にアストロズで打率3割3厘、23本塁打、90打点をマークするなど、メジャー通算107本塁打を記録したスイッチヒッター。守備の名手としても知られ、23年にオリックス入団後は複数ポジションをこなして、リーグ3連覇に貢献した。今季は故障に苦しみ、23試合の出場で打率1割3分1厘、1本塁打、2打点。NPB通算107試合で打率2割3厘、13本塁打、40打点だった。

 後輩の面倒見も良く、助っ人勢に限らず、山本由伸(現ドジャース)ら日本人選手からも尊敬され、慕われる存在だった。

 ゴンザレスの球団を通じたコメントは下記の通り。

 「日本での素晴らしい2年間を終え、皆様にお別れを伝える日を迎えました。チームメイト、首脳陣、ファンの皆様には、私のことをあたたかく迎え入れてくれて、感謝しかありません。言葉の壁があるにもかかわらず、皆とすぐに絆を深めることができ、フィールド上での全ての瞬間が特別なものとなりました。日本でプレーしたことは人生を変える経験となり、特に家族とともに日本での時間を過ごせたことは、かけがえのない思い出となりました。日本は特別な場所として、これからも私たちの心の中に残り続けます。今日を迎えるまでに、日本でプレーする機会をいただけたこと、思い出や友情に感謝の気持ちでいっぱいです。皆様の世界に私を迎え入れてくれて、いつも応援してくれて、ありがとうございました。皆様を心から尊敬しています。アリガトウゴザイマス」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セ・リーグ公示(25日)=プロ野球

【育成選手登録】▽巨人・フルプ外野手

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ 日本ハム―楽天(25日・エスコンフィールド)

 日本ハム・鍵谷陽平投手(34)が25日、エスコンフィールドで引退会見を行った。ユニホーム姿で登場し「引退することになりました。もう、やりきりました。おなかいっぱいです。今日一日、しっかりと皆さんに感謝の気持ちを持って臨みたいと思います」と晴れやかな表情であいさつした。

 引退決断の時期については「こういう仕事なので、毎年毎年が勝負だと思って臨んでいました。去年ジャイアンツを戦力外になってから、ファイターズに契約していただいて、常に(引退を)考えながらの一年でした。いつ(決めた)というよりも、毎日考えていました」と振り返った。

 中盤以降は声を震わせる場面もあり「夢のような時間でした。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。一番(の思い出)と言われると(16年の)日本一かな」と振り返った。チーム最年長39歳の宮西尚生投手からは「おつかれさん。皆、俺より早く辞めていくな」と笑顔で声をかけられたという。ドラフト同期入団の大谷翔平投手(ドジャース)について報道陣から質問が飛ぶと「連絡はしていないです。翔平は頑張っているので、余計な雑念は入れたくないので。(自身の引退を)知らないんじゃないですか」と笑って話した。

 会見の最後に同学年の伏見寅威捕手らが花束を持って駆けつけると、満面の笑みを浮かべてガッチリと握手を交わした。

 鍵谷は北海高、中大を経て12年のドラフト3位で日本ハムに入団。中継ぎとして16年の日本一に貢献し、17年には自己最多60試合に登板。トレード移籍した巨人でも19、20年のリーグ連覇を支えた。

 昨オフに巨人を退団し、今季から育成契約で5年ぶりに古巣に復帰。7月に支配下登録され、2軍では20登板で防御率0・78だった。通算419試合で25勝15敗、7セーブ、84ホールド、防御率3.46。この日行われる楽天戦では先発投手を務め、試合後に引退セレモニーが予定されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広島は25日、マツダスタジアム内でスカウト会議を行った。指名候補の大学生、社会人計37人(投手17人、野手20人)を確認。田村スカウト部長は「人気が高い選手はいるので、そこを中心に」と話した。

 この内、映像を確認したのは、明大・宗山塁内野手や関大・金丸夢斗投手、大商大・渡辺聖弥外野手ら18人。同部長は「個々のレベルは高い」と印象を述べた。

 次回の会議は来月11日以降を予定。1位指名や今秋ドラフトの方針については「恐らく次の会議ぐらいで、はっきりするんじゃないですかね。全体的な方向性というのは、次回しっかりやるのかなという感じです」と田村スカウト部長。2024年度のドラフト会議は10月24日に行われる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆様の世界に私を迎え入れてくれて、いつも応援してくれて、ありがとうございました」

オリックスは25日、マーウィン・ゴンザレス内野手が今季限りで引退すると発表した。2022年オフに加入して2年間プレー。内外野ユーティリティプレーヤーで2023年には12本塁打をマークした。

“マーゴ”の愛称で親しまれた35歳は、2012年にアストロズでメジャーデビュー。2017年には打率.303、23本塁打90打点をマークし、ワールドシリーズ優勝に貢献した。

その後もツインズやレッドソックス、ヤンキースなどを経て来日。NPB2年目の今季は怪我もあり、23試合の出場で打率.131、1本塁打2打点に終わっていた。

〇ゴンザレスのコメント
「日本での素晴らしい2年間を終え、皆様にお別れを伝える日を迎えました。チームメイト、首脳陣、ファンの皆様には、私のことをあたたかく迎え入れてくれて、感謝しかありません。言葉の壁があるにもかかわらず、皆とすぐに絆を深めることができ、フィールド上での全ての瞬間が特別なものとなりました。日本でプレーしたことは人生を変える経験となり、特に家族と共に日本での時間を過ごせたことは、かけがえのない思い出となりました。日本は特別な場所として、これからも私たちの心の中に残り続けます。今日を迎えるまでに、日本でプレーする機会をいただけたこと、思い出や友情に感謝の気持ちでいっぱいです。皆様の世界に私を迎え入れてくれて、いつも応援してくれて、ありがとうございました。皆様を心から尊敬しています。アリガトウゴザイマス」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロッテは25日、26日のオリックス戦(ZOZOマリンスタジアム 18時00分試合開始)から「PLAYERS COLLAB MENU」の新商品としてダラス・カイケル投手のメニューが販売開始することになったと発表した。

 ダラス・カイケル投手初のグルメメニューとなる今回は、ガーリックライスの上にスクランブルエッグとチキンをのせ、サルサソースとアボカドソースで味付けし、カイケル投手の好物をアレンジしたライスメニューと、カイケル投手のリクエストで誕生したウォッカをエナジードリンクで割った飲みやすいカクテルドリンク(アルコール)の2品。

▼ ダラス・カイケル投手のコメント
「明日から僕のメニューが販売開始すると聞いて僕の家族がスタジアムに来てくれるので、今回のコラボメニューを食べて応援してほしいと思っていますし、ぜひ皆さんも明日は僕のコラボメニューを食べて、飲んでマリーンズを応援してほしいと思います」

▼ ダラス・カイケル投手コラボメニュー詳細
販売開始:9月26日(木)
販売店舗:GATESIDE DINER(フロア2 1塁側 Bゲート横 204・205通路の間)
商品:カイケルのお気に入りチキンボウル:1,400円、カイケルのこだわりエナジーウォッカ(アルコールドリンク):900円。全て税込

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【オリオールズ5-3ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

日本時間9月25日、オリオールズが2年連続でプレーオフ進出を決めた。オリオールズはアンソニー・サンタンデールの44号ソロを含む3本の本塁打を集めて5得点。8勝目(10敗)を記録した先発のディーン・クレーマー以下、6投手の継投リレーでリードを守り抜き、5対3で勝利した。ヤンキースはアーロン・ジャッジに56号ソロが飛び出したが、オリオールズ投手陣の前に一歩及ばず。地区優勝はお預けとなった。

2回、オリオールズは一死2・3塁のチャンスから内野ゴロの間に先制。さらに4回には6番ライアン・オハーンのタイムリーで2点目を追加する。4回、ヤンキースは3番ジャッジが3試合連続となる56号ソロを放って1点差に。すると6回にはジャッジに次いでア・リーグ本塁打ランキング2位のサンタンデールが負けじと44号ソロを放ち、ヤンキースを突き放した。オリオールズはさらにコルトン・カウザー、ラモン・ウリアスもソロ本塁打を放ち、フアン・ソトのタイムリーなどで詰め寄るヤンキースを寄せ付けなかった。

ヤンキースは勝てば地区優勝という状況だったが、今日の敗戦でお預けに。代わりにオリオールズは、ワイルドカード4位のツインズの敗戦もあって、2年連続のプレーオフ進出を決めた。激戦区のア・リーグ東地区から2年連続でプレーオフに達成し得たものの、若きオリオールズにとっては課題の残る1年だったに違いない。遊撃手ガナー・ヘンダーソンが一時MVP候補にも上がる活躍を見せた一方、アドリー・ラッチマンをはじめ成績を落とした主力野手も多かった。最大24あった貯金は7月から3ヶ月連続で負け越したことで17に減った。およそ81日間、9月7日まで首位に立っていたものの、そこからの5カード連続負け越しで連覇の夢は破れた。昨季は1勝もできずに去ったプレーオフの舞台でリベンジできるだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

巨人は25日、チェコ共和国出身のマレク・フルプ外野手(25=米独立リーグ)と育成選手契約を結ぶことに合意したと発表した。背番号は「037」。

193センチ、99キロの大型外野手であるフルプは、2023年3月のWBCでチェコ代表として侍ジャパンと対戦。佐々木朗希投手(ロッテ)から二塁打を放って注目を集めた。

フルプは「読売ジャイアンツのような素晴らしい球団の一員になることができ、とても光栄です。日本でプロ野球選手になることが夢だったので、その夢が叶ったと同時に、大きなチャンスをいただいたと実感しています。WBCでプレーした東京ドームの景色を鮮明に覚えています。最高のファンの皆さんの前でプレーできる日を楽しみにしています」とコメントした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024年度ファン指標配分金支給対象クラブの中間発表が公開

Jリーグは9月24日に理事会を開き、終了後に記者会見を行った。そこでは、2024年度ファン指標配分金支給対象クラブの中間発表が公開され、浦和レッズが昨季に続いて首位だったほか、今季J1昇格で優勝争いに絡んでいるFC町田ゼルビアが25位から4位に躍進した。

ファン指標配分金は、同シーズンのDAZN視聴者数等に基づき、全Jクラブに対して配分するもの。24年は総額が13.6億円になり、8月31日に時点での順位が中間発表された。

そこでは浦和が1位で変わらず、上位勢も多少の順位変動もある中であまり顔ぶれは変わっていない。しかし、昨季にJ2で優勝して今季J1昇格し、優勝争いに絡む活躍を見せている町田が25位から4位にジャンプアップしている。また、同様にJ1昇格した東京ヴェルディも21位から15位へと着実に順位を上げた。J3からJ2への昇格クラブでは、鹿児島ユナイテッドFCが42位から30位へ上がった。

一方で、昨季にJ1だった横浜FCは18位から31位に下がり、J2からJ3に降格した大宮アルディージャも27位から42位に順位を下げるなど、カテゴリーを上下したクラブは成績が与えた影響が如実に表れている。

2023年は総額13.4億円で、今年2月に発表された順位では1位の浦和が約8500万円を受け取り、60位の福島ユナイテッドは約208万円だった。今季の残り期間で順位の変動が起こることも予想されるが、実際にクラブの収入に影響を与えるランキングという点でも注目される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ウエスタン、阪神-ソフトバンク」(25日、鳴尾浜球場)

 阪神は島田が「1番・左翼」、小野寺が「3番・中堅」、井上が「4番・DH」でスタメン。23日の同戦で2打席連続で本塁打を放った片山が5番、24日の同戦で5号ソロをマークした野口が6番を担う。

 “ラスト鳴尾浜”の先発は門別。18日のウエスタン・ソフトバンク戦では5回5失点で勝ち投手となった。

 試合開始は12時半の予定。両チームのスタメンは以下の通り。

 【阪神】

 1番・左翼 島田

 2番・遊撃 小幡

 3番・中堅 小野寺

 4番・DH 井上

 5番・一塁 片山

 6番・右翼 野口

 7番・三塁 高寺

 8番・捕手 栄枝

 9番・二塁 遠藤

    投手 門別

 【ソフトバンク】

 1番・遊撃 野村勇

 2番・DH 柳田

 3番・三塁 井上

 4番・一塁 石塚

 5番・捕手 嶺井

 6番・中堅 笹川

 7番・二塁 広瀬

 8番・左翼 佐藤航

 9番・右翼 仲田

    投手 板東

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリックスは25日、マーウィン・ゴンザレス選手(35)が今季限りで現役を引退することを発表した。

 ゴンザレスは来日1年目の昨季、84試合に出場し打率.217、12本塁打、38打点の成績、また内野の全ポジションをこなすなど、守備でも活躍を見せリーグ3連覇に貢献。2年目の今季は、怪我の影響もあり23試合の出場にとどまっていた。

 ゴンザレスは球団を通じ「日本での素晴らしい2年間を終え、皆様にお別れを伝える日を迎えました。チームメイト、首脳陣、ファンの皆様には、私のことをあたたかく迎え入れてくれて、感謝しかありません。言葉の壁があるにもかかわらず、皆とすぐに絆を深めることができ、フィールド上での全ての瞬間が特別なものとなりました。日本でプレーしたことは人生を変える経験となり、特に家族と共に日本での時間を過ごせたことは、かけがえのない思い出となりました」

「日本は特別な場所として、これからも私たちの心の中に残り続けます。今日を迎えるまでに、日本でプレーする機会をいただけたこと、思い出や友情に感謝の気持ちでいっぱいです。皆様の世界に私を迎え入れてくれて、いつも応援してくれて、ありがとうございました。皆様を心から尊敬しています。アリガトウゴザイマス」とコメントした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ 日本ハム―楽天(25日・エスコンフィールド)

 日本ハム・鍵谷陽平投手(34)が25日、エスコンフィールドで引退会見を行った。ユニホーム姿で登場し「引退することになりました。もう、やりきりました。おなかいっぱいです。今日一日、しっかりと皆さんに感謝の気持ちを持って臨みたいと思います」と晴れやかな表情であいさつした。

 引退決断の時期については「こういう仕事なので、毎年毎年が勝負だと思って臨んでいました。去年ジャイアンツを戦力外になってから、ファイターズに契約していただいて、常に(引退を)考えながらの一年でした。いつ(決めた)というよりも、毎日考えていました」と振り返った。

 中盤以降は声を震わせる場面もあり「夢のような時間でした。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。一番(の思い出)と言われると(16年の)日本一かな」と振り返った。チーム最年長39歳の宮西尚生投手からは「おつかれさん。皆、俺より早く辞めていくな」と笑顔で声をかけられたという。ドラフト同期入団の大谷翔平投手(ドジャース)について報道陣から質問が飛ぶと「連絡はしていないです。翔平は頑張っているので、余計な雑念は入れたくないので。(自身の引退を)知らないんじゃないですか」と笑って話した。

 会見の最後に同学年の伏見寅威捕手らが花束を持って駆けつけると、満面の笑みを浮かべてガッチリと握手を交わした。

 鍵谷は北海高、中大を経て12年のドラフト3位で日本ハムに入団。中継ぎとして16年の日本一に貢献し、17年には自己最多60試合に登板。トレード移籍した巨人でも19、20年のリーグ連覇を支えた。

 昨オフに巨人を退団し、今季から育成契約で5年ぶりに古巣に復帰。7月に支配下登録され、2軍では20登板で防御率0・78だった。通算419試合で25勝15敗、7セーブ、84ホールド、防御率3.46。この日行われる楽天戦では先発投手を務め、試合後に引退セレモニーが予定されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤクルトは25日、山崎晃太朗外野手が現役を引退すると発表した。

 日大から2015年ドラフト5位で入団し、俊足巧打を生かして21年のリーグ優勝と日本一、22年のリーグ連覇に貢献した。今季は21試合で打率7分7厘、0本塁打、1打点と結果を残せず。ユニホームを脱ぐ決断をした。山崎は球団を通じ「ヤクルトに入団して9年間たくさんの応援ありがとうございました。21年のリーグ優勝・日本一、22年リーグ連覇できたことは一生の宝物です。また、これまで携わっていただいた指導者の方、監督、コーチ、サポートしていただいたスタッフのみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。9年間という短い間でしたが、ファンの皆さん、たくさんの応援本当にありがとうございました」とコメントした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西武は今季限りでの引退を表明している増田達至投手の引退試合となる28日のロッテ戦(ベルーナドーム)前の午前10時から、ドーム場外の獅子ビル前特設会場で「THANK YOUフェイスタオル」(税込み2000円)を販売する。当日の観戦チケット保持者のみ購入が可能。1人1会計あたり1点までで、予定数に達した場合は販売終了となる。詳細は球団公式ホームページで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新型コロナ関連融資を違法に仲介したとして、独立行政法人「福祉医療機構」元理事でみずほ銀行元常務の三浦由博容疑者(67)らが貸金業法違反容疑で逮捕された事件で、三浦容疑者らが仲介料や成功報酬などとして、最大で融資額の約5割の手数料を得ていたことが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は、過去の肩書を悪用して経営難に陥った医療法人などに融資の仲介を持ちかけたとみている。




 三浦容疑者と医療コンサル会社社長の北村隆史容疑者(62)ら3人は2020年3~8月頃、無登録で貸金業を営み、五つの医療法人などに機構から「新型コロナウイルス対応支援資金」の貸し付けを受けるよう勧誘し、計約10億円の融資を仲介したとして、18日に逮捕された。

 三浦容疑者は11年4月にみずほ銀行の常務執行役員を退任。19年9月まで2年間、機構の理事を務め、事件当時は同行理事だった。

 捜査関係者によると、北村容疑者が勧誘する法人を選定。三浦容疑者は北村容疑者のコンサル会社の「会長」職の名刺を持ち、一緒に法人を訪れていた。

 三浦容疑者は訪問先で機構理事時代の名刺も見せ、「理事を外れたからこそ口利きできる」「審査の優先順位を上げられ、確実に融資が受けられる」などと持ちかけていた。かつての部下だった機構幹部に電話し、非公開の融資条件も聞き出していたという。

 介護事業を展開する法人のケースでは、三浦容疑者が「融資後の経営改善や、他の金融機関からの融資についても協力する」と勧誘。機構から計約1億2000万円の融資が実行されると、「仲介手数料・コンサル料・成功報酬」として融資額の5割弱の計約5600万円が北村容疑者の会社に支払われていた。

 だが、コンサル業務は行われず、法人の担当者は警視庁に対し「融資を受けた後も協力すると言ったのに、報酬を払ったら音沙汰がなくなった」と語ったという。

 3人が仲介した機構の融資は、全国の約40法人に対し計約64億5000万円に上った。警視庁は支払われた約5億円の手数料のうち、半分程度を三浦容疑者が得ていたとみている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マスク、アルコール消毒、赤外線検温計、ソーシャルディスタンス......。「コロナ対策」を題材にしたバラエティとテレビドラマについて、「新型コロナウイルス学者」が考察する

 

 

連載【「新型コロナウイルス学者」の平凡な日常】第67話

新型コロナパンデミックを題材にした、バラエティ「水曜日のダウンタウン」とドラマ「新宿野戦病院」の番組内容をめぐって、SNSを中心に賛否両論が巻き起こった。筆者のトピックのひとつでもある「なぜ感染症には、地震や津波のような『教訓』がないのか?」を軸に、これらふたつの番組について考えてみた。

* * *

■「感染症のナラティブ」とは

――地震が起きたら机の下に隠れよう、津波が来たら高台に逃げよう。

これらは、日本に住んでいたら子どもでも知っている、地震や津波が発生したときの対処法である。このような対処法は、地震や津波のような自然災害の悲惨さを目の当たりにし、そこに学んだ「教訓」に基づいている。

大きな災害が発生した日には、追悼式典が毎年開催される。同じような被害を繰り返すことがないよう、その悲惨さを語り継ぐことが目的のひとつである。このような機会は、災害の悲惨さを「ナラティブ(物語)」として語り継ぐことで、「教訓」を後世に残す役割を果たしている。

しかし感染症には、「災害が発生した日」のような節目となる日がない。そのため、追悼式典のような、その悲惨さを語り継ぐ機会がない。感染症は、その被害の程度が地域や人によってまちまちであるため、多くの人が共感するような「ナラティブ」が生まれづらい。そのようなことを、過去にこの連載コラムで言及したことがある(26話)。

「感染症のナラティブ」についての考察、というのは、私のウイルス学者としてのサイドワークというかライフワークというか、折々に考えたいトピックのひとつになっている。つまりまとめると、地震や津波の場合には、机の下に隠れる、高台に逃げる、というような「教訓」がある。しかし感染症には、そのような「教訓」がない。感染症の「教訓」を残すために必要な「ナラティブ」とはいったいなにか? ということになる。

夏休みも終わり、2学期が始まって間もない頃、ふたつのテレビ番組、バラエティ「水曜日のダウンタウン(水ダウ)」とドラマ「新宿野戦病院」が、新型コロナパンデミックを題材にしていた。番組内容をめぐってSNSはバズり、賛否両論が巻き起こった。今回のコラムでは、「感染症のナラティブ」という観点から、このふたつの番組についてちょっと考えてみた。

■「水ダウ」の例

まずは「水ダウ」。この番組では、「コロナ対策、いまだに現役バリバリの現場があっても従わざるを得ない説」と題して、ドッキリの仕掛け人の番組スタッフとタレントが、マスクにフェイスガード、検温や消毒、アクリル板といった過剰な「コロナ対策」を意図的に行ない、仕掛けられたタレントがそれに戸惑う様子が映し出された。

しかし、言うまでもなくこれらの「コロナ対策」の大半は、現在も医療従事者の間で行なわれている行為である。最近でこそ、そのようなシーンを大手既成メディアで目にする機会はほとんどなくなった。しかしそれは、新型コロナに関する報道自体がほとんどなくなったからであって、これらの「コロナ対策」が過去の遺物となったことを意味するものではない。

連載コラムの26話でも言及したことがあるが、感染症も地震や津波と同じ、自然災害のひとつである。それにもかかわらず、なぜこうしたドッキリがまかり通ってしまうのだろうか?

それはおそらく、新型コロナパンデミックという災厄について、多くの人が思いをひとつにするような「ナラティブ」が生まれづらいために、きちんとした「教訓」が形成されていないからではないか? と私は考える。人々の間でそういう認識がないために、この番組の制作者も、「それはドッキリとして成立しない」「それは不謹慎では?」という考えに至らなかったのではないだろうか。

それはちょうど、まだ道徳がきちんと身についていない子どもが、教室の床を一生懸命水拭きしている子どもや、手をあげて横断歩道を渡る子どもを笑いの対象にすることに似ている。そういう意味においてこの番組は、感染症の「教訓」の欠如による被害者といえるのかもしれない。

■「新宿野戦病院」の例

一方の、テレビドラマ「新宿野戦病院」である。このドラマは、新型コロナを題材にしているのではなく、「ルミナウイルス」という架空のウイルスによるパンデミックを、ドラマ後半の10話と最終話で描いているのだが、新型コロナパンデミックのオマージュであることは明らかである。2020年の始め、第1波の頃の記憶を呼び起こすようなシーンが散見された。

配られたマスク、なんとかキャンペーン、路上飲み、20時までの時短営業、デタラメな数値を示す赤外線検温計などなど、新型コロナパンデミックの中で誰もが一度は思ったことがあるような出来事を、クスッと笑えるシーンに昇華していた。

そして最終回では、このドラマの主役である小池栄子が、次のようなセリフを発していた。「ウイルスを運んだのは人間。でも、犯人探しには意味がない。特定の誰かを悪者にしてはいけない」。

――ここに、このドラマの脚本を務めた宮藤官九郎の、コロナ禍に対するメッセージが込められていた。つまりこれこそが、パンデミックの「教訓」。言い換えれば、このドラマそのものが、新型コロナパンデミックの記憶をつむぐ「ナラティブ」として機能していたように私には映った。

■どうやって「感染症の記憶」をフィクションに落とし込むか?

このテレビドラマを見て、感染症の場合には、フィクション(創作物)の「ナラティブ」を通して「教訓」を生む、という方法があることに気づいた。そもそもにして、小説『復活の日』(小松左京・著)や漫画『20世紀少年』(浦沢直樹・作)などから明らかなように、「パンデミック」や「感染症」というトピックは、フィクションと相性が良いのである。

新型コロナを題材にするにしても、それの何をどう扱うかはセンス次第。新型コロナパンデミックという出来事そのものがアンタッチャブルなのではなく、それをどう扱っていくのかが、これからメディアに問われていくところなのだと私は感じた。

多くの人たちの思いをひとつにして、新型コロナパンデミックの記憶をつむぐ「ナラティブ」として機能し、後世に残る「教訓」を生み出す――。これからも、そんなフィクションが生まれることを心待ちにしたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高齢者らを対象に10月に始まる新型コロナウイルスワクチンの定期接種で、福島県内59市町村の住民の自己負担額に差があることが市町村への取材で分かった。無料~3千円超と幅があり、86%に当たる51市町村が2500円以下に設定し、近隣の市町村と金額をそろえる傾向が見られた。秋から冬にかけて感染拡大が懸念されるとして県は市町村と連携し、早めの接種を呼びかける。

 定期接種は65歳以上の高齢者と、心臓や腎臓、呼吸器に機能障害があるなど基礎疾患を持つ60~64歳が対象で、県内には約60万人いる。接種費用は医療機関によって異なり、任意の場合は1万5300円程度とされる。国が1回当たり8300円を各市町村を通して助成し、残りの7千円程度を市町村と対象者が負担する。各市町村が対象者数や財政状況を踏まえて住民の自己負担額を決めた。

 市町村別の自己負担額は【表】の通り。2100円が30市町村(51%)と最多で、2千円が15市町村(25%)、千円が3町村(5%)だった。飯舘村は無料。4町村は3千円以上に設定した。東白川郡の4町村は国の助成分に町村負担の3500円を上乗せした1万1800円を超えた分とした。接種費用が1万5300円の場合、3500円が自己負担分となる。

 多くの市町村は国の助成分を差し引いた7千円の約30%に当たる2千円台に設定した。高齢化率が60.8%で県内で最も高い金山町の担当者は「経済的負担を軽減し、希望する町民が打ちやすい環境を整えた」と説明した。

 県によると、2千円台の自己負担額はインフルエンザワクチン定期接種費と同水準という。東北地方の県庁所在地の自己負担額を見ると、3千~4千円で、福島市の2100円は最も低い。

 対象外の人が打つ場合は原則全額自己負担となる。喜多方市が妊婦を無料とするなど、北塩原村、金山町は独自支援を講じる予定。

 コロナワクチン関連の研究に取り組んできた福島医大放射線健康管理学講座の坪倉正治主任教授は「自己負担額の地域差は県民の健康格差につながる恐れがあり、差は小さい方が望ましい。国が責任を持って対応すべき」と指摘。定期接種に向けて「一度も打っていない人や、前の接種から長期間が経過した人は接種を検討してほしい」としている。

■定期接種の市町村別の自己負担額

▽3355円(1町)

猪苗代

▽3350円(1町)

会津坂下

▽3000円(2町村)

三島、昭和

▽2500円(2町)

只見、柳津

▽2100円(30市町村)

福島、会津若松、郡山、いわき、白河、須賀川、喜多方、相馬、二本松、田村、伊達、本宮、桑折、国見、川俣、大玉、鏡石、天栄、西郷、泉崎、中島、矢吹、石川、玉川、平田、浅川、古殿、三春、小野、新地

▽2000円(15市町村)

南相馬、下郷、檜枝岐、南会津、西会津、磐梯、湯川、金山、会津美里、富岡、川内、大熊、双葉、浪江、葛尾

▽1000円(3町村)

北塩原、広野、楢葉

▽無料(1村)

飯舘

▽国と町村負担の1万1800円を超えた分(4町村)

棚倉、矢祭、塙、鮫川

※福島民報社調べ。自己負担額は予定を含む。国が示している標準的な接種費用は1万5300円程度

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陸上自衛隊信太山駐屯地(大阪府和泉市)は24日、後輩隊員にアイロンを押し当ててやけどを負わせたとして、第37普通科連隊の男性陸士長(24)を停職3か月の懲戒処分にした。

 

 発表によると、陸士長は7月2日、駐屯地内で後輩隊員2人の腹部に熱したアイロンを押し当て、全治2~3週間のやけどを負わせた。被害者2人が同5日、部隊に報告して発覚。陸士長は調査に「悪ふざけでやった。深く反省している」と話しているという。

 また、家族が新型コロナウイルスにかかったと虚偽の報告をして不正に休暇を取得したとして、2等陸士(22)を停職5日の懲戒処分とした。

 

 

 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦