立憲民主党は23日、東京都内で開いた臨時党大会で代表選の投開票を実施し、野田佳彦元首相(67)を新代表に選出した。1回目の投票では決着がつかず、決選投票で枝野幸男前代表(60)を破った。野田氏は当選後のあいさつで、新体制人事の骨格を24日午前までに決め、午後の両院議員総会に諮ると明言した。

 次期衆院選での政権交代に向けて、自民党に対峙するための政権担当能力を示し、野党間の協力関係を構築できるかどうかが喫緊の課題となる。

 野田氏は代表選出後に「本気で政権を取りに行く覚悟だ。戦いはきょうから始まる」と強調。「結果が出たらノーサイドだ。皆の力を合わせ、打倒自民党に向かいたい」と党内結束を呼びかけた。政権公約を策定する「次の内閣」と、総合選挙対策本部も週内につくる方向だ。

 決選投票は国会議員136人(各2ポイント)、公認候補予定者98人(各1ポイント)、47都道府県代議員(各1ポイント)を対象に実施。結果は野田氏232ポイント、枝野氏180ポイントだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

記録的な大雨に見舞われた能登半島。浸水被害を受けた石川県輪島市中心部では、23日朝から住民らが片付けに追われていた。

 「心が折れてしまったら、もう動けん」

 

 河原田川が氾濫(はんらん)し、多数の住宅が床上浸水の被害にあった輪島市河井町。家の中から泥をかき出していた女性(57)がつぶやいた。

 雨が強く降り始めた21日朝、車だけでも避難させようと近くの小学校まで行って戻ってくると、水の高さはすでに胸のあたりまで達していた。浸水を見越して、玄関のドアは開けっ放しにしていたという。

 自宅に入ると、家具や床板、食べ物などがぷかぷかと浮いていた。鍋に、地震の際に買って少しだけ残っていた非常食を入れ、冷蔵庫からペットボトルに入った飲み物を取り出して、2階に避難した。

 元日の震災で自宅の屋根が大きく崩れた。それでも、20年ほど前に改築して無事だった台所とリビング、二階の子ども部屋で夫と2人で生活を続けてきた。そこに、今回の豪雨で大量の水や土砂が流れ込んだ。

 女性は何度も「笑うしかない」と繰り返した。泣いたってしょうがない、下を向いたって誰も助けてくれない、だったら上を向いて笑ってやっていくしかない――。自分を奮い立たせながら、無心に泥をかき出していた。

 同じく河井町に住む山崎了一さん(82)と妻の春枝さん(83)は、台所の周りの泥をかき出し、浸水被害で使えなくなった家財などを玄関先に出していた。

 21日は昼前から雨がピークになり、畳の下から水がしみ出してきた。息子と3人で座卓の上に座ってやり過ごそうとしたがあっという間に水かさが増し、2階に避難したという。

 家の前も泥だらけになり、「わしらだけでは(片付けは)無理。もうここには住めん。もう1回やり直すのは……」。疲れ切った表情で、泥の跡があちこちに残る家の椅子に座り込んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イスラエル軍は23日もレバノンの親イラン武装組織ヒズボラの標的に大規模な攻撃を行い、目標達成には地上侵攻が必要な可能性もあると示唆した。

この日の攻撃は約1年前にヒズボラとの交戦が始まって以降、イスラエルが同時に行ったものとしては地理的に最も広範囲に及んだ。

イスラエル軍のハガリ報道官はレバノン南部の住民に対し、ヒズボラの拠点に近づかないよう呼びかけた。また、ヒズボラがイスラエルに向けてミサイルを発射しようとしていることを確認したため、同組織の拠点に対し攻撃を開始したと説明した。

レバノンへの地上侵攻の可能性を問われると、避難しているイスラエル北部の住民が安全に帰還できるよう「必要なことは何でもする」と述べた。

目撃者によると、イスラエルの戦闘機はレバノン南部国境沿いの町のほか、さらに北の地域にも激しい空爆を行った。

ヒズボラ系テレビ局アルマナルは、レバノン南部の多くの町周辺や東部ベカー高原、北部ヘルメル地域を標的としたイスラエル軍の空爆を伝えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男女2人が乗った水上バイクが琵琶湖の沖合で行方不明になった事故で、滋賀県警大津北署は23日、女性が湖岸に泳ぎ着き、男性は湖上で漂流しているところを救助されたと発表した。2人ともけがはなかった。

 同署によると、千葉県市川市の会社員女性(34)と知人の大阪市港区の不動産業男性(38)。22日昼頃に水上バイクに乗って大津市北小松のマリーナを出発し、午後1時ごろに転覆したとみられる。

 女性の説明では、転覆後2人でブイにつかまるなどしていたが、夕方頃に波が穏やかになったため泳いで岸に向かおうとした。途中で男性とはぐれて、女性だけが北小松の岸にたどり着き、午後10時45分ごろ住民に発見・救助された。

 男性は翌23日午前10時40分ごろ、北小松沖約4キロの湖を漂流しているところを捜索に加わっていたマリーナの船に救助された。

 女性はウエットスーツ、男性はTシャツと短パン姿でともにライフジャケットをつけていた。22日は終日、琵琶湖全域に強風注意報が発表されており、3人乗りの別の水上バイクが横波で転覆する事故も起きた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

能登大雨の死者7人に…行方不明2人・重軽傷12人
 石川県の能登半島北部を襲った記録的な大雨による被害について、同県は23日、死者は輪島市6人、珠洲市1人の計7人になったと明らかにした。行方不明者は同市と能登町の計2人。



輪島市街地(23日午後、石川県輪島市で、読売機から)=佐々木紀明撮影

 重傷者は能登町の1人で、軽傷者も同市9人、同町2人の計11人が確認された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

石川県の能登半島北部を襲った豪雨で、馳浩知事は23日の災害対策本部会議で、県内で依然として孤立集落が56カ所あると明らかにした。前日時点では道路への土砂流入などで115カ所が孤立していた。

 県が管理する道路の通行止めは22日の48カ所から42カ所となった。馳知事は会議の冒頭、「工事業者が昼夜を分かたず啓開作業に当たっている」と述べ、復旧を急ぐ考えを示した。

 一方、公共交通機関はJR七尾線と北鉄能登バスが全線・全便の運行を再開した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

立民新代表に選出された野田元首相は「本気で政権を取りに行く覚悟だ。戦いはきょうから始まる」とあいさつした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自民党総裁選の9候補は23日、投開票まで最後となった休日を利用し、党員・党友票の積み上げを目指し、各地で視察や街頭演説などに臨んだ。小泉進次郎元環境相(43)は鹿児島市で記者団に地方票獲得へ「全力で頑張る」と強調。石破茂元幹事長(67)は国会内で鳥取県連幹部と共に戦略を練った。高市早苗経済安全保障担当相(63)の陣営は街宣車で東京都内を回り、支持拡大を訴えた。

 小泉氏は鹿児島県で製茶会社を視察した後、祖父の純也・元防衛庁長官の母校・鹿児島実業高校を訪問。小林鷹之前経済安保相(49)は札幌市で街頭演説し「国力の源泉である経済力を高める」と力説。加藤勝信元官房長官(68)は都内の街頭演説で国民の所得倍増を唱えた。

 林芳正官房長官(63)は官邸で能登半島の豪雨災害の対応に当たった。上川陽子外相(71)は国連総会に合わせて米ニューヨークへ出発した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現地時間9月22日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、本拠地で行なわれたコロラド・ロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場し、9回に2試合ぶりとなる53号同点ソロホームランを放つなど5打数4安打1打点をマーク。さらに3回と7回に二盗に成功し、自身の記録を「53-55」(53本塁打、55盗塁)に伸ばした。

怒涛の勢いで記録を塗り替え続ける大谷に驚きの声を上げたのは米メディア『EssentiallySports』だ。「今シーズン、ショウヘイ・オオタニがドジャースに加入したとき、期待は低かった。右ひじの怪我からリハビリ中で、投球できなかったからだ」と説明。「しかし、なんと彼は状況を変えた」と報じ、打者として前人未到の「50-50」に到達した日本のスーパースターを、こう紹介している。

「彼はバットで勝負し、誰よりも早く40-40クラブに加わったのだ! そして、まだ多くの試合が残っていたため、誰もが50-50が次の目標だと知っていた。彼があらゆる記録を打ち破ったことで、ベーブ・ルース、アレックス・ロドリゲス、そして他の野球界の偉人たちと比較されるようになった。オオタニは相変わらず謙虚で、目標だけに集中していた! そして、ショウヘイ・オオタニは、見事に50-50を達成した」
記事では、米名物司会者のコリン・カウハード氏が自身のポッドキャスト『The Herd with Colin Cowherd』で語ったコメントも紹介。同氏は大谷について「私は間違っていたことを認める。彼はベーブ・ルースよりはるかに優れている」と伝説の打者とは比較にならないと強調し、謝罪した。

さらに、同メディアはニューヨーク・メッツのブランドン・ニモが明かしたコメントも掲載。「みんないつもベーブ・ルースについて話しているが、彼は史上最高の野球選手のひとりだ。我々はここで現代のベーブ・ルースと対戦していると思う」と現役選手も大谷に夢中だと伝えている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆エキシビションマッチ KOBE CHIBEN―高校野球女子選抜(23日、東京ドーム)

 マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(50)が率いる「イチロー選抜KOBE CHIBEN」と高校野球女子選抜が対戦する「SATO presents 高校野球女子選抜 vs イチロー選抜KOBE CHIBEN」が開催された。

 スタメンは1番投手・イチロー氏、3番左翼で3年連続参加の松坂大輔氏(44)、4番中堅で初参加の松井秀喜氏(50)。メジャーをわかせたレジェンド3人が名を連ねた。

 初参加の松井秀喜氏は第2打席以後は臨時代走で走塁面を免除となったが、全打席に立ち、背番号「55」が東京ドームを沸かせた。圧巻は8回、2死一、三塁で右越えの本塁打。ベンチに戻ると、イチロー氏から出迎えられて肩をたたいて祝福された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(23日、秋季高校野球京都府大会4回戦 京都外大西3―2京都国際)

 今夏の第106回全国選手権大会で初優勝を果たした京都国際が、延長十一回のタイブレークで京都外大西に敗れた。3季連続の甲子園出場を目指したが、来春の第97回選抜大会への出場は厳しくなった。

 三回以降、両チーム無得点のまま、1―1で延長タイブレークに突入。京都国際は十回表の守りを無失点でしのいだが、その裏の攻撃で無死満塁を生かせず、無得点。十一回に押し出し四球と犠飛を許し、2点を失った。

 甲子園で2完封し、決勝では胴上げ投手にもなったエース左腕の西村一毅が完投し、11回5安打3失点(自責点1)、18奪三振と力投したが報われなかった。打線は21残塁と、好機であと1本が出なかった。

 京都外大西は今春の選抜に出場。今夏の京都大会決勝では、京都国際に3―14で大敗していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5年ぶりの開催となった「馬に親しむ日2024」が9月23日、滋賀県の栗東トレーニングセンター乗馬苑で行われ、鮫島克駿騎手=栗東・フリー=、田口貫太騎手=栗東・大橋勇樹厩舎=、永島まなみ騎手=栗東・高橋康之厩舎=が午後の若手ジョッキートークショーに出演した。

 それぞれが騎手の魅力、やりがいを語り、話題は子ども時代のエピソードや休日の過ごし方などにも及んだ。勝ちたいG1レースについて問われると、鮫島駿騎手は「まだ(G1は)未勝利なので、次に乗るG1を勝ちたいです」と力強く宣言。田口騎手は「僕は日本ダービーが1番。ダービーを見てジョッキーを目指したので、そのレースをとれるように頑張りたい」、永島騎手は「初めて直接G1を見たのがレッツゴードンキが勝った(15年の)桜花賞でした。阪神競馬場の近くに住んでいて、お世話になった場所なので、そこで頑張って桜花賞を勝ちたいです」と目標を挙げた。

 トークショーの最後には「競馬は面白くて、奥が深いです。誰もが挑戦できると思いますし、皆さんにこの世界に入ってきてもらって、一緒に競馬を盛り上げたいです」(田口騎手)、「馬はかわいい動物ですし、頑張ったぶんだけ馬も応えてくれるすてきな世界なので、一緒に働ける日が来たらうれしいです」(永島騎手)、「馬は一頭一頭、気持ちを持っている動物です。馬にふれあって、競馬関係者になってほしい気持ちがあります。ぜひ馬を愛して、僕たちも応援してほしいです」(鮫島駿騎手)とメッセージを送った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロ野球セ・リーグは23日、巨人が3年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇プロ野球セ・リーグ 巨人1-0阪神(23日、甲子園球場)

今季最後の阪神対巨人の“伝統の一戦”。リーグ優勝へゲーム差はわずか「1」と首位攻防戦となった試合は阪神が7回、先発の高橋遥人投手が巨人の代打・坂本勇人選手に得点を許し0-1で敗戦、大事な試合を落としました。

試合は投手戦となります。高橋投手は6回まで巨人打線をわずか2安打に抑える好投。一方の打線は2回、2アウトながらランナー1,2塁と得点のチャンスを作りますが、1番・近本光司選手が投手ゴロに倒れ、得点とはならず。6回まで5安打と先発・グリフィン投手をはじめとした巨人投手陣の前に高橋投手を援護することができません。

試合が動いたのは7回。高橋投手は先頭の吉川尚輝選手、岡本和真選手に連打を浴び、ノーアウト1、3塁をピンチを招きます。ここで巨人は代打・坂本選手を打席に送ります。

2ボール2ストライクから迎えた5球目、外角のストレートをはじき返されると打球は右中間へ落下。3塁ランナーの吉川選手がホームを踏み、巨人に先制点を許しました。痛恨の失点を許した高橋投手はここでマウンドを降りました。7回途中87球を投げ、5安打1失点6奪三振という内容でした。

反撃したい阪神でしたが、巨人投手陣を打ち崩すことができず、0-1で敗戦。巨人が優勝マジックを「4」に減らしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇プロ野球セ・リーグ 巨人1-0阪神(23日、甲子園球場)

巨人は、阪神との投手戦を制して連敗を2でストップ。優勝マジックを4としました。

前日は阪神投手陣の前に完封負けの巨人。優勝マジック6から足踏みが続き、阪神に1ゲーム差となって迎えた大一番でした。

中4日での先発となったグリフィン投手は、立ち上がりから3イニング連続で得点圏にランナーを背負うも、あと一本を許さず。5回無失点の投球をみせます。

打線は阪神先発の高橋遥人投手に対して、3回に門脇誠選手がチーム初ヒットを記録。2アウト2塁としますが、1番の丸佳浩選手が三振でこの日最初の好機を逃します。また4回は先頭の浅野翔吾選手がヒットで出塁。9月の月間打率.387と好調の吉川尚輝選手が送りバントの構えをみせますが、スリーバント失敗。後続も倒れ得点とはなりません。

両者無得点のまま、巨人は6回から継投。2番手のケラー投手は先頭の大山悠輔選手にツーベースヒットを打たれ、ピンチを招きます。それでも佐藤輝明選手、代打の前川右京選手をセンターフライに抑え、2アウト。さらに梅野隆太郎選手をサードゴロに抑え、窮地を切り抜けます。

すると直後の7回、ここまでわずか2安打に抑えられていた高橋投手から、吉川選手と岡本和真選手の連打でノーアウト1、3塁へ。阿部慎之助監督は好機で大城卓三選手から代打の坂本勇人選手をコール。坂本選手は、追い込まれてからの5球目、ストレートをライト前へ。前日は3度の好機で凡退した35歳が「何とかしてやろうと打席に入りました」と、待望の先制点をもたらします。

直後の守りはケラー投手が回またぎで3者凡退。8回は3番手のバルドナード投手が3者凡退に抑える好リリーフをみせます。9回は守護神の大勢投手が締めて、今季27セーブ目。4投手の完封リレーで勝利を飾りました。

巨人は投手戦を制して、連敗を2でストップ。優勝マジックを4としました。また阪神との対戦成績は12勝12敗1分のタイで、今季の直接対決が終了。両チームの残り試合は巨人が6試合、阪神が5試合となっています。

ヒーローインタビューに立った坂本選手は、「昨日、大事な試合で僕が全然打てなくて負けてしまったので、今日代打でああいう場面で回してくれたチームメートにすごい感謝の気持ちを持ちながら打席に立ちました。なんとかバットに当てて、何か起きてくれと思いながら、最後は気持ちで打ちました」と決勝打を振り返ります。また「マジックで出ていますけれど、優勝するまで気を抜かずに、若手とベテランでチーム一丸となって優勝します!」と力を込めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「阪神0-1巨人」(23日、甲子園球場)

 巨人が前日と同じスコアで雪辱。連敗を2で止め優勝マジックを2つ減らして「4」とした。2位・阪神とのゲーム差は2となった。

 8残塁で19度目の完封負けを喫した前夜に続いて序盤は拙攻を連発した。0-0の三回は2死二塁から丸が空振り三振に倒れた。

 四回は先頭の浅野が右前打で出塁。続く3番・吉川は送りバントを試みたが、うまくいかず1ボール2ストライクと追い込まれた。ここでベンチは勝負に出て、犠打を狙わせたが、吉川はフェアゾーンにボールを転がせず、スリーバント失敗。聖地はどよめきに包まれ騒然となった。続く岡本和は遊ゴロ、大城卓は空振り三振に倒れ得点を奪うことはできなかった。

 七回には代打・坂本の適時打で均衡を破った。先頭・吉川、岡本和の連打で無死一、三塁の好機を迎える。ここでベンチが動き、スタメンから外れていた坂本を代打で起用。ベテランは期待に応え、難敵・高橋から右前に先制の適時打を放った。2連敗した22日の阪神戦で坂本は坂本が3度の得点圏で凡退し途中でベンチに下がっていた。

 来日2年目で初めて中4日で先発したグリフィンは、5回を4安打無失点と好投した。六回からマウンドに上がったケラーは2イニングを無失点と好投した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERAセ・リーグ 中日1―0広島(23日・バンテリンドーム)

 中日が接戦を制して、4月9日以来、今季2度目の4連勝を飾った。

 先発・松木平は、6回1安打無失点の好投で今季2勝目。2回に、坂倉に左翼線への二塁打を許し、得点圏に走者を背負ったが、以降は二塁を踏ませず、無安打投球を披露した。

 若き右腕の熱投に4番が奮起した。0―0の6回2死一塁。直近2試合で無安打だった石川昂が、フルカウントから先発・森が投じた132キロのチェンジアップを右中間へはじき返した。一塁走者の福永がホームに生還。12打席ぶりの安打が決勝打となり、「追い込まれていたけど、コンパクトに打つことができた」とうなずいた。

 これで、7試合連続での4番起用。今季最多となる3万6320人の観客を前に、「いずれは4番を打ち続けるような選手になりたいと思いますし、そのために、残り試合も結果を残したい」と、さらなる飛躍を誓った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「阪神0-1巨人」(23日、甲子園球場)

 2位の阪神は首位・巨人との天王山2戦目を落とし、ゲーム差は「2」に開いた。前日は「1-0」で勝利したが、同スコアで痛恨の敗戦を喫した。

 先発・高橋は初回、二回は三者凡退と上々の立ち上がり。三回は2死二塁と得点圏に走者を背負うも、1番・丸を空振り三振に切ってピンチを脱した。ただ、七回先頭・吉川に中前打、岡本和に左前打を浴びて無死一、三塁。代打・坂本の右前適時打で先制を許し、6回0/3を5安打1失点で降板。左肘の手術などからの1軍復帰後、4戦4勝を誇った左腕が今季初黒星を喫した。

 打線は巨人の先発・グリフィンを相手に苦戦した。初回、先頭・近本の中前打から2死一、三塁を作るも、佐藤輝が空振り三振。三回も2死三塁で佐藤輝が空振り三振とことごとくチャンスでバットが空を切った。走者を出しながらも要所でスライダー系の変化球に苦戦し、5回4安打無得点に抑え込まれた。

 六回は2番手・ケラーから先頭・大山が左中間への二塁打を放つも後続が凡退。1点を追う七回も三者凡退に抑え込まれて反撃に転ずることはできなかった。

 今季の伝統の一戦は12勝12敗1分けで終了。勝利していれば、巨人のマジックが消滅して自力優勝の可能性が復活していた一戦を落とした。巨人はマジックを2つ減らし、「4」とした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERAセ・リーグ 阪神0―1巨人(23日・甲子園)

 阪神が首位・巨人に敗れ、ゲーム差は2に広がった。甲子園の連勝は「5」でストップ。残り5戦で逆転Vは絶望的な状況に追い込まれた。

 両軍無得点の7回だった。先発・高橋が先頭・吉川、岡本和に連続安打を浴び無死一、三塁。代打・坂本に右前適時打を献上した。

 高橋は6回まで被安打2と圧倒的な投球を続けていたが、対巨人戦では20年以来23イニングぶりの失点。6回0/3を5安打1失点で今季初黒星を喫した。

 打線は初回から3イニング連続で得点圏に走者を進めたものの無得点。6回無死二塁でも後続が凡退した。今季17度目の完封負けで好投を続ける高橋を援護できなかった。前日22日は1―0で勝利。シーズン最終盤の大一番で、「1―0」返しを食らった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERAセ・リーグ DeNA―ヤクルト(23日・横浜)

 ヤクルト・村上宗隆内野手が起死回生の逆転弾を放った。0―3の7回に2点を返し、なおも2死一塁の場面で東の投じた初球のスライダーを完璧に捉え右翼席に突き刺した。

 リーグトップを独走する32号2ラン。一振りで試合をひっくり返した。

 この1本で通算223本塁打に到達。プロ7年目までの本塁打数で歴代1位の清原和博(西武)を超えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本中央競馬会(JRA)は23日、2025年の日程を発表し、日本ダービーは6月1日に東京競馬場で、有馬記念は最終日の12月28日に中山競馬場でそれぞれ開催される。

 初日は例年と同じ1月5日で、暑熱および梅雨の影響を考慮して宝塚記念を2週繰り上げて6月15日開催とした。

 また、夏季競馬の暑熱対策として実施した2週間の競走時間帯の拡大(午後1、2時前後はレース中断)を、来年は4週間に拡大することも発表された。期間は7月26日から8月17日までで、新潟、中京両競馬場で実施される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「KOBE CHIBEN17-3高校野球女子選抜」(23日、東京ドーム)

 マリナーズなどで活躍したイチロー氏(50)=現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター=が率いる草野球チーム「KOBE CHIBEN」が高校女子選抜に逆転勝利した。

 試合後は、初参戦の松井秀喜氏と爆笑トーク。夢の共演に場内がわき、大きな拍手が送られた。

 イチロー氏は「ぶったまげちゃったね。10安打だよ」とまずは、3得点を許した高校女子選抜の進化を称賛。続けて、「でも、最後にこの人が持って行くことが一番ぶったまげた。スーパースターてこういうこと」と、八回に右翼席へ3ランを放った松井氏をたたえた。

 松井氏は「いやいやいや。あなたがスーパースターだから」とイチロー氏に突っ込み。イチロー氏は「来年も来てほしいから」とオファーし、松井氏との共演には「10年ぶりなんですけど、再会するなら球場が良かった。それがすごく感慨深いです」とうなずいた。

 松井氏は「イチローさんは真剣。遊びじゃいけない。久しぶりに野球に真剣に向き合いました。これ以上ない幸せ。本当にありがとうございます」と感謝した。

 「1番・投手」で出場したイチロー氏は初回に3点を失いながら、最速137キロで完投勝利。打っては4安打と存在感を見せつけた。

 初参戦した松井氏は脚を痛めるアクシデントに見舞われながらも出場を続け、四回には初安打となる右前打を記録。それ以外の打席はいずれも四球で、出塁した際には毎回、臨時代走が送られた。そして、八回には右翼席へ3ランを放ち、驚異のパワーを見せつけた。

 右翼席へ運ぶ文句なしの一発にイチロー氏もガッツポーズ。痛めた足を指差し、代走を要求する松井氏にイチロー氏は笑顔で「走れ!走れ!」と指示を送った。

 松井氏は足を引きずりながらダイヤモンドを一周。ベンチへ戻ると、イチロー氏と抱き合って喜んだ。

 3年連続の出場となった松坂大輔氏(44)は「3番・左翼」で出場。初回に送球エラーを記録したが、その後は好捕も披露。四回の打席では犠飛、八回の打席では右前適時打を放った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中日―広島。始球式に登場したパリ五輪レスリング女子金メダリストの藤波朱理=23日、バンテリンドーム

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西武が来季の1軍監督として、現ファーム監督の西口文也氏(51)に就任を要請することが23日、分かった。

 西口氏は和歌山商高、立正大を経て、1994年秋のドラフト3位で西武に入団した。97年、98年に2年連続で最多勝を獲得し、97年には沢村賞にも輝いた。

 21年間西武一筋でプレーし、引退後は西武の1軍投手コーチなどを経て、昨季から2、3軍を統括するファーム監督を務めている。

 西武は今季途中、松井稼頭央監督(48)が成績不振で休養することを発表。セ・パ交流戦から渡辺久信ゼネラルマネジャー(59)が監督代行を兼務するも立て直せず、3年ぶりのリーグ最下位が確定した。

 球団は外部招聘(しょうへい)も視野に人選を進めていたが、現状の戦力を把握する西口氏に一本化した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■高校野球女子選抜 3-17 イチロー選抜 KOBE CHIBEN(23日、東京ドーム)

今回で4度目の対戦となった「高校野球女子選抜」と「イチロー選抜 KOBE CHIBEN」の一戦。終盤の8回に今回初参戦の松井秀喜(50)がライトへ豪快な3ランを放った。

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松井は巨人とヤンキースなどでプレーし、東京ドームでは20年ぶりの試合となったが、現役時代を彷彿とさせる豪快アーチを放った。ダイヤモンドを一周すると、ベンチ前でイチロー(50)と熱い抱擁で喜びを分かち合った。

さらに6打数4安打の猛打で“二刀流”の活躍をみせファンを沸かせた。試合はKOBE CHIBENが17得点で4年連続の勝利。先発のイチローは9回141球を投げ切り、被安打10、奪三振10、四死球3、失点3。4年連続の完投勝利を飾った。

“3番・レフト”の松坂大輔(44)は5打数1安打2打点、“4番・センター”の松井は2打数2安打1本塁打4四球で、50歳になっても堂々の雄姿をみせた。

8回は2死一、三塁の場面で4番・松井を迎え、高校野球女子選抜は8人目、再び桑沢明里(岐阜第一)がマウンドへ。カウント2-0からの3球目、外角への変化球を完璧に捉えると、綺麗な放物線を描きライトスタンド最前列へ飛び込む、松井らしいホームラン。東京ドームで20年ぶりに“ゴジラ弾”が炸裂した。

味方の後押しにイチローは9回もマウンドに立ち、141球の熱投で4年連続の完投。2年ぶりの2ケタ奪三振もマークして締めくくった。

試合後、本塁打を放った松井は「またこのね、私が10年間プレーした東京ドームでまたプレーさせてもらえたっていうのはこれ以上ない幸せなことです。本当にありがとうございます」とファンに感謝の言葉を届けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中1―0広(23日) 松木平、好投で2勝目

 

中日が4連勝。松木平は7回を無失点と好投し、7月31日以来の2勝目。緩急を駆使し許したのは1安打だけ。六回に石川昂の二塁打で挙げた1点を継投で守った。清水が2季ぶりのセーブ。広島は森を援護できなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦