◆日本生命セ・パ交流戦 楽天5―3広島(16日・楽天モバイル)

 楽天が球団創設20年目で初めて交流戦を制した。

 

 楽天がパ・リーグに参入した05年に始まった交流戦は今回で19回目(20年はコロナ禍で中止)。優勝(最高勝率)回数はソフトバンクの8回が最多で、パ・リーグでは楽天が5球団目の優勝チームで、優勝していないのは西武のみとなった。

 セ・リーグでは巨人とヤクルトが2回、DeNAが1回優勝。阪神、広島、中日の3球団が優勝していない。

【球団別交流戦優勝回数】

ソフトバンク=8回(08、09、11、13、15、16、17、19年)

巨人=2回(12、14年)

ヤクルト=2回(18、22年)

ロッテ=2回(05、06年)

オリックス=2回(10、21年)

DeNA=1回(23年)

日本ハム=1回(07年)

楽天=1回(24年)

阪神、広島、中日、西武=0回

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「楽天5-3広島」(16日、楽天モバイルパーク)

 楽天が球団史上初めての交流戦優勝を達成した。ソフトバンクと勝率で並んでいたが、広島戦に勝利し、ライバルが阪神に敗れた。

 この日は敵失に乗じて3点を先制すると、三回に鈴木大が右翼へ1号2ランを放って貴重な追加点を奪った。以降は「投手陣のおかげ」と今江監督が四回から継投に入ることを決断。最後は守護神・則本が2失点しながらもしっかりとゲームを締めた。

 今江監督は「交流戦でこの位置にいられたのは投手陣のおかげ」とたたえた。「まずピッチャーが頑張ってくれましたし、野手では小郷がああいう形で目立って、いい形ができましたし。全員が必死になって戦っていかないと」と交流戦を振り返った。

 「あとは待つだけ」と語っていた指揮官。ヒーローインタビュー後、本拠地のビジョンではソフトバンク-阪神戦が映し出され、多くのファンがスタンドに残って試合を見つめた。ソフトバンクが敗れ、楽天の交流戦初Vが決まると、歓喜の大歓声がわき起こった。そして白のジェット風船がスタンドのファンから放たれ、優勝の余韻に浸った。

 これで31勝31敗の勝率5割でリーグ戦再開へと向かう楽天。就任1年目の指揮官が価値ある優勝を手にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆日本生命セ・パ交流戦 楽天5―3広島(16日・楽天モバイル)

 楽天が球団創設20年目で初めて交流戦を制した。

 楽天は交流戦最終戦で広島に快勝した。交流戦成績を13勝5敗とし、午後4時5分に試合が終了。同46分に同率首位だったソフトバンクが阪神に1―4で敗れたため、球団初の交流戦優勝が決まった。

 2回1死、浅村が左前打で出塁すると、続く渡辺佳が中前打。1死一、三塁から太田が放った打球は遊撃手の前に転がり、併殺打かと思われたが、二塁の失策で三塁走者・浅村が生還し先制した。その後小深田が送りバントし、2死二、三塁、小郷が一塁の失策を誘う強烈な打球を放ち、渡辺佳、太田が生還した。

 3回には辰己が右前打で出塁。4番鈴木大が優勝の前祝いとなる4番就任後初の2ラン。リードを5点まで広げた。

 投手陣は総力戦で挑んだ。先発の松井を3回で変え、4回弓削、5回津留崎、6回鈴木翔、7回宋、8回酒居とつなぎ、9回は今季から守護神に転向した則本が締めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆日本生命セ・パ交流戦 ソフトバンク1―4阪神(16日・みずほペイペイドーム福岡)

 ソフトバンクの交流戦9度目の優勝(最高勝率)は夢と散った。

 前日まで同率首位だった楽天が広島に5―3で勝利して、交流戦全日程を13勝5敗で終了。ソフトバンクは12勝6敗の1ゲーム差で2位に終わった。

 石川が誤算だった。初回、四死球と佐藤輝の右前打で1死満塁のピンチとなり、前川に右越え満塁2号を献上した。この4点が響き、1―4。7回に飛び出した近藤の右中間への2試合連続10号ソロは空砲となった。

 連勝は3で止まり、貯金は「22」に後退した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤクルトが逆転勝ち。2―4の九回に山田の右前打と代打青木の遊ゴロ、武岡の二塁打で3点を奪った。4番手の大西が3勝目。木沢は2セーブ目。オリックスは山下が5回1失点と試合をつくったが、マチャドがリードを守れなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇プロ野球セ・パ交流戦 DeNA5-0西武(16日、ベルーナドーム)

DeNAのドラフト5位ルーキー・石田裕太郎投手が、9回を100球未満で無失点に抑える“マダックス”を達成しました。

初回、先頭の奥村光一選手にこそヒットを許すものの、後続を危なげなく打ち取ると、その後は5回まで4イニング連続で三者凡退に抑えます。

8回には2アウトから初めての連打を許しますが、その後この日2安打の奥村選手をサードライナーに打ち取りピンチをしのぐと、9回は先頭バッターを3球三振。そのまま3人で抑え、9回95球被安打4の無四球無失点。“マダックス”でのプロ初完封を達成しました。

試合後、お立ち台に上がった石田投手は「球数が少なかったのはストライク先行でいけたので、そこが良かったのかなと思います」と投球を振り返りました。

また、8回のピンチをしのいだ後には三浦監督と話し合う場面もあった石田投手。「『どうする?』と言われて、自分的にはまだもう一回いけるなという感覚があったので、『もう1回行かせてください』と言いました」とそのやりとりを明かしました。

また、最後には父の日ということで、観戦に来ているというお父さんに「いつもありがとうー!」と叫び、笑顔を見せました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロ野球の日本生命セ・パ交流戦は16日、各地で6試合が行われ、楽天が広島を5―3で下して13勝5敗とし、初優勝を果たした。写真は歓声に応える楽天の今江監督=楽天モバイル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「オリックス4-5ヤクルト」(16日、京セラドーム大阪)

 オリックスは九回に逆転され、先発・山下の今季初勝利の権利が消えた。そして、4カードぶりの負け越しとなった。交流戦は6位で終えた。

 2点リードの九回。マウンドには抑えのマチャドが上がった。先頭の村上から見逃し三振を奪ったが、続くサンタナが左前打で出塁。オスナが三塁内野安打で続き、1死一、二塁から山田に右前適時打を打たれた。

 1点差に詰め寄られ、なおも1死一、三塁で青木の遊ゴロの間に三走が本塁生還。遊撃・紅林がボールを握り損ね、二塁をアウトにしかできなかった。

 同点となり、なおも2死二塁で武岡が右翼線に勝ち越しの二塁打を放ち、ついにリードを許してしまった。

 先発の山下は約2カ月ぶりに1軍戦先発。5回無安打1失点、9奪三振をマークした。

 「久しぶりの京セラドームのマウンドだったので立ち上がりは緊張感もありましたが、1点を許してしまったことで逆に自分の中で割り切って投げられたのかなと思います。二回以降はいい意味で力を抜くことができましたし、しっかり自分らしいピッチングをすることができたと思います」

 自己最速タイの160キロを初回にマークしたが、立ち上がりは不安定だった。先頭の西川に四球。続く丸山和の打席では初球の変化球が暴投となり、二盗を敢行していた西川に一気に三塁まで進塁された。丸山和の二ゴロの間に先制点を献上した。

 長岡、村上は連続三振で切り抜けた山下。村上の打席では2球目に自己最速タイの160キロを記録した。二回以降は立ち直りを見せ、テンポ良くアウトを重ねていく。

 四回は長岡、村上、サンタナのクリーンアップを3者連続三振に。剛速球に加え、カーブやフォークを織り交ぜて自分優位に投球を進めていた。

 打線は1点を追う二回に「6番・DH」でスタメン復帰した森が左中間へ同点適時二塁打を放った。この日は母校の大阪桐蔭高吹奏楽部の演奏も受けながら、後輩たちに勇姿を届けることができた。同点の五回には太田、紅林に適時打が生まれ、勝ち越しに成功。六回にも太田の一ゴロの間に三走が本塁に生還し、追加点を奪った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オリックス4-5ヤクルト」(16日、京セラドーム大阪)

 ヤクルトが鮮やかな逆転勝ちでカード勝ち越しとともに2年ぶりの交流戦勝ち越しも決めた。

 2点を追う九回、オリックス6番手のマチャドを攻め、山田の適時打で1点差に迫ると、代打・青木の遊ゴロの間に同点に。さらに青木が盗塁で得点圏に進み、武岡の適時二塁打で勝ち越した。

 先発のヤフーレは5回8安打3失点だった。

 交流戦はこれで9勝7敗2分けで終えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楽天は二回、二つの敵失に乗じ3点を先取。三回に鈴木大の2ランで加点した。先発の松井は制球が乱れたが3回無失点。救援6投手で逃げ切り、2番手の弓削が3季ぶりの白星。広島は拙守が響き、九回の反撃も及ばず4連勝を逃した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楽天―広島。2回、マウンドに集まる広島ナイン。左端は先発のアドゥワ=16日、楽天モバイル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楽天―広島。3回、2ランを放ち、チームメートに祝福される楽天の鈴木大(中央)=16日、楽天モバイル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DeNAが7連勝。一回に度会の適時打で1点を先取し、六回にオースティンのソロと佐野の適時二塁打で2点。九回にも2点を加えて突き放した。新人の石田裕は4安打無四球で初完封し、2勝目をマーク。西武は打線が振るわず4連敗。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広3―5楽楽天は2回、二つの敵失に乗じ3点を先取。3回に鈴木大の2ランで加点した。先発の松井は3回無失点。救援6投手で逃げ切り2番手の弓削が3季ぶりの白星。写真は喜ぶ楽天ナイン=16日、楽天モバイル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楽天―広島。3回、2ランを放つ楽天の鈴木大=16日、楽天モバイル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DeNAが昨年4月以来の7連勝。新人の石田裕がプロ2戦目での初完投を無四球完封で飾って2勝目。速球の制球が光り、4安打に抑えた。一回に度会の6戦連続打点となる適時打で先制した打線は六、九回に加点。西武は4連敗。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「楽天5-3広島」(16日、楽天モバイルパーク)

 楽天が球団史上初の交流戦優勝を果たした。先に王手をかけた状況でソフトバンク戦の結果待ちとなった中、価値ある1号2ランを放ち、お立ち台に上がった鈴木大地内野手が呼びかけた一言に本拠地ファンから大きな拍手が降り注いだ。

 インタビュアーからソフトバンク-阪神戦について問われたベテランは「本当にホークスとタイガースも一生懸命プレーしているので。静かに速報を見て、あとでみんなで喜べたらと思います」と語り、人柄の良さがにじんだインタビューとなった。

 まさかの連敗となって迎えた3戦目。しっかりと勝ちきり「本当に選手も意識していて。これだけ多くのお客さんが来てくれた中でプレーできたのは幸せ。あとはみんなで待ちましょう」と呼びかけていた。

 その後、本拠地のビジョンではソフトバンク-阪神戦が映し出され、多くのファンがスタンドに残って静かに試合を観戦していた。優勝が決まるとスタンドは歓喜に沸いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆男子プロゴルフツアー ハナ銀行招待 最終日(16日、韓国・南春川CC=7335ヤード、パー71)

 単独首位から出た小木曽喬(フロンティアの介護)が5バーディー、2ボギーの68で回り、通算14アンダーで逃げ切り、ツアー初優勝を手にした。首位で最終日を迎えるのは4月の中日クラウンズ、前週のBMW日本ツアー選手権森ビル杯に次いで今季3度目。過去2試合はともに、スコアを落とし順位を落として終わっていた。

 この日はバーディー発進とするも、6番からボギーとバーディーを繰り返し、1つ伸ばして前半9ホールを終えた。後半に入ると11番でバーディーを奪い、その後はパーを拾い続け、韓国の張裕彬(チャン・ユビン)に13アンダーで並ばれ18番パー5のティーショットを迎えた。第2打をグリーン手前に運び、アプローチをピン右30センチにつけて右拳を静かに握った。ウィニングパットを沈め、両手を高々と突き上げ、喜びに浸った。

 ◆小木曽 喬(おぎそ・たかし)1997年3月19日、名古屋市生まれ。27歳。6歳からゴルフを始める。福井工大付属福井高3年時の2014年に日本アマ優勝。15年に福井工大進学。同年12月にプロ転向。16年に下部ツアーで初優勝。昨季は24試合に出場し、全試合で予選通過を果たした。同年に初シードを獲得。178センチ、72キロ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国内ツアー・ニチレイレディス最終日

女子ゴルフの国内ツアー・ニチレイレディスの最終日が16日、千葉・袖ヶ浦CC新袖C(6584ヤード、パー72)で行われ、3打差5位で出た岩井明愛(Honda)が9バーディー、1ボギーの64で回り、通算13アンダーで逆転優勝を飾った。今季2勝目、ツアー通算5勝目。この日は父の日。5月の母の日には双子の妹・千怜が優勝しており、姉妹で最高の親孝行となった。

岩井が伸ばしあいの大混戦を驚異のバーディーラッシュで制した。1番パー5で幸先よくバーディーを奪うも、2番でボギー。ここから6番までスコアを伸ばせなかったが、7番から10番まで4連続バーディーを記録した。

14番でも伸ばし、2位で迎えた16番パー4はバンカーからチップイン。これでトップタイとすると、17番パー3でもバーディー。最終18番パー5では2打目をバンカーに。しかし、入れなければプレーオフ濃厚だった第4打のバーディーパットをねじ込む勝負強さを見せ、ガッツポーズを作った。

岩井は5月のリゾートトラストレディス以来、今季2勝目。双子の妹・千怜と合わせて通算11勝となった。ホールアウト後には千怜に祝福され、「ありがとう」と感謝。この日は父の日。母の日には千怜がRKB×三井松島レディスで優勝しており、双子姉妹で両親に最高のプレゼントとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戸崎圭太騎手=美浦・田島俊明厩舎=は6月16日、東京10R・相模湖特別(3歳上2勝クラス、芝1400メートル=12頭立て)をオメガウインク(牝3歳、美浦・大和田成厩舎、父ロジャーバローズ)に騎乗し勝利。2005年6月26日の初騎乗から1万330走目で、JRA通算1500勝を達成した。史上21人目、現役では和田竜二騎手に続く9人目の達成となる。

 戸崎圭太騎手「あと2つということで、今日決めたかったです。1つ1つコツコツとやってきたことが、積み重なって形になって良かった。これからも変わらず、1つ1つ丁寧にやっていきたいです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆日本生命セ・パ交流戦 日本ハム3―3巨人=延長12回引き分け=(16日・エスコンフィールド)

 日本ハムが巨人と引き分け、残り1試合を残して22年以来2年ぶりの交流戦負け越しが確定した。

 3回に2番・松本の中前適時打で先制するも、4回に相手の4番・岡本和に2試合連続となる逆転2ランを被弾。6回に5番・万波のソロなどで再びリードを奪ったが、8回に3番・ヘルナンデスに痛恨の同点ソロを浴びた。

 その後は両チーム無得点。12回は郡司、交流戦首位打者の水谷を起用する代打攻勢に出たが、実らなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

● 西武 0 - 5 DeNA ○
<3回戦・ベルーナドーム>

 「昨日、東さんが最後まで投げきって、そうですね、長い回投げようと思って、投げた結果がよかったと思います」。

 DeNAの石田裕太郎が16日、西武戦に先発し9回・95球、4被安打、6奪三振、0与四球、無失点で完封勝利。2勝目を手にした。

 プロ初登板となった前回登板のソフトバンク戦でプロ初勝利を飾った石田は、プロ2度目の登板で完封勝利。この日の投球について「無駄なボール球というのは練習の時からないようにしているので今日はそれが出たかなと思います」と振り返り、「球数が少なかったのは、ストライク先行でいけたので、そこがよかったのかと思います」と話した。

 8回を投げ終えた後、「(三浦監督に)『どうする』と言われて、自分的にはもう1回いけるなという感覚があったので、『行かせて下さい』と言いました」と志願して9回のマウンドにも上がったことを明かした。

 三浦大輔監督は石田の投球に「たいしたもんですよ。ルーキーでね。すべては低めに集められたというのが一番だと思います」と褒めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆明治安田J2リーグ ▽第20節 いわきFC1―1甲府(16日・ハワイアンズスタジアムいわき)

 いわきFCはホームで甲府と1―1で引き分けた。

 前半は押し込む時間が長く、主導権を握った。すると同19分に右サイドのクロスからのこぼれ球を、FW有馬幸太郎が押し込んで先制して1―0で折り返し。しかし後半は相手のプレスに対してボールを奪われる場面も増えた。同19分にはPKを与えて同点に追いつかれると、最後まで決めきれずに3戦連続で白星なしとなった。

 次節は22日、アウェーで山口と対戦する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

J1川崎が16日に行われた明治安田J1リーグの神戸戦(国立)で0―1と敗れ、鬼木達監督(50)が猛省した。

川崎はボール支配率こそ56%だったが、シュート数は神戸の16本に対して、わずか5本。枠内シュートに至っては1本という〝拙攻〟で、神戸になすすべなく完敗を喫した。

試合後、鬼木監督は「前半からもっとアグレッシブにいかないといけなかった。攻めの姿勢がもっと必要。自分たちの中ではチャンスは多かったとは思っていない。もっともっと決定的なものをつくっていかないといけない」と攻撃面の課題を強調した。

また「負けている状況で、もっとシンプルにクロスを上げたりゴール前に入っていくこともできた。そこらへんの頭をもっと研ぎ澄ませないといけないし、結局それをやらせるのは自分の仕事。そこの自分の力不足というのを痛感した」と自らの責任を認め、反省を口にした。

かつては常勝軍団を誇った川崎も、今季は降格圏もちらつくほどの低迷。後半戦で巻き返しを期待したいところだが、起爆剤はなかなか見つからないのが現状だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広島・矢野が二塁の守備で美技…ライナーをジャンプしてキャッチ

■楽天 5ー3 広島(16日・楽天モバイルパーク)

広島・矢野雅哉内野手が16日の楽天戦(楽天モバイル)で衝撃の美技を披露した。遊撃で先発して途中で二塁に回り、ライナーをジャンプして好捕。二遊間どちらでも圧倒的な守備を見せる25歳に、ファンは「息を吸うように好プレー連発する」と驚いている。

「2番・遊撃」で先発し、途中から二塁に回った矢野。7回に村林が放った二遊間寄りのライナーに反応した。左腕を伸ばしてジャンプしてキャッチ。クルリと1回転しながら着地した。まるで忍者のような身のこなしだった。

兵庫・育英高、亜大を経て2020年ドラフト6位で入団。超人的守備力を武器に年々出場機会を増やし、今季はここまで規定打席をクリアしている。セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行うDELTAのデータによると、守備全般での貢献を示す「UZR」で、遊撃手で12球団トップの6.0をマークしている(15日終了時点)。

矢野の守備にファンも続々反応。SNSには「今日もナイスプレー」「守備職人じゃのう」「すごい反応」「GG賞確定ですね」「凄すぎる」「身のこなしが素晴らしい」「ホント忍者」「俊敏すぎる」「守備ヤバすぎ」とコメントが寄せられている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「日本ハム3-3巨人」(16日、エスコンフィールド)

 巨人が今季5度目の引き分け。オリックス、楽天に6連敗を喫するなど、苦しんだ交流戦は8勝9敗1分けで終了。2022年以来2年ぶりの負け越しとなった。

 打線は1点を負う四回、岡本和の2試合連続となる12号2ランで逆転に成功。2-3の八回にはヘルナンデスの3号左越えソロで追いついた。

 先発の菅野は5回1/3を投げ9安打3失点。「1点目は仕方がないところがあるが、2点目の取られ方は2アウトからだったので反省しないといけないです」とし、「相手の狙い球などが不明確で、配球など投球プランを最後までうまく組み立てられなかったです。そこは反省して次にしっかりつなげていきます」とコメントした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「日本ハム3-3巨人」(16日、エスコンフィールド)

 日本ハムが今季3度目の引き分け。3-2の八回2死から3番手・河野がヘルナンデスに同点ソロを被弾した。

 先発の加藤貴は緩急自在の投球で七回途中2失点だった。

 打線は巨人・菅野を攻略。1点を追う四回、2死から細川、レイエスの連打で一、三塁とし、水野の右翼線にポトリと落ちる適時二塁打で同点とした。六回は1死から万波が右翼フェンス奥のブルペンに突き刺す9号勝ち越しソロを放った。

 万波は「打ったのはストレートです。追い込まれていたので、何とか出塁しようと思い、コンパクトに振ったことが結果的にいい打球となりました」とコメント。これで対戦する全11球団から本塁打を記録した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

社会人野球の第95回都市対抗大会(7月19~30日、東京ドーム)の組み合わせ抽選会が16日、東京都内で行われ、前回覇者のトヨタ自動車(推薦、豊田市)は開幕戦の1回戦で、10年ぶりの出場となる沖縄電力(浦添市)と対戦することが決まった。5年連続出場のENEOS(横浜市)は1回戦で東海理化(豊川市)と当たる。
32チーム中、最多出場は日本生命(大阪市)の63度。初出場はなし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

J1川崎が16日に行われた明治安田J1リーグの神戸戦(国立)で0―1と敗れ、鬼木達監督(50)が猛省した。

川崎はボール支配率こそ56%だったが、シュート数は神戸の16本に対して、わずか5本。枠内シュートに至っては1本という〝拙攻〟で、神戸になすすべなく完敗を喫した。

試合後、鬼木監督は「前半からもっとアグレッシブにいかないといけなかった。攻めの姿勢がもっと必要。自分たちの中ではチャンスは多かったとは思っていない。もっともっと決定的なものをつくっていかないといけない」と攻撃面の課題を強調した。

また「負けている状況で、もっとシンプルにクロスを上げたりゴール前に入っていくこともできた。そこらへんの頭をもっと研ぎ澄ませないといけないし、結局それをやらせるのは自分の仕事。そこの自分の力不足というのを痛感した」と自らの責任を認め、反省を口にした。

かつては常勝軍団を誇った川崎も、今季は降格圏もちらつくほどの低迷。後半戦で巻き返しを期待したいところだが、起爆剤はなかなか見つからないのが現状だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全国高校総体(インターハイ)埼玉県予選最終日は6月16日、NACK5スタジアムで昌平と西武台による初顔合わせの決勝が行なわれ、昌平が5-1で大勝し、2大会ぶり5度目の頂点に立った。インターハイ(7月27日~8月3日/福島県)出場も5度目となる。

 

中断しているプレミアリーグEASTで暫定3位の昌平は、立ち上がりに2度の大きな危機を招いたが、GK佐々木智太郎(3年)の好守などで凌いでから、本来の力を表現していった。

前半21分に左CKを獲得すると、FW鄭志鍚(3年)がヘッドで決めて先制。鄭は29分にも右SB安藤愛斗(2年)の右クロスを頭で合わせて連続ゴールを奪った。玉田圭司監督から前半取れなかったらハーフタイムで交代、と冗談交じりに激励されたそうで、「今日はそれくらいの強い気持ちで臨みました。自分のゴールでチームを勝たせる覚悟、どん欲にゴールを狙っていく姿勢で戦いました」とこの日2得点、今大会通算5得点のエースFWは喜んだ。

39分には、FW山口豪太(2年)が厳しいプレスで敵ボールを奪い、パスを預かった三浦悠代(3年)が4試合連続ゴール。「立ち上がりは少しバタバタしてしまいましたが、自分が点を取って3-0にしたのは大きかった。チームに貢献できて良かったです」と小柄なMFは満面に笑みを浮かべる。

昌平が圧倒的優位な立場で前半を終えた。

後半に入ると西武台がより攻撃を重視したことで、それまでマンマークで厳しく監視されていた主将でアンカーの大谷湊斗(3年)が自由に動き始め、これが勝利を決定づける導火線となった。後半3分、大谷は中列後方から豪胆に持ち運んでから相手DFの股間を破り、左足での弾丸シュートを右隅に蹴り込んだ。

昌平の良質な攻撃はまず大谷を経由してスタートし、山口や三浦、本田健晋(3年)らのFW陣、MF陣がドリブルでの仕掛けや短いパス交換、縦への鋭い進出で敵の守備網をはがしていく。攻めの心臓部が自在に、活発に躍動できるようになれば、超高校級の攻撃を食い止めるのは容易ではない。

13分から32分までの間に大谷が起点となった決定的場面が5度あった。怪我のMF長瑠喜(2年)に代わって先発した岩谷勇仁、松本レイの両FW(ともに3年)には完全無欠の最終パスを届けている。そうして39分、軽やかなドリブルで攻め上がって鄭とパス交換すると、出てきたGKを切れ味抜群の切り返しで置き去りにし、豪快なダメ押しゴールを突き刺した。

1年生の秋に台頭し、年々すごみを増す大谷。「前半はいい感じでボールを受けられず、ただ時間が過ぎていくだけでしたが、後半はマークが少し緩くなったので前に出ていく意識を高く持ちました」と80分を振り返り、「埼玉で優勝したといっても、まだインターハイの出場チケットを取っただけですからね。全国大会でも相手を圧倒して初優勝したい」と力強く抱負を語った。

プリンスリーグ関東2部の西武台は前半2分、FW鈴木洸晴(3年)が左を切り裂いて出色のクロスを上げたが、フリーで打ったFW緑川梗雅(3年)の一撃はバーを通過。絶好の先制機を逃し、13分の鈴木の決定打はまずGK佐々木に弾かれ、続いてゴールインしそうになったところを左SB上原悠都(3年)にかき出されてしまう。

指揮を執った関根雄太コーチも「あの2本を決められなかったのは悔いが残る」と大いに地団太を踏んだシュートであった。アディショナルタイム、FW竹内奏海(3年)が左から鋭い突破で仕掛けてPKを獲得。これを自ら決めて1点を返したが、力の差が大きく完敗に近い内容だった。

日本代表やJリーグ名古屋グランパスなどで活躍した玉田監督は昨春、スペシャルコーチに就任し今年3月から采配を振るう。初陣となる県内トーナメント戦を制し、「決勝だからといって特別なことはせず、初戦から準決勝までのプレーをやろうと伝えた。普段通りの試合をやることが重要だった」と振り返る。

千葉・習志野高では、1998年のインターハイで自身の活躍もあって3位入賞。昌平の最高成績も3位だ。今度は指導者として臨む初のインターハイ。「個(の力)は全国トップ。それをグループでも出せるよう、気持ち良くプレーできる環境を作りたい」と述べ、自身も達成できなかった頂点へと挑む。

 

 

 

 

 

 

 

 

◆日本生命セ・パ交流戦 日本ハム3―3巨人=延長12回引き分け=(16日・エスコンフィールド)

 巨人は日本ハムとの交流戦最終戦を引き分けで終えた。試合後にはエスコンフィールドの球場スタッフ一同から、「読売ジャイアンツの皆様へ」とのメッセージが大型ビジョンに映し出された。

 ビジョンには「エスコンフィールド2年目、ジャイアンツとは初の交流戦にご来場いただきましてありがとうございました」などと温かなメッセージが映し出された。この日もエスコンフィールドには多くの巨人ファンが集まっていた。

 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦