帰り際に、その手を握り
「元気でナ」なんて、いえなかった。
僕たちは、別々の道をこの瞬間から
歩いていく。
恋人でも、友達でも、形容しようのない、間柄だから。
ただ、
君は、気遣ってくれた。
それで十分
さあ、旅立っていくんだ。
少しだけ泣いて
沢山、彼女の素敵な未来を期待して、
そして、僕は帰った。
座れるくらいの混み様に、ホッとして
1時間、僕は何を思い出していただろう?
後悔も、喜びも、全部
最後にくれた感謝の手紙に
詰まっていた。
愛しているだけが、
心を満たしてくれるわけじゃない。
もう、2度と会えないとしても、
想い出は、消えない。
Maybe,
こんな愛し方だって、報われるんだ。