あまり知られてないが、マーガレット・ハウエルに結婚指輪がある。
説明にとても困るのだが、
その結婚指輪は、1つの輪ではなく、1本の線が輪を形取り、
その両端が互い違いにズレている
つまり、厳密には、輪、ではないのである。
まあ、デザインの世界の話なので、
こと、話題にすることではないけれど、
知人が、その指輪をしていて、驚いた。
------------------------------------------------------
「あれ?入籍とか、来年とか、いってなかった??」
僕は、正直、話が、いや、彼女たちの交際が、そんなに
進んでいるとは、思いもしなかった。
相手の男も、よく知っている。まあ、簡単に言えばNice Guyだ。
お似合いの。
「まあ、事故(浮気とかで、別れること)は、ないだろうから、
今からはめてたって、いいわな。」
彼女は、クルクル回しながらアイスコーヒーを見つめて言った。
「お似合いですねって、言われるけど、それって、結婚に関係ないわよね・・」
「マリッジブルー? 人並みになところもあったんだねw」
「いつだって、すれ違うことの修正っていうか、妥協、、うーん。。。ちがうけど、
喧嘩しながら、毎日が過ぎる。それで、お姉に言われたの。指輪、はめておきなさいって」
なるほど、結婚指輪は、飾りじゃないと、言う訳だ。
-------------------------------------------------------------------
ちなみに、冒頭で驚いたのは、ただならない、彼女のその結婚指輪が、
マーガレット・ハウエルだったからだ。
別れた女房に送ったのも、同じそれだった。
最近は、老若男女問わず、ドクロだ、なんだかんだ、アクセサリをするようだけど
僕には、その行為を、否定する気はない、好きでやってるだろうし、
なんでもかんでも、理由が必要な訳ではないのだから。
ただ、僕は、時計さえアレルギーで、できないので、ことさら想うのだろうけど、
意味のある指輪を、僕は少し、ねたましく思った。
僕の恋愛記録に、そんな気持ちの通う事はなかったから。
どうか、モノや、笑いのやり取りで、想いを募らせないで欲しい。
生きていく中で、必死に向かい合う相手に
人生を掛けて、運命を託して、欲しいと思う。
--------------------------------------------------------------
あらかじめ、伝えておいたので、披露宴の招待状は来なかったし、
僕の体調もあって、
「元気ですか?結婚しました。やっと、少しは向かい合えそうです。ありがとう」
そういったメールだけ、
僕の元に、届いた。
僕というよりは、彼女の姉によるところが、大きいのでは?
実際そうであっても、このメールはうれしかった。
きっと、きっと
シアワセになってくれると思ったから。
彼女の姉も、僕も、結婚は失敗だった。
離婚して10年
彼女の姉は、すぐ再婚して今はシアワセにやっている。らしい。
互いがはめる指輪に喧嘩する度に、話しかける
それで、いい。 それで、いいんだよ。
------------------------------------------------------
それが、できなかった者より。