10月10・11日で気功の合宿に行ってきました。
行った先は福井県大野市の奥越六呂師高原です。

私は超越気功協会で五島秀一先生より、14年間学び続けています。

これまでは時間の余裕もなく、気功で学んだ内容を記事にしてきませんでしたが、
これからは、少しずつでもみなさんにお伝えしていこうと思います。
超越気功協会

私たちが学ぶ気功は、ただ単に気功法や気功整体の技術を学ぶだけではなく、
それらの奥にある真理を学びます。
つまり、真理を気功法や気功整体を通して学んでいます。
(それだけではないのですが、それはまた後々お伝えしていきます。)

気功法や整体も特別な人だけにしかできない難しいものではなく、
広く誰にでもできるシンプルなものしかありません。
私はそこに、先生が愛を大切にされている心を感じるのです。

私たちが学ぶ内容にはいつも愛があり、
人は皆、等しく平等に尊い存在なんだという考えが根底にあります。
そこに、争い・闘いは存在しません。


これから書く内容は、
今回学んだ内容に、これまでに私自身が学んで気づいたことを付け加えて書いています。


今回の合宿では包み返しの業を学びました。
包み返しとは、裏が表になること、それも裏が表を包む形でそうなることです。

今まさに、時代は変わり目に来ています。
これまで表舞台に出なかった庶民が立ち上がり、表に出てくる時代になってきました。
でも相手を攻撃して取って代わろうとするなら、それは戦争そのものです。
そうなれば、ひっくりひっくり返されることだけを永遠に続けることになります。
そこに平和は生まれません。

相手の欠点を攻撃するのではなく、包んであげるようにすればいいのです。
そこに平和が生まれます。そこに和解が生まれます。
それは、愛あればこそできることです。
だからこそ、自分の心に愛を育てていきましょう。

そうなるためには、実際にどうすればよいのでしょうか?(4つの原理)
1.陰陽転化の原理(絞り・現場力)
  自分のやっていることを絞りましょう。
  絞ることによって、陰にあったものが前に出ます。
  そして、相手の言うことをまず聞きましょう。

2.支上の原理
  自分より上の人を羨むように見上げるのではなく、
  常に、自分より弱い人を助けるようにしましょう。

3.一心集中の原理

4.正反合の原理
  反対力を味方につけましょう。


以上の4つの原理を、実際に動きで体得していきました。


ひとつ例をあげてみます。
4.の反対力を味方につける動きです。

私たちはどこか体の不調な箇所があると、
その部分を、自分の言うことを聞かない悪者として見てしまいます。

でも一旦、不調な箇所が納得する動きをしてあげるのです。
そうすれば体の気がすみ、今度はすんなりと言うことを聞いてくれるようになります。

これはまさに欠点を攻撃するのではなく、包むことになるのだと思いました。
学んだ動きも実に簡単なものでした。

私たちは何事に対しても考えすぎ、複雑に考えることによって解決しようとしてしまいます。
でも実は、シンプルな考えの中に答えは隠されているのです。

ただそれは、冷めた頭で考えても答えは出てきません。
温かい感情がそこに流れてなければ、答えは出てこないのです。

だからこそ私たちは 単に気功の技術だけを学ぶのではなく、
心を進化向上させるべく、真理を学んでいます。

学び続けていくと、
他人の幸せのために、この世のために働きたくて生まれてきたんだということに気づき、
そのために働ける幸せと喜びを感じるようになります。

だから学べば学ぶほど、自分が自分がというエゴがとれていきます。
もちろん完全になくすことが目的ではありません。そうなればもう神の世界です。

私たちは人間として生まれてきました。だから人間らしくていいのです。

多くの人々が、嫌いな自分をなんとかしようとして、たくさんのエネルギーの費やします。
でも自分を好きになっていけば、
エネルギーを、自分の向けたい方向に向けることができるようになります。

環境が自分の思い通りにいかないということは、そこに心の学びがあるということです。
それは悪いことではないのです。
思い通りにいかないことをずっと見続けるのではなく、
自分のエネルギーが、何に費やされているのかを俯瞰して見ることです。

何事を動かすにもエネルギーがいるのです。
本当に環境を変えたいと思うのなら、分散されているエネルギーを絞ることです。
まず自分を好きになることに気持ちを向けていきましょう。そこに全力を注ぎましょう。

小なるものが全体を動かすのです。
毎日毎日の地道な努力が、やがて大きなものを動かす力となるのです。


毎回合宿では、
魂を揺さぶり、魂の奥底の思いを湧き立たせるようなような瞑想があります。
今回もそうでした。
その瞑想を聞いたとき 気づいたことがありました。

宇宙は闇に包まれていると思っていました。
でも、違っていました。



『闇は光』

闇は 闇ではなかった
闇は 光でいっぱいだった
闇は 喜びでいっぱいだった

人は 光を求める
でも……
人は 光を持っている
人の存在そのものが 光

人の本質は 光だ
光は 喜びそのものだ
光は 希望そのものだ

みんな それを 
忘れてしまっているだけ……

喜びを 希望を
心に宿らせ 生きていこうと思う

私は 偉い人間ではない 完ぺきな人間でもない

でも そんな自分でも……
今 闇を見つめて
足がすくみ 一歩も前に進めない人に
心高らかに 伝えていきたい

闇は 光そのもの
目の前に闇が広がっていると思うのは
ただ…… 
闇が表に出て 光が裏にまわっているだけのこと

今 あなたの目の前に 闇が広がっているのなら
その闇を 憎むのではなく
その闇を 蹴散らそうとするのでなく
その闇を 包んでしまおう

心の中に 喜びは宿っている
心の中に 希望は宿っている

闇を追い出そうとするのではなく
闇を光で包もうとしたとき

喜びが 悲しみを包んでくれる
希望が 絶望を包んでくれる

あなたの闇は 光そのもの
私は その真理を…… 
生涯 伝え続けていこうと思う