以前『友よ』の詩を書き贈った友は
まだ自分にふりかかる苦しさがなくなってはいるわけではありません。

ですが、今の彼女にとって苦しみはもはや苦しみではなくなり、自分を喜びに導いてくれるものとなっています。

今彼女は、毎日命の源から湧いてくる想いを大切にし、幸せを感じています。
今彼女は、命を輝かしながら生きています。
今彼女は、一日一日を愛おしく思いながら生きています。

でもその幸せは彼女だけが感じる特別なものではなく、苦しみを乗り越えた先に誰もが感じる幸せだと思います。

また他の友も同じようにそれぞれの苦しみを乗り越えようと日々、懸命に生きています。
私はそうして生きていく人の姿は、この世の何よりも美しく尊いものだと思います。


「まだ見ぬ自分」


あなたがむせび泣く

なんで私だけが
こんなに 悲しい想いをしないといけないの
なんで私だけが
こんなに 苦しい想いをしないといけないの

なんで……
なんで……

何度も何度も つぶやいた
繰り返し繰り返し つぶやいた

$あったまりんちゃい ~ 陽の光を浴びた言葉たち
 
私は誰よりも悲しいの
私は誰よりも苦しいの
誰よりも……

私ほど苦しみを抱えた人はいない
私ほど悲しみを感じた人はいない
私ほど……

なんで私なの……
なんで私だけ……

あなたは何度も問いかける

だけど答えが見つからない

その問いかけは 神様だって答えられない

その問いかけに 答えはないから
何度問いかけても その答えは出ない

$あったまりんちゃい ~ 陽の光を浴びた言葉たち
                                            
悲しいときは 誰かに寄りかかってもいい
苦しいときは 誰かに助けを求めてもいい

だけど あなたは
自分を取り巻く環境が 自分ではどうにもならなくても
自分の心までどうにもならないと あきらめる必要はない

悲しいと 心が引きちぎられそうになる
苦しいと 心がバラバラに砕けそうになる

それなら なおさら
心がちぎれないように
あなたは 自分の心を守らなければならない
心がバラバラにならないように
自分で しっかりと抱きしめなければならない

そうしないと いつまでたっても
自分の心が楽にならない
そうしないと いつまでたっても
心の平安は訪れない

だから…… 
今の自分だけを見なくてもいい

あなたはきっと苦しみを乗り越えられる

だからあなたは まだ見ぬ自分を信じればいい

苦しみを乗り越えた先には 心豊かになったあなたが必ず現れる

だからあなたは 自分の未来に夢をもてばいい

$あったまりんちゃい ~ 陽の光を浴びた言葉たち
                                            
人は生きていく間に
社会に失望し
世の中に失望することもある

人は 社会をたやすく変えられない
人は 世の中をたやすく変えられない

だけど人は 自分にだけは失望してはならない
なぜなら 人は 
自分自身を 自分の力で変えることができるから

人が人生を終えてあの世に戻るとき 
やっと 気づくことがある

それは…… 
本当は生きている間に気づくべきことだったと 
そのとき人は 大いに後悔する 

でも そのとき 
どんなに後悔しても もう後戻りはできない

だからこそ
生きている間に 大切なことに気づきたい
だからこそ
生きている間に 大切なことを心に刻みたい

$あったまりんちゃい ~ 陽の光を浴びた言葉たち
                                            
すべての人は 
等しく 苦しみを抱えながら生きていく
すべての人は 
等しく 悲しみを感じながら生きていく

ただ 人それぞれ 起きる時が違うだけ
ただ 人それぞれ 起きる出来事が違うだけ

すべての人に 同じだけの苦しみが訪れる
すべての人が 同じだけの悲しみを感じる

だけど その苦しみを乗り越えないと
その悲しみを感じないと
人は まだ見ぬ自分に出会えない

人は
まだ見ぬ自分に出会うため
まだ見ぬ自分に出会いたくて
この世に生まれて来るのだと私は思う

まだ見ぬ自分
それは心を成長させないと
絶対にめぐり会えない

まだ見ぬ自分
それは苦しみを乗り越えないと
絶対にめぐり会えない

だけど本当にめぐり会えたとき
この世のものとは思えぬほどの歓喜が
命の源から湧いてくるのだと私は思う

そのとき 人の心は
この世のものとは思えぬほどの
愛の光を放つのだと私は思う

$あったまりんちゃい ~ 陽の光を浴びた言葉たち
 晴れ掲載写真は、たっちゃんさんのブログ『石内の四季』よりお借りしました。http://blog.livedoor.jp/qnxjq020/