渡航から9か月が経ちました。

いつもの登下校の途中で突然目の前をふわふわと白い綿毛のようなものが大量に浮遊しはじめました。まさに降り始めの粉雪が宙を舞うように、運転している車のフロントガラス前方の視界をちらちら漂います。「あ、これがコットンフラワーダンスか」、と母。カナダに来てすぐのころそんな自然現象がこの街の春にはあると耳にし、その時は「来年の春」なんて想像もできませんでしたが私たちの留学もとうとうここまできたのだなぁと実感。学校もまだまだ通常運転、というよりむしろ学年末に向かって加速中。慌ただしい中でも一つ一つがいまだに驚きと新鮮さの連続です。

 

 

5月生活全般のこと

 長い雨の季節が終わりお祭り・ピクニック・会食などの機会が増え、また学年末のため学校行事や大きな課題がドカドカと投下が相次いでいます。本当に慌ただしく、沢山の予定のどれかを見逃して「あ!今日△△に行くの忘れた!」とならないように携帯電話の予定表のお知らせ機能を駆使しながらあくせくの母。時間や場所や持ち物の再確認、送迎、移動中の車中で食べさせる軽食、1週間や2週間単位で考えないと間に合わない課題を子ども達に再確認させ、、、。大変ではありますが正直私自身も楽しく、そして子ども達がいずれ糧となる経験を得てくれればそれが一番。先日ふと息子が、「お母さん、色々ありがとね」と。カナダの自然と新たに出会った人々が彼をそんな風に言えるよう成長させてくれていました。こちらも、ありがと。

 

 

<陸上競技大会>

初旬、小学4年生から中学1年生までが参加する学校主催の陸上競技大会があり娘が参加。運動は長けているわけでも興味もない娘ですが、待ち時間に友達とのお話に花が咲いたりみんなで歌を大声で歌ったり、出店で買い食いしてお友達と交換したり。私が感じるカナダの学校は、生徒たちに無理強いをしない、出来ることを精一杯、楽しめる範囲でやる。そして出来たことをたたえ合う。それを吸収し始めた娘の後ろ姿にほんの少しそれを見たり。

 

<母の日>

同じく初旬、母の日。母の日が教会を中心に発展した風習なら本来に近い母の日とはどのようなものかを見てみたく子ども達と教会へ。会場の母たちに向かい「子どもが幼い時は手がかかる、学生の時は学業が心配、時が経ち成人になれば仕事のことや結婚のことで心配が尽きないのが母。シングルマザー、再婚家族などその形も色々。それでもその時という時はその時しかなく、その時々に意味がある。今を受け止めて今を味わってほしい」という話でした。私の今は、子ども達と海外に行くと決め行動を起こし、そしてカナダにいる、今。長く望んで実現させた今しかない、今。

 

<娘のバレエ>

再び娘のバレエの競技会。今回は出場時間の都合上、初めて学校を早退しての参加となりました。地域主催の競技会が学校で授業がある時間帯に設定されていること自体最初は驚きましたが、周囲に聞くと習い事などで欠席したり早退したりするのは珍しいことではないとのこと。早速事前にクラス担任に連絡帳で連絡。当日、娘が学校を早退する際、クラス担任がクラスメイト全員に向かって「○○(名前)はこれからバレエの競技会に行きます。うまくいくようにお祈りの時間を設けましょう」とみんなで彼女のために時間を割いてくれたそうです。娘はその様なことしてもらったことがないので気恥ずかしく思いながらも、先生と友達の気持ちがとっても嬉しかったと話してくれました。それを聞きながら母はふと、今まで学校の先生やお友達が習い事もひっくるめて応援してくれたりお祝いしてくれたことあったかなと考えていました。学校と放課後が切り離される世界ではなく、子どもにとってはどちらも同一の人間を形成する大切な時間でありその子を作り上げる要素。学業だけでなくその個々の趣味や興味も全て俯瞰して、認めて、一緒に応援してくれるこちらの学校。娘が日本の親族に結果をLINEで報告する際に書いていた言葉、「上手にできたのは、学校のみんなのおかげ。」