昨日の最高気温は17度。
降り続いた雨は上がったが寒い。
まだ雲は重たいし風が強い。
寒いから、動物園に行く予定を変え図書館で過ごした。
北海道・旭川に関する本、歴史に関わる本を読んでいた。
北海道開拓と北方の防衛を担ったのは屯田兵。
明治時代、武士の救済のための国家プロジェクト、それが屯田兵制度。
全国から武士がから移住し、その後、一般人も。
そういう歴史を背景に旭川市は軍都へと。
屯田兵と陸軍は、北海道の防衛と開拓を支えていた。
北鎮記念館にも詳しく紹介されているが、
ここは旭川陸上自衛隊に併設されている。
ここの前身は、陸軍第七師団、日本最大の陸軍。
そのため、彼らは日本の防衛・戦闘のために動員されていき、
シベリア出兵や南方のガダルガナ島やアッツ島などに派遣され、
過酷の戦闘を繰り広げてきた。
また、歴史の波にも関係していく。
二二六事件では、犬飼首相と一緒に殺された渡辺錠太郎
殺した青年将校の三人が、共に旭川陸軍大師団出身。
渡辺和子と彼らは子ども時代の顔見知りというが、
彼女の目の前で父親が射殺された。
その後、彼女はカトリック修道女として生き、
ノートルダム清心女子大学の理事長として職務を果たし
苦しいなか生き抜いた彼女の言葉や著書は、たくさんの人が励ました。
旭川陸軍第七師団は、日本・北海道の戦闘防衛を担う中、
歴史の悲しく思いがけない渦に、揉まれたことも。