Movable Feast now in Stockholm, Sweden.

パリ(シドニー➡️シンガポール➡️上海➡️シンガポール➡️アメリカ➡️パリ)から相方と猫のシンシンと伴にウプサラからストックホルムへ引っ越して来ました。初めての北欧生活、自然の事、音楽などなどテーマを絞らずにいろいろと。


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高い熱が出た時は一人が一番。あせる

 

今回、皆を送り出してしんと静まり返った部屋に戻って息つく暇も無く悪寒を覚えて「ああ、やっぱり来たな。」と体温計で熱を測ってみると40.8度の表示。

 

私は子供の時から平熱が少し高めだけれどもさすがに40度を超えるとどんな厚手の毛布に包まっても寒くて仕方がない。そしてここまで熱が高くなると他の人にいてもらってもどうにもならないので一人で良かった。

 

その晩は雪だまに餌とお水があるのを確認してから朝までひたすら意味不明のただただ歯切れの悪い夢を見ては終わりのない螺旋階段をイライラしながら昇っては降りてはまた昇る様な覚醒と睡眠の曖昧な境界線を不快に絶えず行ったり来たりして、ひたすら嵐が過ぎるのをやり過ごす感じで過ごしました。

 

翌朝、雪だまが足元でいつも通りに寝ているのを確認して台所にお水を飲みにユラユラと歩いて行くと、いつの間にか後ろで雪だまが真正面から私を見据えていました。薄暗い明かりをまだつけていない台所で真っ白な雪だまの形が蛍光灯の光の様にぼんやりと浮かび上がっていました。

 

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相方の妹家族を送った翌日はずっと熱が38度を下がらず、確か作り置きのスープを冷凍しておいたはず、と解凍したスープを温めて飲む以外はずっと寝て過ごしました。その間も、「妹家族はアメリカに無事着いたかな?」と携帯に目をやるもののなんの音沙汰もなし。

 

「連絡がないというのは無事に着いた、という事かな?」と思うものの、相方に電話で話した際に聞いてみるものの、相方にもなんの連絡もないとの事。

 

 

「親しき仲にも礼儀あり」というのは全ての人間関係で成り立つ事だと思うのですが、こういった基本的な事が出来ない相方の妹家族に、自分達の事だけしか見ていない自己中心で自愛的な幼稚さを感じました。彼女らにとっての家族は自分達の欲求を満たしてくれて当たり前な、時間を割いてお礼の気持ちを伝えなくても良い存在なのかもしれません。私にとっての家族は手を伸ばせばその手を握ってくれて、握った手に力を入れたら同じ分だけ握り返してくれる、そういったもの。

 

雪だまはそれこそ猫の手も貸してくれないけれども、そこにいて私を見てくれているだけでも心強い。😸

 

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13日は熱も大分下がって来たのと、以前から約束していた私のパリでの大切な友人との昼食のアポイントがあったのでシャワーを浴びてすっきりした身なりで2日ぶりに外へ出ました。

面白いもので身支度を整えて外見を整えると気持ちも背筋もシャキッとしてきます。😊✨

 

私達がパリからストックホルムへ戻るのは15日。パリで自由になる時間はその日も含めて2日しかない。

 

今回ランチの約束をしていたのは超ハンサム犬、フレンチブルドックのかすけ君のお母さん(又はお姉さん。笑)の tinyapunさん。そしてランチの場所は勿論、私のパリでのスペシャルなレストランの「Les Enfants Rouges」です。ピンク薔薇

 

マレ地区のちょっと上の方にあるこのお店は周囲にもたくさんの趣味の良い隠れ家的な個人経営のお店があるので、ゆっくりと裏路地を歩いていると、ふと後ろから思いがけなく私の名前を呼ぶ声が。

 

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と思って後ろを振り返ると私がひいきにしている相方の服をいつも買うメンズ・ウエアーのお店の店主が自転車から降りて挨拶しに来た。

 

「いつもは眼鏡をかけているのだけど通勤途中はしてないんだよ〜ん」と嬉しい出会い。「後で寄るね。」と笑顔で別れてレストランへ向かう。こういう思いがけない人との出会いが何よりも嬉しい。

 

私はこのレストランに来ないでパリを後にしてしまうと、何か勿体無い、というかパリの生活たるものが未完に終わってしまった様な物足りなさがストックホルムに戻ってからも後を引くのです。(笑)そしてこのレストランには私の大切な人達しか連れて行きません。クローバーニコニコ

 

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ここのお店に一歩脚を運び入れるだけで温かな笑顔が出迎えてくる事を知っている、という事は、一人でいる事の多い私にとってはとても大切な事。

 

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シェフの篠塚・大氏のつくる数々のお料理は絶品の美味しさです。

 

かすけ君のお母さんのtinyapunさんが目にも艶やかな美しい「朱」で決めた出で立ちでお店に入ってきた瞬間、店の中の雰囲気が一気に明るく弾ける!流石、お店の名前に合わせて服のコーディネートを何気になさって見事に決まる粋なセンス!!

 

      image お店に入られた途端、ぱっと明るい笑顔に店内まで幸せオーラでいっぱいにラブラブ

 

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次から次へと登場する繊細な料理の数々に嬉しい大忙し。子牛の煮込み、野性の猪のソテーとワイン煮込み、魚介類のスープなどなどとても美味しい。

 

 image  image そしてデザートも和のテイストが盛り込まれた絶品。ラブラブブルーハーツ

 

お店で次から次へと出される心のこもった舌に美味しく目に喜ばしい数々の料理に私達はお喋りに✖️食べる事に✖️笑う事に大忙し。合間にお店のキュートなウエイトレスさんに「お二人ともマシンガントーク!」と冷やかされてしまった。(笑)

もう心もお腹もいっぱいになって、侍の様に凛々しく格好の良いシェフにお礼を述べてから、私達はゆっくりと雪だまの待つサンルイ島のアパートまで歩きました。

 

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途中、私の大好きなお店のMr(8 RUE CHARLOT, 75003 PARIS)にも立ち寄り、相方に服を購入。このお店は本当に気さくで優しい店主が様々なアドバイスをしてくれて、洋服の生地も、そしてデザインもとてもいい。

 

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お店の人と記念の写真。ウインク

 

名前からわかる通り、男性服専門のお店なのですが、ボーイフレンドの付き添いで付いてきた女性達からいつも「女性向けも作って!」とリクエストも多いそうです。

 

 

image 私はここで自分へのプレゼントにイギリスの香水メーカーのHeeley がMaison Kitsune と初コラボして発売したNote de YUZUを求めました。この香水には岩塩が含まれていて肌触りがとてもいい。そして柚子の香りに思わず柚子風呂に入っているかの様なリラックス効果まで有る様に感じました。是非お勧めです。

 

 

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半年ぶりに雪だまに会う彼女はあまりの雪だまの成長ぶりにびっくり!それでも性格だけは相も変わらず半年前のままの子猫の様な雪だまにデレデレ。💗

私は彼女が大好きです。はっきりと歯に衣を着せる事なく物事を文字通りstraight from the heart に述べてくれてくれる。そしてパリの生活の長い彼女は着るものにも、言葉にも仕草にも生き様が感じられてこれまた格好いい。

 

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彼女の愛息子の犬のかすけ君にはまだ会った事がないのだけれども、ペットと私達の間に流れる言葉を介さない真の感情のかけがえのない大切さと、人と動物の間に歴然と横たわる時間の相対的な作用の違いについて、互いに良く分かっている事なので家族の一員としてのペットについて色々と話しました。ペットにとって私達は母親であり長であり、兄妹であってそしてソウルメイトなのです。人と犬、人と猫、種族は違っても私達は間違いなく家族。

 

豆を挽いて淹れた熱いコーヒーをぐっと飲み干して、またの近い日の再会を約束した後、彼女はさっと美しい鶴の様にかすけ君の待つ家へ脚取り軽く飛び立って行きました。今回、短い滞在中に是非会っておきたかった私の大切な友達の一人です。来てくださって本当にありがとう。この次はかすけ君にも。ワン・ワン!わんわん

 

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出張先からパリに戻って来た相方を前にお説教中の雪だま。「携帯ばかりいじっていないで僕と遊びなさいニャー!」とまるで私の気持ちを代弁。にゃー

 

 

14日のお昼に相方がミラノへの出張から戻って来て私達は翌日の午後にはストックホルムへ戻る事になっているので最後の夜はパリのもう一つの私達の家族を呼んでこじんまりとした食事会を開きました。ゲストの家族は私達のパリの恩人のMJと私達にとっては母親的存在の80代のBM、そして彼女らの友人二人も一緒に。

 

image  カナダ系フランス人のMJは今年の初めに病気が再発して大きな手術を受けたのですが再建手術も受けた後生活も普段通りに戻って一安心。そして相方に何度もパリに戻ってくる様に説得していました。

 

image  彼女はいつも「人生は短い。人生は一度きりしかないのだからしたい事があったら待っていてはダメ。パリはあなた達の住む街。私達はあなた達のために何でもするのだからこのチャンスを逃しちゃダメよ。」と真剣になって言う。大柄で私の相方(185センチ)よりも背も高い彼女が本気になると誰も反論できなくなる様な何かが彼女にはあります。

 

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BMは久しぶりに見た雪だまの大きさにびっくりしているけどその柔らかい白く長い毛と雪だまの穏やかな性格にこれまたメロメロ。BMの息子さんはオバマが大統領だった時に外交補佐の仕事をしていたりして一家全員がとても政治とジャーナリズムの世界に深く入り込んでいる。BM自体も夫の運営をしていた政治関連の月刊雑誌社を通じて未だに主にアメリカ政治論評を投稿しています。

 

そこに私達がストックホルムへ移る前にウプサラに住んでいた頃、いつも私達の以前飼っていた猫のシンシンの面倒を見てくれていた友人が夫同伴でブラジルのサンパウロからバカンスでパリに来ていたので彼女らも途中参加。

 

彼女に会うのは2年ぶり。彼女は2年前にスウエーデンから祖国のブラジルに戻っていたのですが時折、メッセージのやり取りをして近況を報告し合っていました。

彼女のおばあさんは日本からブラジルへの移民で日系ブラジル人。私達が今から10年ほど前、オーストラリアにあるシドニーのクレモンポイント(Cremornpoint)という街に住んでいた時、何と彼女はその頃偶然に私達のいつも行っていたニュートラルベイにあるスーパーマーケットでレジのバイトをやっていた!という事も後に分かったりしてビックリ〜。

 

ブラジル人の彼女の夫と会うのは今回が初めてだったのですが、皆で食事をしていた時彼の仕事が検察官という話しになった途端、MJの目がキラリ。✨

「何ですって?あなたの専門は何?」と真顔になって「私も以前はあなたと同じでマネーロンダリング専門の検察官だったのよ。でも命を脅かす脅迫状を受け取るのは日常茶飯事で家族の身の安全のために子供が出来てからすぐに消費者保護の専門に変えたの。あなたも長い間、その職についていたらダメよ。家族を持つつもりならすぐに専門を変えたほうがいいと思うわ。」と初対面の彼を真正面から見据えて言うのを見ていかにも彼女らしいアドバイスだと思った。言われた本人は突然の事で目をパチクリと。(笑)

 

MJはとても複雑な幼少時代を送っている。義理の母親から腕の骨を折られたりと常に壮絶な虐待を受けて育った彼女は祖国のカナダからパリに来た時、彼女が心に決めていた事はきっと「虐待し続けた義理の母親とそれを見て見ぬ振りして黙認していた父親とは縁を切ってパリに自分の家族、自分の選んだ家族を自分で作って守っていく。」という事だったのではないかと思います。

 

肉親は自分では選べない。そして近親者も自分で選ぶ事はできない。

私もある意味、彼女の言わんとしている事はとてもよく分かる。血縁関係だけが家族を作る要ではない、という事。

 

私の父が亡くなった時、手の平を返した様に冷たい仕打ちをしたのは私の親戚達でした。そして思いがけなく思いやりと気遣いを見せてくれたのは母や父の友人達でした。私が日本を出て人種も育ってきた文化も環境も違う相方と一緒になって家族を作る選択をして、伝統的な生き方とはかなりかけ離れた生活をして来ているけれども、私の日本人としての魂は健在で損なわれる事は全くない、と感じています。

 

でも今の私は血縁関係に束縛される事に「ノー」と言えるだけの人生経験と強さがあります。だから私は今、自分の選んだ家族と伴に生きようとしています。そしてMJもBMも、間違いなく私にとってパリの家族。雪だまも私の家族の大切な家族のメンバー。

 

DNAに縛られない生き方、というのは私に合っているのではないか、と思います。

 

 

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皆で記念撮影。良く見ると真ん中にいる雪だまは黒ぶちの眼鏡。グラサン

 

 

食事会の終わる頃、皆がテーブルを囲んで談笑しているのを見てMJが目にうっすらと涙をためて「私は今晩のこのシーンを忘れないでしょう。」とポツリと言って私を優しくハグしました。そして私も彼女の逞しい肩をぐっと抱き返しました。

 

 

赤薔薇

 

 

愛と心のある所に家族が生まれて、そして家に集うのだと思います。

その晩、私達を包むものは愛と思い合う心でした。そしてそこに集う人々が作る空間は紛れもなくホーム。

 

パリのサンルイ島のアパートでそう感じた夜でした。

 

 

 

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