後継者 | あとりえ・しっぽう 大山阿津子のブログ

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いわゆる後継ぎという話です。


娘のふゆみが地元に戻り七宝を

本格的に始めたいと言ってくれた

時は心の底から嬉しかったです。


今まで延々と続けてきたことを

一番近くにいた娘が評価して

くれたということですから。


でも最近やっと気がついた事が

あります。


昔の伝統を受け継ぐスタイルを

取るのはムリがあるのです。


元々現代アートの分野ですから

そこはやっぱりふゆみの希望の

スタイルを尊重するべきとの

結論に達しました。


        ☆


ちょっと説明が長くなりますが

七宝焼を習得する為東京の

七宝指導者協会に所属した私の

動機は半分不純でした。


実家に戻り東京ロス状態が

続いていた頃、月一で上京する

恰好の理由になったのです。

いわゆる大義名分です(笑)

友達の家に数日スティして日中

七宝の講義や実技、夜は楽しい

TOKYOライフ。


ルンルンと7年間過ごすうちに

七宝技術者課程、

七宝指導者課程、

七宝師範課程と習得出来たのです。


(師範課程は4年間で4人の

各々の分野の著名な先生方の

仕事場で数日間集中的に教えて

もらい、名古屋、新潟、仙台と

旅行気分も味わえました)


最後は結婚、妊娠と続いたので

デッサンの講義は欠席して

出産ギリギリまで3枚の課題

提出を実家で作成する羽目に)


指導者協会は文字通り七宝の

指導者養成なので集まった方は

全国に散らばる先生方がほとんど、

当然家庭を持って教室を開いて

一人で何役もこなすお忙しい

立場の方々です。


かたや時間は比較的自由の

独身娘、地元に戻って好きな

だけ七宝にどっぷりハマれる

好条件。


お陰様で技術者、指導者課程共

優秀賞を頂くというオマケつき。


(結果、師範課程の最後の講義が

特別免除されたらしいです)


         ☆


さて話を後継者として名乗りを

あげたふゆみに戻します。


今更同じように何年も東京に

通って技術、知識、心構えなど

一から学ぶ余裕はありません。


そんな時七宝体験出来る民泊

工房を立ち上げる夢が出来た

わけです。


実際3年間の地域起こし協力隊で

地元は勿論、県内外の沢山の

友達が出来ました。


こまごまとしたフェスタやワーク

ショップなどのイベントが次々

舞い込んできます。


私が当初ふゆみに経験して

欲しかった、基礎から技術を

覚えることや、公募展への

チャレンジは時間が足りず

不可能の状態です。


何よりふゆみと私の七宝に

対する意識の差が大きいのです。


気づいたのですが、私は

七宝制作の世界に没入する

ことが好きで、その前後の

人との交流が息抜きなのに

対し、ふゆみは人との交流

ありき、一人で七宝制作する

のが息抜きなのです。


沢山の人と接する喜びが

大きいふゆみにとって、

ある意味七宝焼きはその

手段だということです。


民泊経営に関して私は

あまり立ち入らない、昔から

住んでいる近辺の人達に

可愛がってもらう、育てて

貰う方が良いと考えています。


外のイベントもふゆみへの

依頼が増えてそれを嬉々と

こなす様子にとりあえず

この状態を静観しようと

思っています。


七宝の技術向上が必要と

思った時、自ら頼んでくると

思います。

少なくとも自分の技術がまだ

未熟であることを本人が

充分自覚していますから。



今まで私が七宝を通して

活動してきたことをふゆみが

続けてくれているならそれを

見守るスタンスでいたいと

思います。


そう決めた時に、時同じくして

私自身のこれからのビジョン

見えてきました。


一からスタートする気分で

今はワクワクしています。


七宝という共通の道なので

二人共同作業はこれからも

続きますが前方に描く夢は

違ってもいい。


いつか私が新しく開拓する道を

ふゆみが興味持ってくれたら

嬉しいですが、強要するつもり

ありません。


何だか清々しい、希望の

秋を迎えていますv^^





山大🏥帰り友人と竹亭でランチ。


100円程値段上がりましたがやっぱり

ここの姫ランチサイコーです!!