前職で会計事務所スタッフだった頃、大きな店舗を建てた洋菓子店さんを担当したことがありました。

大きな店舗は話題を呼び売上を伸ばしましたが、その後伸び悩み。何年か後に元の売上を回復出来た時、そのお店のオーナー夫人はこんな話をしてくれたことがありました。

「店がどんどん先に行ってしまって、何年もかかって、ようやく追い付くことが出来ました。」

この言葉、最近よく思い出します。

◾️大きな店より心が行き届く店
売る側の発想に立つと、幅広いお客様のご要望に応えようと、なるべく多くの商品を置いた方が良いのではないか?と考えがちです。

ですが地域店でそれをやると、往々にして何処か気持ちの行き届いていない、ぼんやりした印象になりがちです。

上記の洋菓子店さんは少しづつスタッフを増やし、スタッフ教育を施しながら「先に行ってしまった」大きな店舗を気持ちを行き届かせられるように心を砕いておられました。

お店の良し悪しは売り場面積よりも、その心の行き届き具合で決まるのではないか、と思います。

よい頃合のお店は、居心地よく感じます。


お店の広さや品揃えは近くに新しくお店が出来たり、お客様の評価で何かと気になりますが、そういう時ほど身の丈に合った頃合を意識したいものです。


それでは今日も良い一日を☆



この記事を書いた人:メオマサユキ

meomasa小地域電器店専門の販促・経営アドバイザー。
1972年大阪生まれ。大学卒業後、会計事務所に約12年勤務。2009年より町の電器屋さん「アトム電器」を展開する㈱アトムチェーン本部に勤務。 2012年より始めたご加盟の電器店さんとの個別経営面談会もおかげさまで270件を越えました♪(プロフィール