経理を税理士さんにお任せしているお店さんも多いですよね。帳面を付けるのはこちらでも、集計して業績や税金の金額を教えてもらうというパターンもそう。

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その時に数字面からのアドバイスをもらうこともあります。

税理士さんによっても大きく違いますが、売上が上がっている場合のアドバイスは「節税対策」、下がっている場合のアドバイスは「経費削減」である場合が多いです。

それ自体は何も間違ってはいませんが、鵜呑みにしてしまうのはとても危険なんですよね。

■売上に合わせて出費を押さえるがマズい理由
結果的にそうするにしても、売上が落ちたからと目に付く大きな経費を片っ端から抑えにかかると、売上回復のカギを握っているものまで、切り落としてしまうことがあります。

例えば販促費などはそうです。

販促効果が出ていないからと、チラシ配布やニュースレター送付などの販促活動自体を止めてしまうと、お客様が離れてしまい、状況がどんどん悪い方に行ってしまいます。安全や品質に関する部分についてもそうですよね。

その場合はただカットするのではなく、効果が出るやり方に変えて行かないといけないのです。ダイエットをしたくて運動をしても効果が出ないのであれば、運動自体を止めるのではなく、他の方法をやってみる必要があるのと似ています。

税理士さんや銀行の担当者さんは数字を見て評価するのが仕事ですから、その面からのアドバイスがもらえます。

ただ彼らは判断材料を提供しているに過ぎません。

その判断材料をどのように用いるのか判断するのは経営者。

だから本当に大事な経費は自分の責任のもと、確保し続けなきゃいけないんですよね。

それでは今日も良い1日を☆

この記事を書いた人:メオマサユキ

meomasa地域電器店専門の販促・経営アドバイザー。
1972年大阪生まれ。大学卒業後、会計事務所に約12年勤務。2009年より町の電器屋さん「アトム電器」を展開する㈱アトムチェーン本部に勤務。 2012年より始めたご加盟の電器店さんとの個別経営面談会もおかげさまで240件を越えました♪(プロフィール