今回はズーム909(セガ)です。

イメージ 1
6月24日はUFOの日ということでいろいろ調べていくと、今年からUFOキャッチャーの日というのも加わったようで、それなら愛しのセガ様でいかなければならないと感じ、こんな懐かしのゲームを見つけました。個人的にはいろいろと複雑な思いのあるゲームだったりもします。

イメージ 2
3Dシューティングゲームです。右下にあるように1982年の作品なのですが、分かりやすい時代背景でいうとゼビウスが出るちょっと前のゲームで、それで3Dに挑戦しているセガはやはり当時かなりの技術力があった会社という証明でしょう。

イメージ 3
操作は操縦桿とスロットルレバー。大本の大型筐体を見たことがないので、チラシの資料を見る限りそうなっていて、つまりアフターバーナーIIと同じ操作系となります。さすがにミサイルはなく、1種類の弾のみですが、そういった意味ではアフターバーナーの元ととなったゲームともいえるかも。

イメージ 4
ゲーム内容は前方から来る(スピードを遅くすると後ろからも来る)敵を撃っていき、上部に表示されているノルマを達成すると残り時間がボーナスとなり、次のステージへ。ただノルマが達成できなくてもミスにはならず、強制的に次のステージへと移るだけです。

イメージ 5
1面は地を走るステージでしたが、2面は宇宙。特にやることは変わりませんが(笑)。2周目だと破壊できない隕石がでてきます。

イメージ 6
3面は再び地面へ。今度は道に障害物が登場します。破壊不可能なので、間を抜けていきましょう。

イメージ 7
4面は地面なのですが、どこかの星を走っているようなステージ。ここでは破壊不可能な柱が登場します。ここの面は特にですが、プレイするとスペースハリアーの雰囲気になります。

イメージ 8
5面で再び宇宙に。ここには機雷が浮いていて、破壊すると画面が激しくフラッシュします。

イメージ 9
そして6面では巨大UFO登場。敵機をどんどん吐き出してくるので避けつつ、四隅のエンジンを壊してから、本体を狙います。

イメージ 10
見事破壊成功。さすがにドットの絵は荒いですが、これをこの時代に3Dでやってのけてるのは凄いの一言。

イメージ 11
巨大UFOを倒した後は再び1面に戻ってループ。

イメージ 12
イメージ 13
敵の中にはこんなしっかりしたUFOもいます。

イメージ 14
実はゲーセンではそれほど出回りがなく、一番初めに見たのはSC-1000の移植版でした。なのであれをオリジナルゲームと思っていて、しかも少し遅れてスペースハリアーなどが出たあたりで見たので、頑張ってるけどハードの限界かなぁ、なんて印象しかありませんでした。それからずーっと後になり、レゲーのコーナーでこれを見た時は衝撃でしたね。SC-1000と全然動きや画質が違うし、スペハリの前作といって差し支えないゲームが1982年にすでに出ていたとは、と。惜しむらくはその時は大型筐体でもアップライトでもなく、テーブル筐体に無理矢理つないだレバー+ボタンのゲームになっていて、スピードの可変もボタンで行っていました。実際にプレイすると当たり判定の部分では粗さもあり、理不尽な壊れ方もするのですが、資料的な意味でもゲーセン版は残しておいてほしいですね。SC-1000版もいいのですが、タイニーな移植になっているので、こちらも何かの形でプレイできたらなー。メガドラミニに隠しで入れるとかどうですかねぇ(笑)。