今回はアラビアンマジック（タイトー）です。
金ローでアラジンをやっていたので、これ。どちらも千夜一夜物語を基調としているものの、かなり脚色されているので、派生の別物といってもいいのかも。千夜一夜物語も元の話は全然少なくて、後から追加したものがアラジンと魔法のランプだったり、シンドバッドの冒険だったりするので、正直ごちゃごちゃです。マギなんか読むとさらに悪化（笑）。
魔王バランテスをやっつけにいくというベルトアクションゲームです。４人同時プレイが可能で、たまに４人用を見かけましたね。
プレイヤーも４人から選択。シンドバッドがいるので、シンドバッドの冒険の一節なのかも。
４人の共通の操作方法として攻撃ボタンを押しっぱなしで防御ができます。実はこれができないとゲームを進めるのが無理な感じ。シンドバッドはこの状態で溜め技が発動するので、もしかしたら一番使いやすいキャラかもしれません。
通常攻撃はリーチが短いため、溜め技のカオスクラッシャーが基本攻撃。他のキャラもリーチが短いのでコマンド技などで対応していきます。唯一、リサ姫は魔法を撃つのでリーチは長いですが体力不足。
リーチの問題がある中、敵の数が多い。この辺はさすがルナークのタイトーといったところ。こっちのリーチは短いのに、敵の刀は攻撃範囲大きいんだよなー。
１面ボスは双刀使い。攻撃を喰らうとしばらく防御に徹するので、解除とともに攻撃をぶち込みます。途中怪しげな魔法で子分を召喚したりします。
魔王を倒すためには宝石を７つ集めなくてはいけません。
２面ボスは阿修羅。ん、アラビアンナイトじゃなかったっけ？
阿修羅を倒すと仲間になるから助けてくれと懇願されます。魔法のランプに閉じ込めて、いずれ活躍してもらいましょう。
宝石集めをしていたらなんと王様は猿に変えられてしまいました。ちょっとかわいいのでこれでもいいか（ダメ）。
３面は空飛ぶ絨毯に乗って空中戦。なんかアラビアンナイトしてるねー。
敵をやっつけていたらロック鳥に遭遇。元の話だと足にしがみつくのがやっとだった気がしたけど、今回はやっつけてしまいましょう。
ロック鳥を倒したら砂嵐に巻き込まれ、謎の土地へ不時着。このゲームは敵同士に当たり判定があることが多く、このアリジゴクのところでは勝手にアリジゴクに殺されていったりします。
４面ボスはカンジジ。見るからにインドっぽい（笑）。こいつも倒すと仲間になります。
オーソドックスな罠に引っかかってしまいました。バカなのかな（笑）。
そしてちっちゃくなった主人公たちにちっちゃい敵をぶつけます。魔王様もバカなのかな。
ここからは魔法のツボに吸い込まれて、不思議な世界を進んでいきます。
ようやくツボから脱出したと思ったら魔女が待っていて、ドッペルゲンガーとの戦いになります。この時、敵が魔法のランプを落として放置していると、敵の魔法が発動してしまうので、ランプはすかさず回収しましょう。
魔女に体の大きさを元に戻してもらったら、魔王の島へ行くために船に密航します。ちょっとどっちが悪人か分からなくなってきたな。
船長を倒したと思ったらクラーケンが登場。足を全部切り落とすと、助けを懇願（またか）。
クラーケンに乗って、いよいよ魔王の城へ。ここはさらに敵が多くなるので、少しづつスクロールして敵を少しづつ倒していきます。
いよいよラスボス登場。この手からビームがかなり痛いので当たらないように。
倒したと思ったら、聖獣のようなものを呼び出してブレス攻撃。
聖獣も倒したら、今度は再び本体での攻撃。今度は分身してきます。このビームの嵐はとにかく上でやり過ごすしか。こんな困った時には、魔法だ！
ジーニーやら途中で仲間になった神々が登場。強いのですが、ちょっとしか滞在してくれないんだよね。
ということで最後は自ら。
めでたし、めでたし。
ベルトアクションとしてはやや後発のゲームで、グラフィックは綺麗なんですが、かなり難易度が高い。４人同時プレイができるゲームって総じて難易度が高いイメージがあり、このゲームもそんな１つです。一撃のダメージが半端なく、敵に両側を囲まれるとあっという間に１人失っていたりします。ファイナルファイトのような無敵技がないため、脱出するには魔法しかないのですが、ジーニー以外は画面全体に攻撃がいかないので、脱出できないことも。しかしその部分さえ目をつむれば、なかなか楽しめる作りになっていて、しっかりパターンを作れる人はクリアまで行けたみたいです。ややインドが混じっていますが、アラビアンナイトの雰囲気もしっかりあって、佳作な印象。タイトーメモリーズのみ移植されているので、コンティニューしまくりながらクリアすると楽しいと思いますよ。