観た、『コンタクト』 | Joon's blog

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支離滅裂

『コンタクト』を観ました。

 

幼い頃より宇宙に関心を示していたエリーはSETI=地球外生命探査の研究者となり、今日もどこかの星との交信を図っていた。

エリーを快く思わないドラムリンの妨害を受けつつ、スポンサーを見付けたチームが観測を続行する中、ヴェガから発せられる信号を受信。そこには何かしらのメッセージが含まれている事にチームの心は浮き立つ。

大いなる発見でありながらもこれを深刻視する政府は、ドラムリンをチームの責任者にした上で研究の継続を認める。

チームに出資する謎の実業家ハデンの協力で、エリーはメッセージの解析に成功。それは宇宙間を移動できる装置の設計図だった……というお話。

要約すると、宇宙に惹かれる科学者がメッセージの発信源である星に向かう話です。

 

地球外生命との接触=コンタクトを図ろうとする、基本的にはSF作品としてジャンルされる内容ですが、そこに政府やら宗教が絡んでくるのが新鮮、かつ変化球気味の作品です。

SF作品は科学的根拠を追求するべきだと思い込んでいる人に言わせれば、変化球どころか大暴投なんだろうけど(笑)。

ヴェガからのメッセージを受信した、これを解析したら宇宙間移動装置=ポッドの設計図だった、さっそく作ってヴェガに行こう!という流れになりますが、これが現実であればそう簡単に話は進みません。

宇宙を舞台にした作品は多々あれど、今のところは宇宙なんて当たり前に行ける場所じゃないんだよね。無邪気な科学者の好奇心だけで宇宙開発が進んでいるとは思えないし、ロケット一つを作るにしても我々の知り得ないところで諸問題を抱えているはずです。

その辺を思い知らせる、割と現実味のあるお話でもあるように思えます。

 

遠い星からのメッセージを解読すると、それは宇宙を航行する機械の設計図で、これを基に建造した機械でその星に向かうのがお話の主軸です。

ちょっと『宇宙戦艦ヤマト』がチラつきますね(笑)。

地球の危急のために遠方まで行かねばならないヤマトに対し、こちらは地球人の冒険心を試しているような感じ。

 

異星人との接触を描く作品に政治や宗教の要素なんか要る?という疑念を抱いている人も少なくないようですが、俺ッチの知る限りではそれらは全て日本人です。日本語しか読めないし(笑)。

無神教国家というか、宗教のように信仰するものがない日本人だからこその意見なんでしょうね。宗教が暮らしに密着している外国では、この辺に関してどう思うのかな。


SFマニアによる実際はそうじゃねぇ的な発言はさておき(下世話に思える突っ込みも人それぞれの映画の楽しみ方なので…)、当時は評判が芳しくなかった本作ですが、その低評価の多くは日本の描写がおかしいというツッコミだった記憶があります。

それを頭の片隅に置きながら観てみたところ、おそらはくエリーが軍艦で待機していたシーンに関してだったのかな?

俺ッチには何がどうおかしいのかが分からなかったんですが、そもそもアメリカの軍艦内に設けられた部屋にすぎないし、部屋の内装はアメリカ人が改修したものだろうから、隅から隅まで日本家屋のしきたりに即する必要はないんだから別にいいじゃん?と。

なら、どうしてわざわざ日本風の部屋に改装したんだとか食い付いてくる人もいるでしょうが……うるせぇな、そんなの本筋には1ミリも関係ないところでしょ(笑)! たったこれだけで作品自体の評価を貶められる人って、映画との接し方を知らない人だと思うんだ。

 

…大体ね、政治やら宗教やらを排してしまえばコテコテのSFになってしまうし、そんな作品にジョディ・フォスターさんが出るわけないだろう(笑)!

ジョディさんが出ている時点で、特撮だらけで派手なビジュアルが売りなだけの作品ではないと察せる人は、かなり映画に明るい人だと思います。

悪い言い方をすれば、ジョディさんは意識高い系の澄ました女性というイメージがありますが(しくなくとも公開当時は)、それは確固たる固い信念を持っているからこそで、その辺がエリーという役にリンクしているんですよ。

 

ラストでは、エリーは実際にヴェガに行ったかどうかを検証する公聴会(審問会?)が開かれます。

エリーの答えは我々を煙に巻くような曖昧なものでしたが、そこでは明らかにならなかった極秘とされる事実…!

ここは相対性理論を知っておくと深みが増しますよ。

 

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Blu-rayの映像特典はCGのカラクリを見せる、個人的に一番つまらないと感じるやつです。

ジョディさんの音声解説は面白そうですね。