隠岐の島ウルトラマラソン 熱中症で初リタイア | 想像と創造を膨らませるビジネスチューインガム

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標題にもありますが、今回100km完走は確実にする、できれば12時間以内でと思っていたのですが、残念ながら大会出場では初のリタイアとなってしまいました。


想像と創造を膨らませるビジネスチューインガム-隠岐の島ウルトラマラソンスタート
この時点ではまさかリタイアするなんて夢にも思っていなかったのですが・・・

スタートは5時で雨曇り。100kmの部は男女合わせて334人が出走となったようです。

スタートしてしばらく海岸線を走るコースですので、それほどアップダウンはなかったですが、途中なんどか、やはり上り下りがあり、島ならではの湾曲した地形にちょっと四苦八苦します。雨も小降りとはいえ、やや気になる感じでした。

ところがその雨が止み始めると、気温が急上昇し、湿度が高いままだったこともあって、汗がかなり噴出します。そして25kmぐらいから35kmのおわりぐらいまでの急激な上り坂。ここが一つの勝負どころと思っていましたので、気合を入れて上りきりましたが、そこで安心したのが運のツキだったかも知れません。

48.5km地点のレストステーション(五箇学習センター)までは休まずに行きたいと思っていたので、給水はそれなりにとっていましたが、体調の変化、つまり体温が上昇しているということまで気が回らず、休憩なしで走っていました。

そしてもうあとちょっとでレストステーションと思い始めてから、想定していた以上の坂が出てきて精神的にちょっとあぶなくなって、最後は坂ではなかったと思うのですが、2~3回足がふらついて蛇行したかと思うと、知らない間に足元がおぼつかなくなって、沿道に倒れこんでしまいました。

そこからは巡回スタッフの人が声をかけてくれて、意識不明ということはなかったですが、倒れてからスタッフの方が来るまではもしかしたら気を失っていたのかも知れません。なぜかいないはずの子供のことを心配していたのを思い出します。フラッシュバックというかデジャヴというか、その場面を感じてしまいました。そしてその時点で急に暑さを感じてきました。

その後、足元のおぼつかないまま、救護所に運ばれて、待機している医師の方に診察してもらい、軽い熱中症だろうと診断され、点滴を打ってました。血圧もかなり低く、体温も横になってもう落ち着いた状態で37.7度だったので、38度は軽く越えていたでしょうし、もしかすると39度ぐらいあったのかも知れません。

とにもかくにもそこでお世話になったおかげで、急激に回復はしたわけですが、午後はもうリタイアバスに乗ってゴール地点へ向かいました。そして誰もまだ入ってきていないゴール写真をパチリ。絶対戻ってくると思っていたのに、非常に残念です。


想像と創造を膨らませるビジネスチューインガム-隠岐の島ウルトラマラソンゴール
ここもヘロヘロになっても確実に通ると思っていたので残念です。

その後後遺症的なものもなく、至って普通に過ごせましたが、巡回スタッフの方や救護所までの搬送の方、あと診察してくださった医師や看護師の方がいなかったら、と思うと感謝、感謝です。大会の安全性がきちんと確保されているので安心して走ることができるというのを改めて思いました。

それにしても、今回は体調もよく、足にも不安なく、実際43km走りましたが、足が痛いということもなく、かなりの坂を乗り切れたにも関わらず、ダウンしてしまった原因は

1、熱中症対策として水分を頭などにかけることをしなかった

2、結果的に寝不足気味だった

3、レストステーションまで休憩を取らずに走ることに固執しすぎた

の三点かなと思います。食事もそれほどとってはいなかったですが、空腹が原因ではなさそうで、やはり熱中症対策が甘かったとしか言えないですね。

日頃の練習も朝5時から8時ぐらいですし、今回の9時半過ぎや30度近いときの練習はしていなかったので、対策への意識が低かったですね。そしてこの日は雨が降っていたので、いつもは着ないブラック系のウェアで臨んだのですが、これも結果的に裏目でした。

寝不足に関しては日頃は夜中に目を覚ますことはないのですが、今回はなんどか目が覚めましたし、3時半ごろにおきて、サイクルがいつもとちょっと違いすぎたのかも知れないです。

そして目標を設定して、これまでクリアしてきたので、レストステーションまでノンストップで、という設定にこだわりすぎて、給水所などで、もっと休憩して体を多少でも休ませてクールダウンさせておけばと後の祭りながら、思いますね。

今回のリタイアはあきらめたわけではないので、自分の中では仕方ないと思う面もありますが、悔しいのは悔しいですね。結局完走は234人と完走率70.1%ということで、前回の80.4%よりはかなり落ちたみたいですが、それでもその3割に入ってしまったので、残念。朝の5時から応援してくれる島の人々の温かさは感動ものでした。ぜひあの急坂をもう一度制覇して、来年リベンジしたいところです。