昨日は大阪・淀屋橋にあるミズノ大阪店にてプリジションフィット を体験してきました。
プリジションフィットというのはカウンセリングをしながら最適なランニングシューズを提案してくれるシステムです。足型だけではなく、形状、関節の柔軟性、走法、ペースなどいろんな角度から見て、シューズを選んでくれます。もちろん無料です。
実は走り始めてからずっとミズノのシューズをはいているのですが、昨秋から履き始めたミズノインスパイアを履いてから、右足小指が痛くなったり、つま先から血が出たり、どうもフィットしていない感じがしていました。
ですが、これを履いてから記録はそこそこ伸びていましたので、まあ、そのうち慣れるかと思っていたのですが、右足指のウラなどが痛くなる始末で「これはどうしたものか」と思いながら2月15日の泉州国際マラソンを走ったのですが、大会中は大丈夫だったものの、終わってみると両足親指と左の中指、人差し指は思い切り内出血で真っ黒に・・・。痛みは2日程度で治まったものの、やはりこれはきちんとフィットしたシューズを見てもらわなければ・・・ということでミズノ大阪店へ行ったわけです。
店に着いてすぐ、若いお兄さんの店員さんに声をかけました。店員の方は根路銘(ネロメ)さん。見るからに沖縄出身という顔立ちでした。早速、
「今はいているシューズが合っていないような気がするので、合っている靴を調べたいのですが・・・」
というと、「どうぞこちらへ」という感じで、プリシジョンフィットの前に連れて行かれました。
「ではまず靴下を脱いでください」
ということで靴下を脱いで、プリシジョンフィットのガラス面の床に乗ります。そして前と後ろにカバーをかけられて足の計測が始まります。その間に、いつもどれぐらいのペースで走っているのか、シューズのサイズはどれぐらいのものを履いているのか、一週間にどれぐらい走っているのか、という感じでカウンセリングを受けます。
そうしている間にスキャンは終了して、今度は関節の動き、歪み具合を図るということで片足でたって膝を軽く2,3回曲げてみます。これを録画しておいて、跡で標準のフォーマットと比べて、ゆがみ具合をチェックします。幸いこちらは特に問題ないという診断でした。
そして最終的にプリントアウトされて出てきたものを見ると、僕に合うシューズは実際今はいているインスパイアと出てきました。
診断によると僕の足はアーチがそれほど高くなく、安定感はあるものの多少バネを使うというよりも筋肉で走る感じになっているので、その点を解消してくれるサポートタイプのシューズがいいと出たようです。
安定感はあるのですが、足の運びがつま先が外側に向くということで軽度のオーバープロネーション(足がやや傾いて走行している)ということで、それを修正する意味合いのシューズがよいということなんですね。
ではなぜオススメのシューズなのに、こんなに足が内出血するのでしょうか?
「それはサイズが合っていない可能性がありますね。お客様の場合、右が25.5cm、左が25.2cmですので、26cmもしくは26.5cmがオススメですね。小さいのも足が当たってしまいますが、大きすぎても中で足が動いて当たってしまいますから、ちょうどつま先に指一本入る程度のものがいいと思います」
うーん、なるほど。右足が左足より長いのですが、幅は左の方が大きいということで、右足にあわせたサイズで、左足の幅ということなんですが、幅広のものを履くと、右がそれほどでもないので安定感がなくなる可能性があるということでした。とすれば今のインスパイアはワイドではないのでサイズの問題?
そこで根路銘さんに対応策としてシューズの紐の結び方を伝授してもらいました。
まずはかかとをあわせてシューズを履いた上で、甲にあたる2本の紐はきつく締めないようにして、最後のところはタンにあわせてきつくしばってくださいとのこと。こうすることで、坂道などで足が前に出て行くことを防げるといいます。
ランニングシューズは大きめということで、27cmを選んでいたのですが、足から血が出るのでさらに大きいものを選ぼうかと思っていた矢先でしたので、フィットしている靴を選ぼうと思いました。
そのほかアドバイスをもらったことは・・・
・20kmも100kmも同じシューズでかまわない。
・だいたい400km走るとシューズは交換してほしい。
・一番後ろにある穴へ紐を通すのは少し履きなれて靴が柔らかくなってから。
などです。いやあ、ためになりますね。
結局何も買わずに測定だけして帰ってきたのですが、今の靴のかかとの後ろの外側だけ減っていることもきちんと診断結果で出ていましたので、なんとか修理してでももうちょっと工夫して今もっているインスパイアで走ろうと決めました。
足裏のどこが着地しているのか、などがわかります。平行脚とわかってちょっとよかったです。