アバディーン・アンガス
先日常連のM様より教えていただきました。
アバディーン・アンガス
スコッチ
レモン
蜂蜜
ドランブイ
このカクテル面白いのは
冷たくも熱くもないと言うところです。
???と思う方も多いのでは
このカクテルシェイクもしなければ
氷も使いません。
レモンと蜂蜜をスコッチの中に溶かし
火をつけて暖めたドランブイをその中に注ぐという
常温でつくられるカクテルなのです。
個人的には選ぶスコッチは
アイラモルトのような
個性のはっきりしたモルトでつくった方が美味しいと思います。
アバディーン・アンガスとは
スコットランドにある州の名前を冠した
牛の名前なのですが
アバディーン州とアンガス州
その二つの地方では古くから
猟に出た男たちが獲物の前で
焚き火をしながらこのカクテルを飲んでいたそうです。
このカクテルがいつの時代のものか
明確には分かりませんが
おそらく
1900年代前半に呑まれていたように考えられます。
(ドランブイの歴史から推察)
炎を宿したドランブイが注がれるその姿は
まるでその時の情景を連想させるようなものがあります。
味は非常に複雑で
飲むたびに変化していく呑み応えがあるカクテルです・・・
ってこんな暑い日におすすめするようなカクテルではないですね・・・
ですが
男の浪漫が薫る男酒・・・
これを呑まなきゃ男じゃありません。
今回は写真がありませんが
ぜひカウンターでその姿を見てください。
美しく燃え上がる炎がグラスに流れ落ちる姿は
とても幻想的です。
BAR ATLANTIS
京都市中京区四条先斗町上がる松本町161
TEL 075-241-1621
http://www.atlantis-net.co.jp/
川床席は条例により23:00までの営業となっております。
雨天の場合は中止になる場合もあります。
ご了承くださいませ。