まだまだ一般的に知られていないだろう詩誌『ココア共和国』。
なにせ、紙版の方は、以前、ジュンク堂においてもらえないどころか、注文しようとしても、
店員さんに断られてしまった。
「ネット書籍の方で、ご注文ください」と。
(今はどうか、わかりません)
で、しかたなく、電子書籍にしか乗らない佳作入選の時は、ジュンク堂のhontoでずっと注文している。
今はどうなんだろう?
どころで、6・7・9月号と落選で入国できなかった『ココア共和国』10月号の電子版佳作選に無事、入国できたのですが、
昨日、やっとhontoで電子版を買いました。
(紙版は、傑作選に掲載の時だけ購入)
初めて、秋吉久美子さん「こりゃいいね」と、いがらしみきおさん「絶賛」とお二人からのダブル賛辞を受けました。
これまで単独で賛辞を頂いたことはありましたが、ダブルは初めてのはずです。
お二人の賛辞は、上位入選である「傑作選」の評価とは、全く連動していません。
ですので、僕が「傑作選」に選出されたときも、全く賛辞を受けていない場合の方が圧倒的でした。
というよりも、ここ1年ほど佳作の時も含めて、ほとんど頂戴した記憶がありません。
(記録を探ると、’22年5月号の秋吉さん以来ですから、1年半以上振りですね)
当然ながら、それはいくら傑作選に選ばれても、秋吉久美子賞にも、いがらしみきお賞にもまるで候補にならない、ってことを意味しております。
今年の選考対象は、12/31までなので、先月の11月号分は、投稿しましたから、残りあと1回、今月投稿分までが対象ということになります。
でも、別に両賞対象に詩が作れるわけもなく、また、そんな便利な方法もありませんから、ただ淡々と自分の詩を送るだけですが。笑
ちなみに、10月号の佳作入選のそれは、抒情詩というよりは、ちょっと表現技巧で「遊んだ」系の社会派詩のものです。
僕は、あまり生活系をモチーフにしても、抒情詩にならず、社会派系の叙事詩になる場合が多いです。
この間の雑誌『望星』の入選掲載詩もそうでしたか。
僕は、『ココア共和国』への投稿は、’20年6月号から始めていますが、一時的に2ヶ月間、投稿を見合わせた期間もありましたが、
今は基本、必ず毎月、どんなに小説系の執筆で忙しくても投稿することにしています。
(最低限、この『ココア共和国』に1篇、もう一つ、『ユリイカ』か『現代詩手帖』のどちらかへ1篇を義務かしています)
新作の時もありますが、どちらかと言えば、落選作の改稿提出先にしています。
他の賞での、原稿用紙設定の20字の1行字数よりも、ココアの30字の方が、僕には書きやすく、
僕の第1詩集も、その30字・30行の設定にしています。
もう『ココア共和国』に出すことが月課になっているので、上位入選したら、それはパブリックに評価されたので、
やがて編む詩集へ掲載しようという指針にしています。
入選者の顔ぶれを見ると、『ココア共和国』の傑作選の常連の方々は、ほとんど『ユリイカ』か『現代詩手帖』へ出してない気がします。
もしかしたら、僕と同じく出しても落選し続けているのでしょうかね。