土曜日に、武庫川女子大学主催の小説家、森見登美彦さんの講演会へ行ってきました。
正直、この作家の講演会巡りも毎年、頑張ってさがしてましたが、
そろそろ自分からは探さずに消極的参加へとどめようと思いはじめだしたのですが、
なぜか年内に、後4個は行く予定です。笑。
日にちが合えば、と思っていたら、
上田岳弘さんを始め、森絵都さんなど広告や記事を見つけてしまうんですよね。
今の、小説って何だろうと疑問に思ってると、講演を聴いても、
混乱するばかりなんですよね。
さて、森見登美彦さんの肝心の講演内容ですが、
パネリストの司会や女子大学生からの作品に関する質問を受けて、
森見さんがそれに答える形のトークをするものでした。
一番印象的だったのは、その作品世界に相応しい語り口ができるキャラクターを考えることを、
最初にする、というもの。
ストーリーありき、じゃないんですね。
主人公を決めて、じや、そんな子どもを育てる親はどんな人で、
ライバル的なキャラクターは、こういう対照的な性格なら、いいね、と作品世界の骨格を構築する方が先なこと。
少し、なるほど、と思いました。
ある意味、キャラクター設定の本当の考え方を、改めて、教えてもらったような。
そうしたやり方は知っていたし、やってたつもりだったけど、
仏作って魂入れずになってたかな、と、
自分を大きく反省しました。