すっかり詩人なんだ、と | 読書と、現代詩・小説創作、物語と猫を愛する人たちへ送る部屋

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小説や詩の創作、猫また大学通信を書いています。Twitterは、atlan(筆名:竹之内稔)@atlan83837218 放送大学在学中。「第8回新しい詩の声」優秀賞を受賞。
 京都芸術大学の通信洋画&文芸コース卒業/慶應義塾大学通信卒業/東洋大通信卒業/放送大大学院の修士全科生修了。

ところで、ここ2週間ばかり、
小説と物語のことばかり考えていると、
ときどき、詩を無性に書きたくなるときがあります。
 
どうやら、
この夏の集中制作の結果、
僕は詩を書かずにはいられない体質に、
いつのまにか、なってしまったみたいです。
 
一応、毎月一篇出すことを決めている地方新聞文芸欄へ出す用のものと、
ずっと悩んでた伊東静雄賞の応募作品、
それに雑誌『ユリイカ』用の作品を、
前者は数日前、残り二つは昨日、さっさと書き上げて投函しました。
 
後者の伊東静雄賞向けは、候補作を詩の教室に出したら、
先生から、こてんぱんに駄目出しされたので、
それは取りやめて、
別の素案をひょいと書き直しました。
 
没案は、伊東静雄賞に合わせた、やや近代詩的な作風なのに、
先生から駄目出しだったのが意外でしたが、
また書き直して、他の賞へ出すことにして、保留にしました。
 
で、新しく書いたのは、
おそらく、こんなのでは、佳作も無理だな、
と初めから諦めざるを得ない密度のないレベルで、
例年の入選傾向からは的外れな作風です。
でも、ミョウチクリンな分、現代性とオリジナリティはあるという、とても変わった作品になりました。
応募は、完全なる博打みたいなものです。
出すことに意義があるので。
 
『ユリイカ』用は、
表現というよりも発想重視、物語性重視の作品。
ある意味、いつか詩集を作るための共通の物語性のある作品。
これも、もう落選とかも関係なく書いた作品です。
自分のワールドを作るための作品。
 
ともあれ、不思議です。
そもそものところ、詩は、あくまでも小説創作の余技のつもりで、2年と数ヶ月前に始めたものなのに、
こんなにも身近で、必要不可欠なものになるなんて。
成長することの凄さを改めて認識します。

小説・物語の方は、作品ごとのワールドが一旦、出来上がったら、
書きたい衝動を止められませんが、
詩と違い、普段は、全く書けない苦しみの方が、長いです。
 
おまけに、詩の方は、
近代詩風、現代詩、童謡・少年詩と、
どれもそれなりに書けるルートは開発でしましたしね。
 
どうやら、そろそろ、自分は詩人です、
と名乗ってもいいかなという気持ちになりました。
詩集用のお金、数十万円を貯めないといけないかな。
私家版なら、30万円ほどでできるのかな。