なんとなく、心の中にモヤモヤが出来ました | 読書と、現代詩・小説創作、物語と猫を愛する人たちへ送る部屋

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小説や詩の創作、猫また大学通信を書いています。Twitterは、atlan(筆名:竹之内稔)@atlan83837218 放送大学在学中。「第8回新しい詩の声」優秀賞を受賞。
 京都芸術大学の通信洋画&文芸コース卒業/慶應義塾大学通信卒業/東洋大通信卒業/放送大大学院の修士全科生修了。

松本祐子さんの〈未散と魔法の花シリーズ〉全3巻を、読み終えました。

 
何度か書いているように、とても勉強になりました。
改めて、児童文学作品の書き方を、問い直すきっかけになりそうに思っています。
 
この段階で、この作品に出会えたことを、ある意味、必然から運命へ変えようじゃないか、と感じていますが
本当にそんなものに変えれるかどうかは、
これからの僕の頑張り次第で、頑張らなくては、と考えています
 
さて、今回、
この3巻を読んだお陰で、僕の心の中に、
〈モヤモヤとした、名づけられないモノ〉が生まれました。
実は、この「モヤモヤ」で、名づけ難いモノこそが、
大事なんだと最近、思っています。
 
例えば、詩の場合、安易に言葉のレッテルを貼れないからこそ、
書いて、詩の行が生まれます。
簡単に悲しいとか、寂しいとか、言えるモノなら、
詩にはできません。
モヤモヤして、言い難いからこそ、
書いていて、発見があって、
その発見を読み手に共有してもらえる作品、詩が生まれるんです。
 
今回、
ちょうどいいぐらいに、
もう既に作品として、出来上がっている300枚のファンタジー世界を、
崩して行けるぐらいの、感じのモヤモヤ度になって濃度が濃くなっています。
 
今だから、自分にも分かります。
小説や物語を紡ぐには、何とかして、このモヤモヤの名づけ難いものが、
なければならならないんだ、と。
 
それは、香盤表や構成プロットといったものをいくら作っても、
表面だけをなぞっているだけで、何か足りない、と感じるのは、
これだっんたでしょうね。
 
詩の場合、このモヤモヤは短く終わる分量なんで、ちょっと済むけど、
物語の場合は、なかなか捕まえられませんから。
 
この知見や感覚、詩では、理解かつ認識できてたんですが、
物語では、まだ自家薬籠中の物にできてませんでした。
 
モヤモヤ感を、今ここで、
無理やり、言語化しておきましょう。
以下の通り、
 
主人公に与える課題やら試練やら、発見すべき世界観と成長。
試練が生む破滅や困難さといった危機的状況と。そこからの脱却。
新たな人物の登場、その関係性の深化と変化。
伏線回収と、プチまとめ、転がり拡大する状況から全ての終息。
 
うーん、こんな感じかな。
そんなこんなが頭の中で、脈絡なしに渦巻いています。
それを書いていけば、少しずつ整理される感じかな。